ツバサバサさんが投稿したUSHIGORO S. NISHIAZABU(東京/乃木坂)の口コミ詳細

レビュアーのカバー画像

バサバサグルメ

メッセージを送る

ツバサバサ (男性・東京都) 認証済

この口コミは、ツバサバサさんが訪問した当時の主観的なご意見・ご感想です。

最新の情報とは異なる可能性がありますので、お店の方にご確認ください。 詳しくはこちら

利用規約に違反している口コミは、右のリンクから報告することができます。 問題のある口コミを報告する

USHIGORO S. NISHIAZABU乃木坂、広尾、六本木/焼肉

1

  • 夜の点数:4.6

    • ¥60,000~¥79,999 / 1人
      • 料理・味 4.8
      • |サービス 4.5
      • |雰囲気 4.5
      • |CP 4.3
      • |酒・ドリンク -
1回目

2025/09 訪問

  • 夜の点数:4.6

    • [ 料理・味4.8
    • | サービス4.5
    • | 雰囲気4.5
    • | CP4.3
    • | 酒・ドリンク-
    ¥60,000~¥79,999
    / 1人

【百名店訪問記】コースKが感動的な味わい!

乃木坂駅5番出口から徒歩約6分のところに「USHIGORO S. NISHIAZABU」さんはあった。

黒を基調とした建物は落ち着きと気品を纏い、扉を開けば全室完全個室という贅沢な造り。部屋ごとに専属の焼き師さんが付くスタイルで、接待や特別な会食に相応しい空間だった。今回は知人のお誘いで4人、私は初めての訪問だ。

今回いただいた料理は

♢コースK
・松茸と和牛のコンソメ
・毛蟹といくら、厳選部位の手巻き
・キャビアと和牛の燻製タルタル
・松茸とザブトンのすき焼き
・牛ヒレのたたき
・究極の黒タン 厚切り(レモン、唐辛子味噌)
・特選ハラミ
・サラダ
・シャトーブリアンカツサンド トリュフ添え
・厳選部位 焼きしゃぶ
・特選部位 タレ
・キャビア素麺
・松茸と厳選部位の土鍋ご飯
・丹波黒豆とほうじ茶のアイスクリーム
♢Laurent Perrier ROSE NV
♢Kalleske Plenarius Viognier
♢Mie Ikeno Merlot 2022年
♢Echezeaux Domaine des Perdrix 2005年

特に印象に残った料理は

・松茸と和牛のコンソメ
澄んだ琥珀色のスープから立ちのぼる香りは、雲南省産松茸の瑞々しい芳香と、月齢34カ月の田村牛から引き出された旨みが重なり合う。滋味がしっかりと伝わり、浮かぶ松茸のスライスが食感を添えて爽やかな余韻を残す。静かに始まる序章のような一皿だ。

・毛蟹といくら、厳選部位の手巻き
毛蟹の繊細な甘みと旨みに、いくらの粒が弾けることで豊かな海の香りが広がる。そこに加わる厳選部位の肉の力強さが、海鮮のまろやかさと重なり、一体感のある調和を生み出す。合わせたローラン・ペリエ ロゼ NVは華やかな酸が全体を引き締め、贅沢なひと口を軽やかにまとめ上げていた。

・キャビアと和牛の燻製タルタル
ザブトンとクリを用いた燻香の赤身タルタルは、しっとりとした肉質の旨みにキャビアの塩味が重なる贅沢な構成。土台の香ばしいパイ生地?が軽快さを加え、豊潤でありながらも後味は軽やか。濃厚さと上品さの均衡が見事だった。

・松茸とザブトンのすき焼き
とろけるようなザブトンと大ぶりな松茸を卵黄に潜らせれば、脂の甘みと卵のまろやかさ、そして松茸の香りと歯ごたえが重なり合う。濃厚でありながら澄んだ印象を残す、贅沢な趣向だ。

・牛ヒレのたたき
赤身のしっとりとした質感に、香ばしい焼き目がほのかな苦味を添える。わさびの爽やかな辛みが全体を引き締め、肉の濃密さを際立たせていた。合わせたヴィオニエの複雑さと自然な果実味が見事に寄り添い、料理とワインが互いを高め合う印象的なマリアージュだった。

・究極の黒タン 厚切り
厚みのある切り身にもかかわらず驚くほど柔らかく、噛み締めると旨みが溢れ出す。塩がその味を余すことなく引き立て、ジューシーさと歯ごたえのバランスが抜群。存在感のある一皿だった。

・シャトーブリアンカツサンド トリュフ添え
田村牛のシャトーブリアンは、衣の香ばしさと中のしっとりとした肉質の対比が鮮やか。トリュフの香りが全体を包み込み、品格のある余韻を演出していた。ミエ・イケノのメルロが持つ冷涼感のある酸味と清らかな余韻が揚げ物の香ばしさと調和し、印象深い一体感を生んでいた。

・特選部位 タレ
リブの濃厚な旨みに甘辛いタレが絡み、香ばしさとコクを引き出す。合わせたエシェゾー 2005年は熟成の複雑さとシルキーなタンニンを備え、料理を包み込みながら余韻を長く引き伸ばす。まさに至高の組み合わせだった。

・松茸と厳選部位の土鍋ご飯
蓋を開けた瞬間の香りが食欲を刺激する。ふっくらと炊き上がった米に松茸の芳香とヒレ肉の旨みが染み渡り、米一粒一粒に深いコクを宿していた。コースの締めにふさわしい存在感だった。

スタッフさんの接客は終始とても丁寧で、フルアテンドのもと焼き加減もサーブも完璧。ワイン通の知人のリクエストに即座に応える姿勢も印象的で、ペアリング提案は見事の一言。まさに名店に相応しいサービスだった。

総括として「USHIGORO S. NISHIAZABU」さんは、焼肉という枠を超え、料理・ワイン・サービスのすべてが融合した感動的な体験を提供する特別な一軒だ。田村牛を惜しみなく用いた極上の料理を、卓越した技とホスピタリティで昇華させている。強く記憶に刻まれる店だった。

2025/09/09 更新

エリアから探す

すべて

開く

北海道・東北
北海道 青森 秋田 岩手 山形 宮城 福島
関東
東京 神奈川 千葉 埼玉 群馬 栃木 茨城
中部
愛知 三重 岐阜 静岡 山梨 長野 新潟 石川 福井 富山
関西
大阪 京都 兵庫 滋賀 奈良 和歌山
中国・四国
広島 岡山 山口 島根 鳥取 徳島 香川 愛媛 高知
九州・沖縄
福岡 佐賀 長崎 熊本 大分 宮崎 鹿児島 沖縄
アジア
中国 香港 マカオ 韓国 台湾 シンガポール タイ インドネシア ベトナム マレーシア フィリピン スリランカ
北米
アメリカ
ハワイ
ハワイ
グアム
グアム
オセアニア
オーストラリア
ヨーロッパ
イギリス アイルランド フランス ドイツ イタリア スペイン ポルトガル スイス オーストリア オランダ ベルギー ルクセンブルグ デンマーク スウェーデン
中南米
メキシコ ブラジル ペルー
アフリカ
南アフリカ

閉じる

予算

営業時間

ページの先頭へ