としちゃんの孤独のグルメさんが投稿した帆夏(石川/野町)の口コミ詳細

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としちゃんのグルメ漂流記

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としちゃんの孤独のグルメ (30代前半・京都府) 認証済

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帆夏野町、北鉄金沢、西泉/日本料理

1

  • 夜の点数:4.5

    • ¥6,000~¥7,999 / 1人
      • 料理・味 5.0
      • |サービス 4.5
      • |雰囲気 4.0
      • |CP 3.5
      • |酒・ドリンク 4.0
1回目

2025/03 訪問

  • 夜の点数:4.5

    • [ 料理・味5.0
    • | サービス4.5
    • | 雰囲気4.0
    • | CP3.5
    • | 酒・ドリンク4.0
    ¥6,000~¥7,999
    / 1人

金沢最後の晩餐「木倉町商店街のトロたくユッケ」

みなさん!突然ですみません。
実は明日、京都市に引っ越す予定です!(仕事の関係で)
京都市には今後永住する予定なので明日からは
京都グルメを発信してきます♪乞うご期待を!

というわけで今日が金沢最後の夜となります。
石川県内のグルメは99店投稿してきました。
栄えある100店目。かつ金沢最後の晩餐は「帆夏」さんに決めました。

まずなにより、ここは15年かけて金沢の全グルメを食べ尽くした姉さんのおすすめのお店であります。ここだけは絶対に行けと太鼓判を押されました。

帆夏さんがある木倉町商店街は300年以上の歴史を誇る金沢を代表するグルメ通り。木倉町通り初めて来たけどめちゃくちゃ雰囲気あるね~。
金沢市民の活気をこれ以上にないくらい感じる片町(北陸一の繁華街)から少し通りを外れるとひっそりたたずむ木倉町。とても歴史を感じる町並み。
風情があって、通りを歩くだけで気持ちがとてもいい。色んなお店があるけどどのお店からも笑い声が聞こえてくる。金沢市民に愛されるグルメエリアだ。

帆夏さんはミシュランガイドにも掲載された、超人気店。
北陸のグルメ通がこぞって通うとされ、予約もかなり困難です。
今回はグルメの神様が舞い降りてくれて、超奇跡的に20:30~から予約が取れました。
それでは本気のレビューにまいります。いつも以上に長くなりますので覚悟してください。笑

★料理について
①お通し
お花で彩られた春の季節感じる小鉢が3品がラインナップ。
・帆立と菜の花と新玉葱の木の芽バター和え
・水蛸の吸盤と貝だしのおこわ
・スナップえんどうとふきのとう味噌マヨ
木の芽バターのやさしくふんわりとした甘みが季節の花やお野菜と絶妙にマッチ。
お通しの小鉢に海鮮系のおこわを食べるのは初。すごくいいアイデアですよね。
吸盤のコリッとした食感に貝の慈悲深い出汁。お米なのに日本酒の熱燗が進む進む。
スナップえんどうは食べ応えがあり、ふきのとう味噌の初春を感じるほろにがさや香りに包まれることで名作に。

②日本酒
本日の相棒はもちろん”石川生まれの相棒”
福光屋酒造さんが手がけた特別純米「加能山河」で。
大将おすすめの「熱燗」でいただきましたがこれが幸せに酔えました。
魚介メインの面子に立ち向かうにはジャパンは外せないのです。

③本日のお造り
注文後、捌いてくれる天下一の新鮮さ。
クロムツ、太刀魚のあぶりにハタハタ、水蛸などがラインナップ。
どれも新鮮でまるで日本海を泳いでる気分に。
とくにクロムツの炙りは香りも良く日本酒の最高のアテだった。
お造りは必ず提供してくれるのでご安心を^^
必ず提供されるということは大将自慢の逸品ということですね。
まずはこれを食べてみて!ということですね♪
盛り付け方もすごくこだわられていて食べるのがもったいないくらいでした。

④焼きのりと中トロたくユッケ
これが一番美味しかったです!!こんなに美味しいトロたくはこれまで食べたことがなく、
稲妻というか衝撃が走りました。食べ方としては海苔にトロたくとお好みでわさびを少々のせて、
巻いて食べる。というものですが、まず海苔が上質です。大将いわく有磯海産の中でも特に上質なものを
セレクトされているとのこと。パリッとした後に有磯海の芳醇な香りに旨味が広がります。
中トロとたくわんの相性はいわずもがな。子ネギにわさびが最高のサポート役。一生食べ続けたい味でした。
このトロたくだけでもここに来る価値があります。石川県内の友人、仲間たちに声を大にして「帆夏のトロたく」をおすすめしたい。

⑤ホタルイカとふきのとう天ぷら
これはメニュー表を見てびびっと来て注文。
ホタルイカは沖漬けや酢味噌でしかいただいたことがありませんが、天ぷらが最適解なのかも。
揚げることで甘みが増している。そこにふきのとうのほろ苦さが合わさって絶妙なバランスに。
器の満月からも金沢らしさを感じていい。

どの料理も一品一品がエース級でした。
今回あまり時間がなかったけど、一生をかけてここに通って色んなメニューを食べていきたいです。

★お皿や箸置き
九谷焼の箸置きやお皿がカラフルでどれも個性があります。
料理だけでなく器からもしっかりこだわられ、魅了されてしまいました。
九谷焼は石川の名産品で石川の伝統を語る上で外してはなりません。
石川県に対しての深い愛を感じます。

★外観及び内観、そして大将と女将の人柄について
外観は赤を基調とされ、達筆で書かれた「帆夏」の表札からただならぬオーラを感じる。
たくさんのグルメを食べると、次第に外観から当たりを判断できるよね。間違いなくここは当たりだ。
和の趣きを感じる店内はカウンター6席と4人テーブルのみでこじんまり。
料理注文後、1品1品丁寧に真心をこめて大将が手作りしてくださるので、このキャパなのも納得です。
私は今回コの字のカウンターのはじっこに案内されましたがこれも大当たりでしたね♪
女将や大将と近い距離でいろんな話をすることができました。
「旅行で来られたんですか?」「東北から転勤で」
「東北好きです!気仙沼のメカジキに松島の牡蠣。ほやもいいですよね。」「めっちゃわかります。」
「今度は福島も回りたい。」「ぜひ。会津は馬刺しがとても美味しいのでおすすめです。」
なんて会話を交えました。その他に色んな話題で盛り上がりましたね。
とくに大将が松島牡蠣にハマりすぎて20個も実家に送った話には思わず笑みが^^笑
そして女将さんがほやが好きというところにグルメシンパシーを感じました。あんなに好き嫌い分かれる食材はない。
ちなみに筆者は大のほや好き。笑 唐揚げがうまいんよね~
大将も女将もまだお若いのにとてもしっかりしてらっしゃいます。
料理にはもちろんのこと、客に向けても真剣に真っ直ぐ向き合ってくれます。
この2人に何度でも会いたくなるような、そんなあたたかい人柄で人気が出るのも納得。
退店時に自分が見えなくなるまで・・・手を振って見送ってくれた女将の優しさは豪雪地帯金沢の雪をも溶かすことでしょう。

★さいごに
金沢最後の晩餐に帆夏さんに来れて、大将や女将に出会えて感無量です。
そしてこれで晴れて石川県グルメ100店投稿となりました!!
東北のみんな!石川グルメは本当に美味しいよ!!

京都に行っても金沢の味を忘れずに、グルメ修行に励む所存です。

ごちそうさまでした!!金沢ありがと~!!!

2025/03/15 更新

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