この口コミは、Hixer Trexさんが訪問した当時の主観的なご意見・ご感想です。
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昼の点数:4.5
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~¥999 / 1人
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料理・味 4.5
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|サービス 4.5
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|雰囲気 4.3
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|CP 4.5
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|酒・ドリンク 3.8
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[ 料理・味4.5
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| サービス4.5
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| 雰囲気4.3
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| CP4.5
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| 酒・ドリンク3.8 ]
敢えて『究極』とか『至高』とか使ってみたい
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2024/11/07 更新
一度は来てみたかった街、それが喜多方。
言わずと知れた喜多方ラーメンの本拠地である。
そのブランドは日本中に知れ渡ってるように思う一方で、喜多方市という場所は余り認知されていないような気がする。かく言う自分も今回ようやく喜多方市は会津若松市の隣、新潟県寄りという地理感覚が頭に入った次第。
実際に地元の方は、異口同音に『ラーメン無かったら喜多方は何もないから!』と自嘲気味に仰っていた。
一介の旅人の目には、歴史を残した街並みや周囲を取り囲む山々の美しさばかりが悠長に映り、当事者と傍観者の感覚の差を痛感する会話となった。
そんな現実的な話は兎も角、喜多方市まで足を伸ばしたからには、どうしても訪麺したい店があった。
幾つか候補に挙げていた名店のうち、最初に向かって入店に成功してのが、この『食堂なまえ』。
静かな住宅街でひっそりお店を開かれてるのかと思いきや、順番待ちシートにはびっしりと待ち客リスト。
寒い喜多方の晩秋の午前、ひたすらこの機会をドブに捨てないように耐えて待つ身であった。
店から出てくる人は口口に、『いゃ〜、めっちゃ美味かったっすねぇ』『あの極太麺最高でしたねぇ』等と昂った感想を交わし合ってる。
その会話を耳にしたら極太麺にするしかない、と密かに計画するも、自分の前でお品切れの一抹の不安も過ぎる。
20 分ほど寒空の下で待った後、丁寧な対応で二階に通される。普通の民家の2階を慌てて食堂の一角にしたような感じだ。このお店の名声が轟いてから、如何にお客様が増えたかが想像できる。
やはりオーダーは極太チャーシュー麺(720円)。名店の誉高いのに、なんと言う価格なのだろう。お店の運営方針が全くぶれない姿勢に、本物の商人道まで感じ、テンションは勝手に高まってくれる。
そして、そこから更に20 分待たされて到着した一杯は、誇張でも何でもなく黄金に輝いていた。
被写体が美しいと、スマフォを構える手首が震えてならない。
そこから先は、言葉で表現しきれないくらいの感動。
あくまでも自分と周波数がバッチリ合うということなのだろうが、個人的な訪麺の歴史の中で一つの到達点に辿り着いた気分だ。
澄み渡ったスープに、一片のエグ味すら感じないのは、喜多方の恵まれた水質も後押ししてるのだろう。
そんな恵まれた土台の上で手を抜かず、完璧なスープを提供してくれた店主の姿勢には、国宝級のリスペクトしか感じなかった。
そして、極太麺は、その太さから想像できない優しい柔らかさ。うどんのような手打ち麺を最高の状態で麺上げするのだから、全ては経験が生み出す妙技に違いない。
お恥ずかしい話だが、提供されるまで待たされたラーメンを稲妻のような速度で最後の一滴まで平らげ、ただでさえ親切な店員さんに本気の感謝と賛辞を伝えて店を後にした。
再訪は遠い未来だろうが、永久に続いて欲しい。
『聖地』を離れる際に、後ろ髪を引かれる思いだった。