Yehoshua47さんが投稿した天ノ寂(熊本/上天草市その他)の口コミ詳細

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天ノ寂上天草市その他/ホテル

1

  • 夜の点数:4.9

      • 料理・味 5.0
      • |サービス 5.0
      • |雰囲気 4.9
      • |CP 4.7
      • |酒・ドリンク 4.5
1回目

2024/07 訪問

  • 夜の点数:4.9

    • [ 料理・味5.0
    • | サービス5.0
    • | 雰囲気4.9
    • | CP4.7
    • | 酒・ドリンク4.5

超絶の天草の宿ーあまのじゃく: 二泊


一日目の夕食は吸物から始まり、先付の岩牡蠣もたまらない旨さ。前菜は、蛸を柔らかく煮込んだ一品、お芋の胡麻味噌掛け。アスパラガスのムースと続いて、とどめは車海老の西京漬。これが前菜?と思わず唸ってしまう。

御造りは、まずは天草名産の伊勢海老に始まり、鮪、そして大好物の鱧。これには言葉が出ない。四品目にはイサキ。これも普段あまり頂くことが無いので久々に堪能。煮物には穴子が登場して、
本当に凄いの一言。

メインと言ってもいい焼き物は、伊勢海老と天草黒毛和牛ステーキからのチョイス。海老が何より好物な私は当然伊勢海老を。家内は和牛ステーキを。家内からステーキを少しお裾分けして貰ったが、どちらも究極の味わい。

この宿の料理長の考えるコースの構成の凄さは、まだ続く。次は揚げ物。車海老に鮑、更に太刀魚。蓮根に甘長唐辛子、そしてゴーヤ。ある意味本当の〆は鮨。鮪、車海老、白身魚、槍烏賊、赤雲丹、鉄火巻に豪華絢爛伊勢海老味噌汁。もう充分なのだが、我々を担当してくれた係の女性が、宜しかったらお鮨追加でもう少しいかがですか?と声を掛けてくれる。

白身魚が何かを尋ねると、くえという答が返って来た。おかわりせずにいられない。勿論雲丹も。もう本当にお腹いっぱい。2、3キロ太ったような感触すらある。ただ、デザートは別腹。初日の夕食とファシリティの感想としては、この宿を上回る御宿はどこかにあるのだろうか?と思わせるところだろうか。とにかく素晴らしい。

夕食の終わりに、翌日の朝食のチョイスを尋ねられた。全く同一ではないが、このような感じだと思って下さいという但し書き付きで、サンプルの写真を見せられた。やはり、和食かな?ということでお願いした。

翌朝、まずは3種類のフレッシュジュースのチョイスから。厚かましい当方は3種類総て頂けますか?とお願いしてみると、かしこまりました…と、量は少なめだが、3種類運んできてくれた。

そして、まずは前菜・香味野菜のサラダから。なかなかボリューム満点。だが、ボリューム満点はこれだけで終わらなかった。御膳が運ばれてきて、先付、御造り、焼物、温物、小鉢…と、ご担当の方曰く、連泊するお客は、ほとんどが昼食を抜くのだそうだ。

天草コシヒカリと、海苔、明太子のマリアージュが絶品で、ご飯を三膳もおかわりしてしまった。これでは昼が食べられないのも当たり前だ。味噌汁を頂いて、〆にデザートを楽しんで朝食の部はエンディングを迎えた。お昼は食べられなかったのは言うまでもない。

さて、二日目の夕食。スタッフの方が、わざわざ昨日とは全く別仕立てのメニューでございますと最初に声をかけてくれた。蛤のお吸物から始まり、次の前菜では、滅多に頂くことのない蝦蛄の天麩羅。これは本当に素晴らしい口当たりだった。

御造りは、天草ではガラカブと言うのだそうだが、所謂カサゴの薄造り。これがまた河豚のような味わい。もう一皿の方には、車海老と脂の乗った鯵。クエには雲丹を添えて頂く。昨晩とは全く違ったラインナップに満足度は跳ね上がる。ここで、外の景色が美しいですよ…と、支配人自ら写真を撮ってくれるのであった。感激。

更に、更に、この旅で一番では?というのどぐろの煮付けが供される。これ、本当に激賞したくなるような見事な味わい。料理長自ら、どう調理しようかと思っていろいろ考えたんですが、お口に合ったようでしたら幸いですと、苦労された様子を伝えてくれた。

焼き物は、甘鯛の若狭焼きと帆立を海苔で包んで頂く二種類。これもまた素晴らしい口当たり。そして、〆のご飯の前に、待ってました熊本牛肉のしゃぶしゃぶ。基本魚介類で進んできたメニューだけに、しゃぶしゃぶは、また一味違った味わい。

食事は太刀魚の炊き込みご飯に赤出しの組み合わせ。これ…また、3キロくらい太ってしまったのでは?それでも、支配人自ら、ご飯少し残ってますから、おにぎりにしてお部屋にお持ちしますか?と声を掛けてくれるのだ。嫌とは言えるはずもない。デザートは、クリームブリュレと白玉団子…もう完璧。ミシュラン獲得してしまうのでは?そうしたら、もう簡単に予約取れない宿になってしまうんだろうな…と、思いつつも、この上ない満足感に浸った二日目の夕食だった。

二泊三日の最終日の朝食は、最初にまずポテトサラダから。鯵の開きと鯛の煮付をメインに据えた御膳が運ばれて来て、小鉢には肉じゃが、湯葉、小魚、茄子のあんかけにもずく。更には、鮪のやまかけ、卵焼き、明太子に昆布…と、これだけ食べたら、またお昼は抜きだなぁ。

最後の最後は、フルーツにヨーグルトとマンゴーシロップをかけて頂いて、一口サイズのラズベリーケーキで〆。

この宿は、支配人自らお客の送迎や、料理を運んだり、美しい海の写真を撮ったりと、とにかく率先して働いて、スタッフ達をリードされている印象を受けた。いつかミシュランの星を獲るようなことがあったとしたら、宿泊客が殺到して、予約の取れない宿になってしまうのかもしれない。あまり、同じホテル、宿にリピートで泊まることは無いのだけれど、この天ノ寂だけは、また来てみたい。素晴らしい宿でした。お世話になりました。

  • 吸物

  • 岩牡蠣

  • 前菜・車海老西京漬など

  • 御造りー鱧、イサキ、鮪

  • 絶品・伊勢海老姿造り

  • 穴子の煮物

  • 焼き物ー伊勢海老をチョイス

  • 天麩羅ー車海老、鮑、太刀魚、甘長唐辛子、ゴーヤ

  • 寿司ー鮪、槍烏賊、車海老、くえ、雲丹、巻物

  • 伊勢海老味噌汁

  • デザート

  • ホテル正面全景

  • フロント

  • ロビー

  • オブジェーカッコいい

  • 部屋に入るとカウンターが

  • リビング

  • バスルーム

  • 大浴場が無くても充分な大きさの部屋付風呂

  • 寝室

  • ベランダからの朝焼け

  • 昼近くの景色

  • 夕食時カウンターからの眺め

  • 朝食ーまずは、フレッシュジュースから

  • ボリューミーサラダ

  • 御膳ーこれを全部頂くのは大変

  • ご飯、味噌汁

  • デザート

  • 二泊目夕食は蛤のお吸物から

  • 蝦蛄の天麩羅、あん肝、貝盛り合わせ、鰻

  • カサゴの薄造り

  • 車海老踊り、鯵、クエ、雲丹

  • ホテルの支配人に撮影して頂いた夕陽が綺麗な海

  • のどぐろの煮付け

  • 甘鯛の若狭焼き、帆立一味焼き

  • 熊本牛肉のしゃぶしゃぶ

  • ちょうど綺麗になった頃合いの空を激写

  • 太刀魚の炊き込みご飯

  • 赤出しも一緒に

  • 白玉団子とクレームブリュレ

  • 二日目の朝食はポテトサラダから

  • 鯵の開きと鯛の煮付を中心としたラインナップ

  • デザートはフルーツにヨーグルトとマンゴーシロップ

  • 右端に薄らと虹が見えます

2024/07/10 更新

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