2回
2025/12 訪問
何度でも足を運びたい。冬のおぶねは贅沢三昧！
2025/12/14 更新
2023/12 訪問
名物"遠州夢咲牛のトリュフすき焼き"静岡に来たら必ず立ち寄りたい、地元のお客さんに愛されるお店
年末に地元に帰省する途中で立ち寄ったこちらのお店。主人が以前からどうしても食べさせてあげたいと言っていたお店にやっと行くことができました。
夜19時の訪問。カウンター席は私たちが座ると満席。個室やテーブル席もありました。店内に入ると笑顔で出迎えてくれた高木さん。初めての場所なのに一瞬で居心地の良い場所に変わりました。カウンターにはトリュフや越前蟹、質の良いお肉が並んでいきます。高木さんとの会話も楽しみながらコースがスタートです。
・胡麻豆腐、フォアグラバター
・トリュフの飯蒸し ホワイトソース
・ローストビーフ （生物を避けていたのでメニュー変更していただきました）
・西京焼き
・季節野菜の天ぷら
・越前蟹
・土瓶蒸し
・トリュフすき焼き
・トリュフご飯
・ミルク寄せに苺のイタリアンジェラート
どの料理を食べても美味しい幸せな時間でした。名物料理のトリュフすき焼きは、厚切りの遠州夢咲牛にこれでもかというほど黒トリュフをふんだんに削ってもらえます。店内はトリュフの良い香りでいっぱいです。お肉はとても柔らかく、味も見栄えも最高の一品でした。
2023年の締めに素敵なお店に行けて大満足でした。
美味しい料理と高木さんに会いにまた行きたいと思います。
2024/01/11 更新
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岐阜での長い里帰り生活がようやく落ち着き、家族で静岡へ向かう途中、2年ぶりに菊川市の新日本料理店に寄り道しました。菊川駅からタクシーで5分ほどの距離で、静かな住宅街の中にそっと佇むお店。夜に訪れると、焦げ茶の木の外観が柔らかい照明に照らされて、まるで小さな料亭に迷い込んだような雰囲気でした。
店内に入ると落ち着いた空気が流れていて、肩の力がすっと抜けるような安心感があります。お店を切り盛りしている高木さんは「麻布 かどわき」で研鑽を積んだ方で、器の多くもその時代のものを譲り受けているそう。料理だけじゃなく、器の表情にも物語が宿っている感じがして、とても素敵でした。
この日は妊娠中の私でも楽しめるように、飲み物は温かい烏龍茶をお願いしつつ、ゆっくりとコースをいただきました。
蟹味噌とフォアグラの茶碗蒸し・・・
ひと口いただいた瞬間、蟹味噌の濃厚さとフォアグラの甘い香りがふわっと広がって、口の中が一気に豊かに。なめらかな茶碗蒸しが優しく包み込んで、最初の一品から心を掴まれました。
マグロの刺身・・・
ねっとりとした質感が特徴的で、鉄分のある旨味がじんわり。山葵の香りも心地よくて、妊娠中の私はお茶と一緒にいただきましたが、香りの立ち方がすごく綺麗でした。
飯蒸し・・・
もちもちのお米にカラスミの塩味が寄り添い、大葉の香りがふっと抜けます。黒豆の甘さがアクセントになっていて、とても上品。これ本当に好きでした。
土瓶蒸し・・・
外の寒さが一気に溶けるような、身体の芯まで温まる味。具材の旨味がじゅわっと重なって、しみじみ美味しかったです。
越前蟹の刺身・・・
まずはシンプルに山葵醤油で。細い繊維がほろりとほどけて、淡い甘みが優しく広がります。
もう1本は内子と蟹味噌の醤油漬けと一緒に。さっきの清らかさとは真逆で、濃厚で深い旨味が押し寄せてきて、まるで別の料理。食べ比べってこういう楽しさがあるんだなと実感しました。
河豚の唐揚げ・・・
外はカリッ、中はふっくら。淡白で上品なのに存在感があって、軽やかに食べられる一品。
焼き蟹・・・
爪の身はぎゅっと締まり、噛むたびに甘みが広がります。甲羅焼きは蟹味噌のコクがたまらなくて、香りの余韻が幸せ。
蟹グラタン・・・
前半は帆立の甘みとベシャメルのとろっとしたコクが心地よく、外子のプチっとした食感が可愛いアクセント。
後半は雲丹とトリュフで一気に表情が変わって、香りがふわっと広がる瞬間に思わず笑顔に。香りの層ってこう重なるんだ…と感動しました。
柚子焼き・・・
熱で立ち上がる柚子の香りがすごく良くて、中の帆立やクリームチーズと合わさると、とても柔らかい甘さに。最後のトリュフで香りがまとまり、香りの料理だなぁと感じるひと皿でした。
遠州夢咲牛カルビ塊肉のトリュフすき焼き風・・・
鉄鍋の音と香りだけで幸せ。細かなサシがじゅわっと溶けて、割り下とトリュフの香りが合わさると、一気に贅沢な世界へ。口に入れるとすぐにすべてがほどけていって、心までとろけそうでした。
炊き込みご飯・・・
蕪の自然な甘さがふんわり広がり、コースの締めにぴったり。
自家製ミルク寄せ・・・
赤ワイン漬けの苺がアクセントになった優しい甘さ。滑らかで、最後の余韻まで心地よかったです。
今回は久しぶりの訪問でしたが、一品一品が驚きと嬉しさに満ちていて、地方という枠を完全に超えているなと改めて感じました。地元の素材を大切にしながら、丁寧に積み重ねられた技術が一度に訪れるようなコースで、本当に幸せな時間でした。
また家族と一緒にゆっくり伺いたいです。次はどんな季節の料理に出会えるのか楽しみです。