2回
2022/05 訪問
旨塩スープと海老ワンタン
神田駅から徒歩3分。神田駅西口通りから一本道を曲がったところで営まれています。移転して今の店舗になったようですね。綺麗な店内、ムーディーなBGM。そして、職人感のあるスタッフの方(店主の方かもです)。雰囲気良かったです!食材だけでなく、テーブル、椅子など内装にもこだわりがありそう。カウンターのみ7席。味を薄く感じるお客さん用に醤油かえしと塩かえしをカウンターに置いているのが、とても印象に残りました。
ワンタン塩そば1100円。塩がバチッときまった海老ワンタンが美味しいです!海老が1尾入っていて、ぷりっとした食感を残していました。ワンタンの皮は薄く、大袈裟かもしれませんが、ヒダヒダのところはシルクのような滑らかさ。それが4個も♩
塩スープは、塩分の感じ方が柔らかく感じました。しょっぱくないけど、旨みがあるというのか。出汁は名古屋コーチンなどの鶏ベースと魚貝ベースからとっているようです。無化調を掲げて、使用する食材にとてもこだわりがみられます。
鶏チャーシューの上に、茸のペーストと柑橘類のペーストが載っていました。レンゲにラーメンを載せて、麺にペーストを付けて口に運び、その後スープを啜る。スープに溶かすのは、まだ早いかなと思い、そのようにしましたが、個人的に楽しみながら食べれました。茸はさらに旨みが上乗せされ、柑橘類はさっぱりした味わいに。
麺は超細麺。そうめんみたいな細さでした。なのに、麺には芯のようなもの感じました。そして、歯切れの良さも。終盤でも、不思議とクタクタにはなっていなかったと思います。スープを吸ったからか、量も多く感じます。
チャーシューは、レアチャーシューだったかもしれません。写真を見返してみると、食べた際は熱が入った後だった可能性が…。美味しかったけど、ちょっと惜しいことをしたと後悔。鶏チャーシューは終盤に食べたのですが、全然固くならず、筋感もなし!しっとりとして、レベルの高さを体感しました!
2022/05/20 更新
特製昆布水つけ麺塩1400円。
滋味深いながらも味のメリハリがバッチリきまっていて美味しかったです!お店の案内通りに、麺のみ→藻塩で→つけ汁で→麺を食べ終わった後は昆布水をつけ汁に入れてのスープ割り。麺は全粒粉入りで中細かなと。ややウェーブがかっていたように思います。よく噛むと小麦の甘さが出てきました。綺麗に盛られており、器にはライムとレアチャーシューも。
昆布水は旨みをふんだんに含み、塩気も軽くあって、出汁だけても食べられると思ったほど。とろみはこの段階だとわからなかったですね。藻塩はただ塩味が増すだけではなく、ミネラル感が加わり、これでも成立するのでは。
塩ベースのつけ汁は、鶏の出汁が表立っており、浅利の出汁あり、旨みとほんのり甘みが感じられ、麺の甘さと合っていたのでは。他にも貝柱や本枯節も使用されているとのこと。ちょっとしたすっきりさは節由来かなと妄想。油は多めでしたが、正直まったく気にならなかったです。卓上調味料とは別に山椒を提供されました。適量がわからなかったですが、少し入れるとピリッとして軽快さが加わり、とても合いました。具材はネギが浮かび、青菜も少し。
つけ汁に入っているチャーシューは、細くカットされ、これがまた好みな味付け。脂身はトロッと口の中で崩れていくよう。肉は最初はあまり塩気を感じにくいのですが、噛んでいくとしっかりとした味が滲んできて美味しい。サイズはそれぞれ小さいながらも肉感は良かった。麺上のレアチャーシューは、柔らかめな歯応えと、ちょうどいい塩味でした。
ここの海老ワンタンがやっぱり美味しい♩一口サイズですが、皮は重厚かつチュルリとして気持ち良い口当たり。餡は身がざっくりカットされ、海老の存在感があります。なんといういうか、ホクっ&プリっの中間に思う身の食感。塩の味がバッチリついて、生姜も効いていてシャープなイメージでした。
スープ割りは昆布水のとろみが意外とあったんだなと少し驚き。複合されすぎて、もはやただの旨み汁。ライムも入れて、新鮮な酸味も合わさって、さっぱりとした締めとなりました。食後の余韻は、一言でいえば最高でした♩