Yehoshua47さんが投稿した早苗饗(新潟/大沢)の口コミ詳細

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早苗饗大沢/日本料理

1

  • 夜の点数:4.8

      • 料理・味 4.7
      • |サービス 4.9
      • |雰囲気 4.9
      • |CP 4.5
      • |酒・ドリンク 4.8
1回目

2023/09 訪問

  • 夜の点数:4.8

    • [ 料理・味4.7
    • | サービス4.9
    • | 雰囲気4.9
    • | CP4.5
    • | 酒・ドリンク4.8

さすがは建築家が訪れたくなる至極の宿

家内にこの宿をチョイスした理由を尋ねたところ、中村拓志氏という建築家が、「モダンリビング」というインテリア雑誌に、「いつか訪れたい憧れの宿」として紹介していたからだという。私は私で、当食べログの師匠に、「今度、新潟の越後湯沢にある、里山十帖という宿に泊まるんですよ...。」と、さり気なく打ち明けてみたところ、「里山十帖はいいですよ〜」とのお答えが返って来たので、期待に胸を膨らませて、この日が来るのを待ち侘びていたのであった。

例によって、『食べログ』だというのに、建築家が褒めちぎった建物の素晴らしさのショットから入らずにはいられなかった。平日の水曜日であるにも関わらず、満室だというのも頷ける。宿全体の瀟洒な造りに、思わず溜息を漏らし、自分達が泊まる、メゾネットタイプの若干特別感のある部屋にも、満足感を覚える。

夕食の前30分、宿の周囲を散歩するが、参加してみないかと、コンシェルジュと思しき女性に水を向けられる。断る理由もない。今日は、オーストラリアのメルボルンから、10度目の日本来訪だというお二人がいらっしゃったためだろう。普段はツアーガイドをされないミシュランシェフが、英語に堪能であるがゆえに、特別に案内してくれたのだ。ハーブや、栽培中の野菜を摘み、その場で即席のハーブティーと新鮮な茄子を振る舞ってくれた。なかなか得られない特別な時間だ。

さて、待望のお食事タイム。正直な感想としては、物凄い美味しさというよりは、滅多に味わうことのできない、一品、一品の新鮮さ。他の宿なら、当たり前のように出て来る、お造りなどもなく、里山十帖ならではというべき、絶妙な味わいの山の幸を中心とした、女性ミシュラン・シェフが演出する、素敵な和食という表現をしておきたい。ラグビー・ワールドカップ、サモア戦を見ようと、早朝にアラームをセットしたところが、1日間違えていた。目覚めてしまうと、もう眠れない。浴場で湯につかり、ふと、バスタオル、フェイスタオル、全部部屋に忘れて来たことに気付く。一瞬逡巡したが、この時間なら大丈夫だろうと、全裸で歩いて部屋に戻る。誰とも擦れ違わない。ふと、一晩中灯りの点いているラウンジで、クチコミを書いてみたくなった。そろそろ6時を過ぎた。朝食は8時からだ。一旦、部屋に戻るとするか。

さて、朝なのに夕涼みテラスでの寛ぎの時間から再始動。部屋に戻って、本を読みながら微睡んでいるうちに朝食の時間が。とても上品で、地場産品ここに極まれりといった感のある品々が次々と運ばれてくる。意外だったのは、ご飯。昨晩、白米をお願いしていたのだが、玄米も一緒に登場し、是非どうぞと言われたことだろうか。行く先々で美味しい朝ごはんを頂くが、これぞ新潟の朝ごはん、これぞ里山十帖の朝ごはんという、朴訥とした、妙に飾り気の無い旨さだった。

リピート率が低く、どうせなら別な宿で新しい体験がしたいと思う我々二人だが、今度は、真っ白な雪に包まれたこの宿に泊まって、また別な景観に浸ってみたいと意見が合った。朝ごはんを担当してくれた方は、何月に来て、何階の部屋に泊まるのが良いのか、こっそり教えてくれた。帰ったら、すぐに予約しようか。幸か不幸か、雪の時期はまだ、どこにも行く計画が無い。再訪が楽しみだ。

ところで、件の建築家の方は、里山十帖を訪れたのだろうか?ま、それはそれで別にいいか。我々が、得難い体験ができたのだから。

  • 宿が見えてきただけで、雰囲気が感じられる

  • あの椅子に座って寛いでみたいと思わせる

  • 正面玄関からは江戸時代のような趣も

  • 違った角度から

  • ロビーには、この宿を象徴するような大木が

  • モダンな北欧風の椅子も

  • 奥にも違った色合いの椅子が置かれたコーナーが

  • ロビーの上はラウンジ。ゆっくり本でも読んだりして

  • 客室に向かう廊下がまた素敵なのだ

  • ところどころに置かれた調度品に目を奪われる

  • 所謂、土産物コーナー

  • この椅子やテーブルも売り物

  • 陶器類には、思わず買いたくなる物も

  • やっと部屋に入ることができました

  • 一階の部屋の大きなテーブル

  • ベランダからの風景

  • とにかく椅子がお洒落

  • メゾネットタイプの部屋で、寝室は2階

  • 2階からの鬱蒼と生い茂る緑が美しい

  • やはりツインベッドでないと

  • 部屋紹介の最後は1階のお風呂

  • まずは「柚子スカッシュ」からスタート

  • 「木の子」天恵子 しめじ

  • 「南蛮海老」枝豆 モロヘイヤ

  • 2杯目は数量限定の「季節の自家製ドリンク」

  • 「山栗」紫蘇 胡瓜 新生姜

  • 「芋名月」里芋 薩摩芋 南瓜

  • 「子持ち鮎」煎り玄米

  • 「いえばな」蒸らす前の火を止めた直後のご飯

  • 「海と大地」マハタ 葱 オクラ

  • 「丸茄子」新潟和牛

  • 「ごちそうごはん」南魚沼の米仙人・清さんのコシヒカリ

  • まずは軽く頂いてみます

  • お漬物とお味噌汁とご飯のマリアージュは絶妙

  • 「里山・さっぱり甘味」桃のコンポート、水切りヨーグルト

  • ハーブ・ティーは近くの畠から摘んできたばかりで、新鮮この上ない味わいでした

  • 無花果と薄荷糖。薄荷糖は最後の〆に頂いて下さいとのことでした

  • ハーブ・ティーは見映えが良いので、もう一枚

  • 食後はロビーにセルフのバーがオープン

  • ちなみに、お食事は個室で二人だけで頂くことができました

  • 朝なのに「夕涼みテラス」のショットから

  • 晴れていれば、景色もっと綺麗だろうな....

  • 朝食はこちらのお部屋で

  • 納豆、お漬物などがプリセットされていた

  • お味噌汁は横に見えるペーパーに従って自ら作っていく

  • 白湯に蜂蜜を添えて頂くのが、なかなか乙

  • そうこうしているうちにお味噌汁が完成

  • ご飯は、白米をまず頂いて、次は玄米(写真忘れ)

  • お味噌汁美味しゅうございました

  • おかず一式。鰯、茄子、麩、梅干し、大根、蕗のとう、玉子焼き...梨。

  • こちらもどうぞどうぞ...と勧められた、玉子掛けご飯は、超久々に味わった懐かしい味

  • 最後は敢えてコーヒーで〆。

2023/09/28 更新

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