1回
2025/01 訪問
特製鴨上湯そば 肉ごはん
特製鴨上湯そば
特製鴨上湯そば
肉ごはん
肉ごはん
特製鴨上湯そば 肉ごはん
特製鴨上湯そば 肉ごはん
2025/01/12 更新
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13時08分に到着。
山本益博氏の記事で気になっていたこちらのお店。
銀座の「八五」と同様にカエシを使わず、鶏、鴨、生ハムでスープの味を決めるそう。
フレンチの技法を使ったラーメンがいただけるというので、ぜひとも行かねばと思い立った次第。
店舗は団地の中にあり、非常にスタイリッシュな印象。
暖簾がなければフレンチのお店のようだ。
外に並びはないので恐る恐る引戸を開けてみる。
「いらっしゃいませ」と明るい声。
席も空いているので大丈夫そうだ。
そのまま食券を購入。
液晶タッチパネルの券売機でメニューとにらめっこ。
おおっ、ノーマルで1,300円は立地を鑑みてもかなりの高値設定だ。
せっかくここまで来たし、鴨も美味しそうなので特製鴨上湯そばと肉ごはんを買う。
合わせて2,300円。
温かいおしぼりで手を拭き、水を飲むとグラスの薄さに驚く。
分厚いガラスのコップよりも自然に水が入ってくる感じがする。
ここまでこだわるのか、フレンチ恐るべし。
厨房ではご夫婦だろうか、見事な連携でラーメンを作っている。
少しすると続々と来客があり、数席あった空席も埋まった。
これはよいタイミングで来たようだ。
13時20分に着丼。
黄金色に輝くスープからは美味しそうな匂いが立ち込める。
そして、麺が見えないほど大きめのチャーシュー。
鴨肉の上にはスパイスが振りかけられている。
写真を撮り終え、スープから飲んでみる。
鶏と鴨の出汁に生ハムの塩味だけとは思えないほどバランスの取れた上品な旨味が伝わってくる。
潔いほどのシンプルさ、しかしそれ故の難しさもあるはず。
誤魔化しがきかないのだから、日々のスープの調整は骨が折れるだろう。
麺は浅草開花楼製の細ストレート麺。
優しいスープによく合う嫋やかさがある。
スープと麺、双方の心地よさに脱帽するレベル。
トッピングもさすがの一言。
柔らかく繊維がほどける上質なメンマ。
炙って香ばしさを加えたジューシーなチャーシュー。
臭みがなく肉の旨味と弾力が味わえる鴨肉。
上に掛けられているスパイスがまた上手く肉の旨味を引き出している。
味玉もとろっと黄身が流れでるほど柔らかく、スープを邪魔しない絶妙な味付け。
全てが一級品。
肉ごはんも角切りのチャーシューがたくさん乗っている。
ホースラディッシュも付けられていて、このツンとした感じもよい。
後半は店主さんから指示があった通り、スープをかけて食べてみる。
お茶漬けのような感覚でさらさらといただける。
贅沢な一杯だ。
こだわりが詰め込まれた一杯なのだから、この値段は相応、いやむしろこの値段で提供するのがすごすぎる。
もっと払ったとしても満足できる。
これからさらに人気がでそうである。
ご馳走さまでした。