3回
2025/06 訪問
1日1組限定！レベルアップした最強コースを堪能
2025/07/01 更新
2025/05 訪問
ワンランク上の焼き鳥コースを楽しむ
虎ノ門ヒルズステーションタワー4階にある「焼き鳥 野乃鳥 幻鳥」へ伺いました。駅直結でアクセスが良く、落ち着いた空間で上質な焼き鳥とペアリングが楽しめるお店です。
この日いただいたのは「お任せプレミアムコース（ペアリング付き）」で、内容は以下の通りです。
クリームチーズの鶏生ハム巻き・・・コクのあるチーズと旨みのある鶏生ハムが絶妙に合っておりました。
鶏皮せんべいとレバーパテ・・・香ばしい鶏皮と濃厚なレバーパテのバランスが非常に良かったです。
とりわさ・・・丹波黒どりの胸肉を使用し、山葵オイルと醤油パウダーで仕上げた一品。しっとりと香ばしく、とても美味しくいただきました。
たたき・・・胸肉ととも肉を「塩の花」とオリーブオイルでシンプルにいただき、素材の味わいを存分に楽しめました。
ササミボッタルガ・・・イタリア産カラスミを乗せたササミ串。残ったカラスミはアテにして、ペアリングのワインと合わせて美味しくいただきました。
ねぎま・・・塩で焼かれたねぎまは、鶏肉の旨みと葱の甘みがよく合い、印象的な一本でした。
つくね・・・白ワインとワインビネガーを使ったディジョンマスタードと粗挽きのつくねがよく合い、クリーミーで酸味のあるソースとの組み合わせが秀逸でした。
肝・・・表面はしっかり火が入っており、中はとろけるような食感。上質な鶏レバーならではの美味しさでした。
ハラミ・・・ジューシーなもも肉に大根おろしと葱を合わせてあり、濃厚な旨みを爽やかに楽しめました。
京鴨のねぎま・・・赤身がしっかりとした京鴨を使用し、先にいただいた丹波黒どりとの違いが際立ち、食べ比べが楽しめました。
トマト・・・AI農法で育てた甘いトマト「フラガール」を串焼きにしたもので、火入れによってさらに甘みが引き立っていました。
鶏とろ・・・脂と旨みが最大限に引き出された部位で、カリッと香ばしく仕上がっており、食感と味わいが両立していました。
ミニ地鶏すき・・・濃いめのすき焼きタレとともに、背肝や野菜、鶏肉を濃厚な卵黄で絡めていただくスタイルで、満足度の高い一品でした。
土鍋ご飯・・・鶏スープで炊かれた土鍋ご飯に筍を添え、1杯目はそのまま、2杯目は卵黄を乗せて、さらにカラスミのように削った卵黄を振りかけていただきました。
フィナンシェ・・・発酵バターとチョコを使用した2種類のフィナンシェで、スイーツ専門店のような完成度の高さでした。
ファーブルトン・・・フランスの焼き菓子で、もっちりとした食感にヨーグルトアイスが添えられており、後味をさっぱりと整えてくれました。
全体として、地鶏の質、火入れ技術、ペアリング、コース構成など、すべての要素において非常に満足度の高い内容でした。焼き鳥のみならず、一品料理やスイーツに至るまで丁寧な仕事が施されており、焼き鳥店の枠を超えた料理力の高さが光っていました。
2025/05/11 更新
2024/07 訪問
虎ノ門ヒルズで食べる絶品焼き鳥。
虎ノ門ヒルズの4階に入っているこちらの焼き鳥屋さんに家族で行ってきました。こういった焼き鳥屋さんは子連れではなかなか行くことができませんが、それができるのはたくさんの人が訪れる虎ノ門ヒルズならではです。
カウンター席と半個室のテーブル席があり、テーブル席へ通していただきます。
＊お任せコースプレミアム
・水茄子
水茄子に鶏生ハムが巻かれたもの。生ハムの旨みと茄子のみずみずしさが相性抜群です。
・じゅんさい
つるっとさっぱり、酸味が程よくてたくさん食べたくなります。
・鳥わさ
丹波黒どりの胸肉で、上にトッピングしてある醤油パウダーのザクザク感がたまらなく美味しいです。
・丹波黒どりのたたき
程よく弾力のあるお肉で、それに合わせるのはフランス産のお塩とマンダリンオレンジフレーバーのオリーブオイルです。良い香りのオリーブオイルで、爽やかさが増します。
・ささみボッタルガ
カラスミののったささみで、とっても柔らかいです。
・ねぎま
こんがり焼かれたネギともも肉はとってもジューシーで美味しかったです。
・つくね
これに合わせるのはマスタード。酸味がそこまで強くないので、クリーミーでたっぷりつけていただきます。
・手羽先
皮がパリッと焼かれていてとってもジューシー。脂がしたたるほどのジューシーさ。
・せせり
タスマニアのマスタードがたっぷりのったせせり。ぷちぷち感とせせりの弾力で旨みが増します。
・京鴨のきんかん
きんかんが鴨肉のロースで巻かれた一品。ひと口でいただくと、とろっと口の中がいっぱいに。、しめじと葱、鴨ロースがきんかんに包まれてまろやかに。
・万願寺とうがらし
かつお節ならぬ、鶏ぶしがかかっています。鶏ぶしの旨みが溢れる溢れる。
・ぼんじり
表面がカリッとしていてとってもジューシー。
・地鶏のミニすきやき
ミニとはいえ、何種類もの野菜がのっており、終盤でこれはかなりのボリューム。卵黄を割るとまたマイルドさが増してより美味しくいただけました。
・土鍋ご飯
鶏スープで炊いたご飯にとうもろこしが入っています。家でも良く作るとうもろこしご飯ですが、鶏スープで炊いた土鍋ご飯はひと味違う美味しさでした。
・デザート
フィナンシェはバターとチョコの2種類。しっとりしていて濃厚で、とっても美味しい！
ファーブルトンはたまご感が強めでもっちり。これまた美味しい。添えられているヨーグルトアイスもさっぱりでおかわりしたいくらいの美味しさでした。
とってもお腹いっぱい食べたのに、最後まで美味しくいただけました。
機会があれば、系列店にも足を運んでみたいと思います。
2024/08/05 更新
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虎ノ門ヒルズにある「野乃鳥 幻鳥」へ再訪してきました。東京メトロ日比谷線・虎ノ門ヒルズ駅直結、4階の落ち着いた一角にあり、都心の喧騒を忘れる静謐な空間が広がっています。
今回の訪問は「1日1組限定」のプレミアムコースが再構成されたとの噂を聞き、いても立ってもいられず予約を確保。なんとこの日はオーナーの野網厚詞氏自らが東京に出社され、全皿を手がけるという貴重な体験でした。
＊お任せコースプレミアム＋鳥居平今村ペアリングコース
・Fête d’Or Brut（乾杯の泡）
きめ細かな泡立ちとキレのある酸味が印象的な1杯。猛暑の夜にぴったりな爽快さで、この後のコースへの期待感を一気に高めてくれます。
・水茄子と鶏ハム ジェノバソース
みずみずしい水茄子の甘みと、しっとり柔らかな鶏ハムが好相性。バジルの香るジェノバソースが全体を爽やかにまとめており、夏の始まりにふさわしいアペリティフです。
・丹波黒どりの鶏寿司
むね肉をレモンオイルと塩でマリネ後、軽く湯引きして炭火で炙り香り付け。上には醤油パウダーと山葵オイルが。仕込みの手間を感じる繊細な1貫です。
・皮せんべいとレバーパテ
150度のオーブンでじっくりと焼いた皮はカリカリの仕上がり。濃厚でなめらかなレバーパテとの対比が面白く、半分はそのまま、半分は重ねて楽しみました。
・丹波黒どりもも肉と京鴨のたたき 二種盛り
それぞれの部位の旨みを引き立てる、オレンジ香るオイルと地中海塩のコンビネーション。ワインとの親和性が抜群で、前半のハイライトといえる一皿です。
★合わせたワイン：アンサンブル甲州ブラン2023
・ささみ カラスミがけ
ふっくらと火入れされたささみに、ボッタルガ（イタリア産カラスミ）をたっぷりと削りかけた1本。塩味と旨みが際立ち、お酒が進みます。
★合わせたワイン：柏尾山南方 甲州ブラン2023
・ねぎま（丹波黒どり）
火入れの技術が光る王道の1本。鶏の旨みにネギの甘さと香ばしさが寄り添い、丁寧な串打ちが感じられます。
・つくね ディジョンマスタード添え
粗挽きの食感と旨みの強いつくねに、酸味の効いたマスタードソース。ワインとの相性も考慮された組み合わせで、脂と酸のバランスが絶妙です。
・カマンベール串
熱でとろけたカマンベールのコクがじんわり広がる、箸休め的な1本。ワインのお供に最適。
・肝（タレ・ブドウ山椒）
しっかり火入れされたレバーのトロリとした質感が絶妙。白ゴマとブドウ山椒が風味を引き立て、香りの広がりが心地よい逸品。
・せせり
噛みしめるたびに旨みが溢れる、個人的にも大好きな部位。ワインとの相性もよく、脂の強さを軽やかな酸でリセットしてくれます。
★合わせたワイン：菱山ベーリーAルージュ 中平圃場2020
・ゴルゴンゾーラチーズ
濃厚な塩気と香りが広がるチーズで、味覚を一度リセット。後半戦への橋渡しに。
・京鴨ねぎま
コクのある京鴨に、タレと粒マスタード、実山椒を合わせた力強い構成。香り・甘み・辛みの三重奏が見事に成立していました。
★合わせたワイン：鳥居平ブラック・クイーンルージュ キュヴェ・ハナ2023
・フラガールトマト
AI農法で育てられたフルーツトマトに、オリーブオイルとパルメザン。甘みと酸味のバランスが絶妙で、思わず唸る美味しさ。
・リードボー（胸腺）
タレで焼き上げた柔らかくしっとりした逸品。白ゴマが香ばしく、希少部位らしい濃厚な味わいに驚きました。
★合わせたワイン：キュヴェ・ユカ ブラン 2004
・地鶏のミニすき焼き
タレをまとった野菜と背肝に、播州地卵の有精卵を絡めて。残った卵黄ダレはバゲットで掬って余すところなく。
★合わせたワイン：キュヴェ・ユカ ルージュ 2004
・とうもろこしと新生姜の土鍋ご飯
鶏スープで炊き上げられた土鍋ご飯。1杯目はそのまま、2杯目は“タマスミ”と呼ばれる卵黄の塩漬けを削ってTKG風に。感動的な美味しさでした。
・播州揖保乃糸素麺のラーメン仕立て
丹波黒どりのガラで8時間炊いたスープは、塩のみの潔さ。鶏油と醤油麹で味の変化をつけながらいただく、見事な〆麺。
・特製プリン
播州地卵の卵黄のみを贅沢に使用。なめらかで濃厚、卵の旨みをしっかり感じる仕上がりでした。
さらにレベルアップした野乃鳥。今後もさらなる飛躍を期待してまた再訪したいと思います。