2回
2024/06 訪問
【百名店訪問記】タンシャブがめっちゃ旨かった!
船橋駅から徒歩5分。比較的静かな通り沿いに「焼肉 牛者」さんはあった。
知人と2人で初めての訪問。外観は飲食店が入っているとは思えないタイプのビルにあり、入口のドアを開けると奥行きのある空間に落ち着いた雰囲気が漂う。照明を少し落としたムーディーな空間の奥に今回利用させてもらった個室がある。
こちらには結構お高めの無煙ロースターが設置されており、煙を気にせずに食事を楽しめるのもポイントだ。
こちらのお店は「千葉県焼肉予約ランキング1位獲得店」かつ、「焼肉EAST百名店」!ハロー効果がすごい効いてくる(笑)期待が膨らみまくる!
今回いただいたのは
◯超肉垂(ちょうにくたらし)コース
・とりあえず1品
・本日のおつまみ
・塩ダレ王様盛り(エロタン・ネギタン)
・中落タンの焼しゃぶ
・御口直し
・本日のホルモン
・打倒マック
・牛者サラダ
・無限ハラミ
・箸休め
・噂の超牛丼
・〆
・甘味
◯生ビール×2
◯スパークリングワイン
◯赤ワイン
◯白ワイン
房総ハイボール×2
特に印象的だった料理を幾つか…
「キムチ」は甘くて辛いクセになる味付けで、個人的にかなり好みの味。一口目から「いいぞ!」って感じだ(笑)
「丸エロタン」はしっかり焼いて食べるやつ。ネギにもこだわっていて、火を通すと甘みが際立つ。すだちタレが噛みごたえのあるタンの独特な食感を引き立てる。まさにエロ旨い!
「ネギタン」はおろしポン酢がよく絡む。タン元の部分をさっと焼くと柔らかさが引き立ち、噛むたびに溢れる旨味がたまらない。
「タンシャブ」はすりごまと濃厚な卵黄を絡めて食べる。タレの甘さとすりごまの香ばしさが絶妙にマッチし、正直に言ってめちゃくちゃ旨かった!
「御口直し」はビスケットのようなラスクに濃厚なタンパテが塗られたやつ。軽い食感が心地よく、すぐに口内環境の微調整は完了する(笑)
「牛者ホルモン」は味噌だれでとろけるような旨味が凝縮され、脂が旨い!
「打倒マック」は牛タンなどを使ったパティで作るハンバーガー。自家製デミグラスとフライドオニオン、焼いたバンズが合わさり、至福の一品。マック敗れたり!
「噂の超牛丼」はカブリを使った巷で話題の牛丼(笑)飲める牛丼という表現がぴったりで、ご飯の上に敷かれたカニとたっぷりの牛肉、卵黄ソースが見事に調和している。高級感溢れるここでしか食べられない牛丼。どうりで噂になるわけだ(笑)
〆の「とろろ和風冷麺」はトマトベースかと思うような酸味が特徴的で、とろろとスープのピリ辛酸っぱさが絶妙なバランス。完璧な〆。
それぞれのドリンクが肉料理との相性抜群だったが、特に「房総ハイボール」は爽やかな後味が印象的だった。これは飲んどけ(笑)
総括としては、「焼肉 牛者」さんは、牛タン系焼肉好きにはたまらない一軒。料理はどれもとても旨く、店長の肉へのこだわりが随所に感じられる。スタッフの接客も丁寧で愛想が良く、居心地の良い時間を過ごせるとてもよいお店だ。
2024/07/01 更新
船橋駅南口から徒歩約4分のところに、「焼肉 牛者」さんはあった。
今回は2度目の訪問だ。ビルの2階に静かに構えるその扉を開けると、まるで異空間に誘われるような落ち着いた和の世界が広がる。木の温もりが感じられる重厚な設えに、壁を優しく照らす間接照明。上質な木製テーブルに黒のチェアが整然と並ぶ姿は、静謐な美しさすら感じさせる。無煙ロースターを囲むカウンター席では、目の前で肉が焼かれていくライブ感もあり、デートにも、接待にも、気の置けない仲間との会食にもぴったりの空間。派手さではなく、本物の質で勝負している、そんな凛とした空気が漂う。
今回いただいた料理は
◯超肉垂(ちょうにくたらし)コース
・肉ピーマン
・和牛のハラミのタタキ
・名物エロタン
・自家製塩タン
・タンパテとクラッカー
・本日のホルモン
・牛者サラダ
・打倒マック
・社長ブリアン
・塩酢橘スープ
・無限ハラミ
・噂の牛丼
・とろろ冷麺
・生抹茶アイス
・生ビール
・オレンジジュース
特に印象に残った料理は
まず「和牛のハラミのタタキ」。脂の乗った和牛ハラミが舌を包み込む。おろしの爽やかさと七味のピリッとした刺激が調和し、白ゴマとネギが香りと食感に変化を与える。一口ごとに、肉の可能性が広がっていく感覚。
そして「名物エロタン」。これが“エロい”所以かと頷かされる、艶やかで滑らかな舌触り。レアの火入れが見事で、ジュワリと肉の甘みが広がる。ニンニクの香ばしさが後を引き、自家製おろしポン酢が全体を爽やかに締める。完成度の高い一皿。
続いて「本日のホルモン(小腸)」。遠赤外線ロースターで丁寧に火を入れられた小腸は、一面はカリッと香ばしく、反対側はプルンプルンの弾力を保つ。脂の甘みが口いっぱいに広がり、濃厚な味噌ダレがそれを包み込む。噛むたびに旨味が溢れ出し、箸が止まらなくなる。
「牛者サラダ」も印象的。レタスと水菜のシャキシャキ感に、とろろと大和芋のねっとり感が絡む。香ばしい自家製ゴマドレッシングが、野菜と粘りを見事に繋げており、しっかりと主役を張れる存在感。店長クラスしか知らないというこのドレッシングは特に秀逸だった。
続く「打倒マック」は、焼肉屋のプライドが詰まった侍バーガー。自家製の肉厚パティに照り焼きソースとマヨネーズがよく絡み、バンズにはガーリックバターがしっかりと染み込んでいる。バンズの表面はカリッと焼き上げられ、中はふんわり。パティの旨味を引き立てる組み合わせで、完成度が高い。
「社長ブリアン」は、その名の通り特別感あふれる一皿。スタッフさんが絶妙なタイミングで焼き上げてくれた。厚切りながら驚くほど柔らかく、赤身の濃密な旨味が舌に染み渡る。牛者特製のタレは甘さ控えめで、肉の力強さを引き出していた。
極めつけが「噂の牛丼」。ふっくらと炊き上げられた千葉県産米の上に、レアに焼き上げたリブロース。卵黄ソースがその全体を優しく包み、まろやかで濃厚なコクが広がる。箸で持ち上げるとホロホロとほどけ、口に運べばすっと溶ける。この一杯は、まさに“飲める肉”の名にふさわしい仕上がりだった。
接客についても触れておきたい。専属でついてくれた若い男性スタッフさんの対応は丁寧で、適度な距離感も心地よい。料理の説明は簡潔でわかりやすく、押しつけがましさのない自然な案内。サービスの質の高さが、料理の満足感をさらに引き上げてくれる。
総括として「焼肉 牛者」さんは、洗練された和の空間で“焼肉の革新”を体験できる一軒だ。遠赤外線のロースターで焼かれる肉はどれも完成度が高く、特に「エロタン」や「噂の牛丼」のような遊び心あるメニューに真剣さを感じた。接客も含めた総合力が高く、記憶に残る焼肉体験を提供してくれる。