3回
2025/06 訪問
*✴︎*自然派ワインと静謐な空間/5月6月ランチコース*✴︎*
Marsuret Prosecco Extra Dry
・Soup マッシュルームのポタージュ
・Pasta ~選択~ つぶ貝と菜花の塩レモンパスタ
・Main 武州豚のカツレツ
・〈泡〉マルスレット/ヴェネト●グレラ
・Soup マッシュルームのポタージュ
・Pasta ~選択~ つぶ貝と菜花の塩レモンパスタ
・Pasta ~選択~ つぶ貝と菜花の塩レモンパスタ
・Main 武州豚のカツレツ
・Main 武州豚のカツレツ
・ランチコースのパン/焼きたてフォカッチャ
① 〈泡〉マルスレット・プロセッコ/ヴェネト●グレラ
・ドリンク
・季節のおかませ7皿コース ・おすすめペアリング
2025/07/11 更新
2025/02 訪問
*✴︎*自然派ワインと静謐な空間/訪問2回目*✴︎*
2月初旬の平日。事前に昼1名席を予約し伺いました。
■注文
◆1月2月ランチコース
◎ランチ 3皿 ¥2.500
・Soup 冬野菜のミネストラ
・Pasta ~選択~
大浦ゴボウと牛のミートソースパスタ
・Main 寄居町武州豚のロースト
■ワイン
・〈泡〉
カーサコステピアーネ
プロセッコ/ヴェネト
●グレラ …グラス
¥800
・〈赤〉
サルヴァトーレ モレッティエーリ
タウラージ2008/カンパーニア
●アリアニコ …グラス
¥1.300
女性従業員の方からカウンター席に案内いただき、右手奥を選択します。
仄かに温かな水の提供と、ほかほかのおしぼりに体も心もほっとします。
メニューボードからパスタ料理の種類を選び、ワインの相談をします。
店内は温かく快適であるのを前回の訪問で分かっていますから、スパークリングワインを最初の一杯と決めています。
選べるパスタとメインに合わせて二杯目を赤ワインとします。
イタリアワインに詳しくない私も、丁寧で分かりやすい言葉でなされる説明に、この日もワインを選ぶ楽しさを体感できます。
壁側のドリンク類が記載されたボードも快く撮影させていただき、手元ですみずみ拝読します。
*選択したワインの銘柄等に関し、お店のボードの記述を後ほど一部引用させていただきます。
・Soup 冬野菜のミネストラ
根菜類とキノコのサイズは、共に煮込む豆の一番大きな径に合わせているように私にはお見受けします。
滋味豊かなスープの透明感と、カットの綺麗な具材。どんなにかでも見た目を派手にできるところ、強すぎない色味のコントラストが奥ゆかしく、1月2月のコースとして組まれたに相応しいスープ。
澄んではいるものの、香りの良いオイルと具材各々の食感を楽しめます。
供されたパンは、ふわっと軽い口あたり。ミネストローネのお供にぴったりです。
前回のポタージュとバゲット、今回の組み合わせとの違いも記憶頼りに楽しめました。
・Pasta ~選択~
大浦ゴボウと牛のミートソースパスタ
頼もしいほどの色味に圧倒されます。メニュー表記からは思いもしません。
牛肉のラグーをパスタでいただく真っ向勝負のイメージを受けます。
見た目よりも、ビターに偏らない深い味わいは、酸味を抑えたバランス。赤ワインをベースに使用するとして、銘柄には当然こだわられていると思います。
しっかりソースを吸った大小の牛肉は繊維質を感じず、ほどけの良い仕上がり。
ゴボウこそシャッキリ向かってくるかと思いましたが、意表を突く柔らかさ。
感触だけを少しオーバーに表すと、何気なくフォークで刺した一片を、口に入れて嚙みしめるまで、お肉かゴボウかどちらかな、という均一さ。まとまりの良さはパスタとも好相性。
大浦ゴボウについて、調べてみました。
千葉県産。国県市指定文化財に指定された「野菜(ごぼう)」。成田山新勝寺への奉納品でもあるそう。
縁起物の嬉しい時期でもありますし、貴重なゴボウを楽しめました。
・Main 寄居町武州豚のロースト
見ていただくほか無い勇姿。食べていただくほか無い逸品。
その厚みにして均一な火入れと皮目の仕上りは、温度管理に細心の注意を要すること一目瞭然。
前回に引き続き、厨房におられるシェフへの信頼感は私の中で確かなものである証拠に、厚切りの豚肉を普段の私は進んで選択しません。Instagramでメインメニューを見かけて、ちっともたじろぐことなく予約しました。
ナイフで易々と切れるような柔さではないところも、肉汁がこぼれないところも好印象です。
折り目正しい肉質をナイフとフォークで切り分ける感触はメインの醍醐味。
歯切れの良いお肉は、旨味と脂の甘さはすっきりとしたもの。
気品をまとう素晴らしいお肉の一言に尽きます。
添えられた山椒味噌の仄かに爽やかな香りは、お肉を引き立てる脇役のようでいて、いただいている赤ワインへも寄り添う絶妙さです。
付け合わせは日本ほうれんそう。冬の寒さに負けじと甘さを増した力を思わせる、たおやかな風味。
主菜としての満足度じゅうぶんにお肉を堪能することができました。
・〈泡〉カーサコステピアーネ プロセッコ
相談の際、微発泡性との説明をいただきました(お言葉が異なりましたら申し訳ありません)。
私のイメージするスパークリングワインは、シュワシュワの気泡を眉間に受け止めつつ飲む、ちょっと賑やかなもの。
無濾過のこちらは、優しい濁り色に柔らかな気泡。
室温に馴染んでくる後半には、淡色系の果物を思わせる香り。
ハーブが奥で支えるスープと合わせると一段旨味が立ちます。
調べたところ、こちらのプロセッコの生産地は、葡萄畑の畝間に野菜を植え、鶏や鴨を放し飼いし、ハーブや野花が溢れる多様性に富む環境だそう。
過程としては、冬の間に醗酵と熟成、ワインが春の気配を感じ、瓶内で二次醗酵が始まるとあります。
・〈赤〉サルヴァトーレ モレッティエーリ タウラージ2008
パスタとメインがお肉なら赤ワインという、単純な私の選択ではありますが、イメージよりもしっかりめで嬉しい飲み心地です。私は重めの赤を割と好きな頃もあり、スパイシーな赤をあまり得意としませんが、こちらは重さは感じず、滑らか。ボードに書かれているように、辛口でいてエレガントとはこういう味なのだと学べて嬉しい。
コクのあるビーフとゴボウのパスタとも良く合います。
ローストポークの綺麗な旨味との相性は抜群。
以前、他店で、メルローを飲みながら、メイン料理が魚のローストと田楽味噌だったことがあり、大いに楽しみました。
私個人としては、武州豚に山椒味噌とこちらの辛口赤ワインの組み合わせが、とても気に入りました。
調べてみます。古典的な特性をもつ品種のアリアニコ。華麗なアロマと深遠かつ長大な余韻を熟成により表現、とあります。
環境は、昼間と夜の寒暖差のある素晴らしい場所で、最適な風通しとのこと。葡萄の育つ環境として最適であるのは当然としても、どこか武州豚を育んだ自然豊かな埼玉県北部に通じる景色を感じ取れそうに思われます。
とてもとても美味しくいただきました。
本領発揮は勿論ディナータイムかとは存じますが、夕食の外出をほとんどしない私にとって、ランチタイムから本格的なお料理と素敵なワインを楽しめる貴重なお店。
お味の完璧さからは反している、というと表現が相応しくないかも知れませんが、食べ手が片肘を張ることなくリラックスできる空間であると私には思えています。
私が一人で来店しているからかと推測しますが、前回の訪問を覚えてくださっていて嬉しかったです。
女性従業員のかたの穏やかでスマートな雰囲気に、私はきっと次回も心からリフレッシュできます。
シェフのお料理や酒類茶類に関する造形と美意識、ストーリー性のあるメニューを今回も堪能いたしました。
今後も楽しみにしています。
Instagramはメニュー案内や席状況の他、デザートや旬の食材に関しても、丁寧に書かれています。
「お店からのお願い」も、ご一読を(僭越ながら)私からも是非お薦めしたいと思います。
尚、ディナーコースは要予約。ランチは予約はせずに訪問できる様子。
(⭐︎❇︎総合評価をあげさせていただきます❇︎⭐︎)
[NECCO]✨Wine✨
・〈泡〉カーサコステピアーネ プロセッコ
無ろ過のにごりプロセッコ。
旨味が広がる。
・〈赤〉
サルヴァトーレ モレッティエーリ
タウラージ2008
プルーン、ダークチェリー、シナモン、
バニラの甘いアロマ。
なめらかでエレガントな辛口赤。
(店内ドリンクボードメニューより引用)
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Myエチケットメモ
① カーサコステピアーネ ヴァルドッビアーネ・プロセッコ
⑥サルヴァトーレ・モレッティエーリ タウラージ・ヴィーニャ・チンクエ・クエルチェ2008
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3月4月のランチコースも魅力的です。
ワインと共に味わえる日を調整しながら、ようやく春はもうすぐそこ。
宮ねこ。
・〈泡〉カーサコステピアーネ プロセッコ
・Soup 冬野菜のミネストラ
・Soup 冬野菜のミネストラ
・ランチコースのパン
・Pasta ~選択~ 大浦ゴボウと牛のミートソースパスタ
・Pasta ~選択~ 大浦ゴボウと牛のミートソースパスタ
・Main 寄居町武州豚のロースト
・Main 寄居町武州豚のロースト
・〈赤〉サルヴァトーレ モレッティエーリ タウラージ2008
・メニューボード
・ドリンク
・ディナーコース
① カーサコステピアーネ ヴァルドッビアーネ・プロセッコ
⑥サルヴァトーレ・モレッティエーリ タウラージ・ヴィーニャ・チンクエ・クエルチェ2008
2025/03/24 更新
2024/11 訪問
*✴︎*自然派ワインと静謐な空間*✴︎*
11月下旬の平日。事前に昼1名席を電話予約し初めて伺いました。
■注文
◎ランチコース ¥2.500
・Soup すくなカボチャのスープ
・Pasta ~選択~
秋鮭とマッシュルームの
クリームパスタ
・Main 大山鶏と黒米リゾットの
ガランティーヌ
◎アラカルト(「コースに追加できます」)
・アンチョビとバターのブルスケッタ
1ケ ¥500
■ワイン
・〈白〉クリスティーナ
メッジョラーロ サロ21
/ヴェネト
●ガルガネーガ …グラス
・〈オレンジ〉リッチカルロダニエール
リスペット23
/ピエモンテ
●ソーヴィニヨンブラン
…グラス(half)
☆自然派ワインとこだわりの野菜、素敵な料理が待っていてくれました♪レビュアーの皆様の記事も参考にさせていただきました☆
昼から一人でもワインと料理の楽しめるお店を夏頃から調べていました。
[NECCO]Instagramをしばらくチェックし、是非にと決めて諸々の予定をきっちり組み、空き状況の記載を確認し、迷わずすぐにお電話しました。
女性従業員のかたからカウンター席に案内いただき、右手奥を選択します。
メニューボードからパスタ料理の種類を選び、ワインの相談をします。
私はこの日、予めInstagramでみたランチコースに合わせて、グラスで白、白、赤を組んでみようと思っています。
丁寧に説明いただいて、イタリアワインにも疎い私も安心して、お勧めの白ワインと、憧れのオレンジワインを選びました。
レビュアーのかたがたの記事でみた品をアラカルトで追加します。
壁側のボードも撮影させてもらい記載されたグラスワインの項をじっくり読みます。
*ワインについて私は詳しくないため、選択した銘柄に関してはお店のボードの記述を後ほど引用させていただきます。
・Soup すくなカボチャのスープ
いわゆるカボチャのポタージュとは格がまるで違います。美しいオイルの香りもふんわり楽しめます。
私には分からなかったのですが、表面にふられた香辛料のアクセントも時おり、さり気なく効きます。
供されたバゲットも香ばしく、私の好みです。
・アンチョビとバターのブルスケッタ (アラカルト)
ランチコースにバゲットが含まれているのを私が失念していたため、パンが二皿並ぶ卓上景色です。
女性従業員のかたが、私の注文した二杯目、オレンジワインを運んでくれました。
バターにとても合うとのことで配慮いただき嬉しかったです。
秋を思わせる色味のオレンジワインが後半にきて甘みをおびますところへ、柔らかくバターのしみるパンと塩気の軽やかなアンチョビのとりあわせ。繫忙期の続く身が、宥められる一品です。
・Pasta ~選択~ 秋鮭とマッシュルームのクリームパスタ
カラフルで重厚なパスタを多くみてきたならば、シンプルな品にも思えることでしょう。
こちらは、献身的情熱をかけて作られたナチュラルなワインに相応しいクリームパスタに違いありません。
秋鮭のクリアな旨味、そして新鮮なマッシュルームの滋味と香り。秋の喜びが詰まっています。
きっと選び抜かれた質のクリームであることも感じられます。
エレガントな白ワインと進めるに満足度の高いパスタです。
・Main 大山鶏と黒米リゾットのガランティーヌ
綺麗で品のある盛り付けもさることながら、素材そのもの一つずつの味わいも、とても美しいです。
この時すでに厨房におられるシェフへの信頼感は、私の中で相当に高いのですが、こちらのメイン料理の繊細さとワインとの相性の良さに再訪を決めました。(再訪問の機会を願いました)。
ブドウの育つ土壌が自然のままに近づけるよう作り手が愛情をそそぐこの一杯のワインと、収穫への確かな感謝こもったこのお料理。
鶏肉はナイフで気持ちよく切り分けられますし、黒米の火の入り具合とのコントラストも良いです。
力強く香り豊かな舞茸へ、甘さをほどこした味付けのアクセントに嬉しくなります。
他店ではメニューに、鶏、チキンとあっても私は選択しませんが、こちらのお店は銘柄鶏を明記されています。
お肉を食べている満足に加わる安心もあります。
おしまいのほうで、壬生菜を細かく切り分け黒米と合わせてソースと共に余さずしっかり味わいます。
(お野菜の説明をいただいたのに、聞き間違いがありましたら申し訳ありません)
とてもとても美味しくいただきました。
きめ細やかなお料理と、ワインをいただく幸せの時間を、心地よく清浄な空間で過ごすことができました。
ランチコースのメニューが変わるごとに訪問させていただきたいと思います。
12月16日に掲載されたInstagramを拝読し、2025年より、お料理の提供スタイルが新たになることを知り、私にとっては選択肢が広がる楽しみが増えます。
尚、私の着席したカウンター右側には、お茶の紹介も各種ありましたから、お酒を飲まれないかたも色々に楽しいかと思われます。
また、ディナーメニュー表記にも産地や銘柄、生産者さんのお名前が記され、シェフとの信頼関係も垣間見えます。
女性従業員のかたの応接はスマートで丁寧そして温かく、他のお客様へなされる説明も穏やか。
初めて訪問するお店のカウンター席では私にしては珍しいことに、すっかりリラックスした次第。
[NECCO]✨Wine✨
・〈白〉クリスティーナ
メッジョラーロ サロ21
甘夏、柑橘の香り。柔らかさと酸、
ミネラルがバランス良く存在する。
・〈オレンジ〉リッチカルロダニエール
リスペット23
オイリーでスモーキーな中に、
マカダミアナッツ、
ドライフルーツの香りも広がる。
問い合わせる件があり、退店後に送りましたDMへも、丁寧に対応いただきました。お忙しいところ、ありがとうございます。この場を借りお礼申します。
この日、「自然派ワイン」と仲良くなる道を見つけることができたような気持ちになれて本当に幸運。幸せの初冬。宮ねこ。
〈白〉クリスティーナ メッジョラーロ サロ21
Soup すくなカボチャのスープ
ランチコースのパン
アンチョビとバターのブルスケッタ/アラカルト
〈オレンジ〉リッチカルロダニエール リスペット23
秋鮭とマッシュルームのクリームパスタ
秋鮭とマッシュルームのクリームパスタ
大山鶏と黒米リゾットのガランティーヌ
大山鶏と黒米リゾットのガランティーヌ
〈白〉クリスティーナ メッジョラーロ サロ21
〈オレンジ〉リッチカルロダニエール リスペット23
2024/12/16 更新
6月中旬の平日。
事前に昼1名のランチコースを予約し伺いました。
既に7月8月のランチコースも開始していますため、今回、私の投稿は(極力)端的にまとめます。
■注文
◆5月6月ランチコース
◎ランチ 3皿 ¥2.500
・Soup マッシュルームのポタージュ
・Pasta ~選択~
つぶ貝と菜花の塩レモンパスタ
(つぶ貝と菜花の塩レモンパスタ)
or
(筍とパンチェッタのリゾット)
・Main 武州豚のカツレツ
■ワイン
・〈泡〉
マルスレット・プロセッコ
プロセッコ/ヴェネト
●グレラ …グラス
¥800
女性従業員の方からカウンター席に案内いただき、右手奥に掛けます。
グラスとガラス瓶で提供される冷えたお水が、夏到来かと身構えるほどの梅雨の晴れ間には嬉しいですし、店内も涼しく温度管理されています。
ランチコースからパスタ料理の種類を選びます。
暑い時刻の徒歩での往復では、そろそろランチ時のお酒も少々躊躇います(店内は快適ですが暑さにも弱いため)。お店に向かうまでは、リスト表にあるこだわりのお茶を水出しで合わせてみようかとも思いましたけれど、いざ着席し、撮影させていただいたメニューボードを手元で眺めたら、やはり涼やかなスパークリングに惹かれます。
この日のワインは一杯をゆっくり飲もうと決め、プロセッコとします。
*選択したワインの銘柄等に関し、お店のボードの記述を後ほど一部引用させていただきます。
・Soup マッシュルームのポタージュ
/フォカッチャ
カプチーノ仕立てで供されるキノコの旨みと香りを活かした、滑らかな軽さ。スープとトッピングそれぞれの気泡サイズの整いがお揃い。気圧の変化で参ってしまう体に優しく届く上品なスープ。
フォカッチャはこちらで初めていただきました。温かくしっとりと皮目さくりと。普段、好んで選ばない種類でしたけれども、こちらのフォカッチャは素晴らしかった。食事中にカウンターをふと見ましたら、熱逃しの網の台へ、ホカホカと乗せてあります(ケーキクーラーと同じ用途でしょうか)。
帰りがけに伺いましたら、「熱々を召し上がっていただきたいので」とのこと。自分の表現力の無さが惜しいくらいに絶品の自家製フォカッチャでした。
・Pasta つぶ貝と菜花の塩レモンパスタ
Instagramで拝見した「パスタの塩レモンは1月に越生で採れたレモンを保存用に加工。パンチェッタも自家製」。誰かと一緒のランチ時でシェアできる場合に、リゾットを選ぶことの多い私としては何よりも越生のレモンに惹かれます。
麺量に比べて量ふんだんの、つぶ貝。弾力と風味は申し分ありません。鮮度の良い青菜の赤軸も冴えています。
まとめるレモンソースは口当たりの良いクリーミーさと、晴ればれとした爽やかさを伴い、最高の組み合わせ。
自身のワインの飲み方に、ペアリングとかマリアージュといった語彙を用いるほどには、こなれてはいない私ですが、時々「我流の飲み合わせ」を楽しみます。一品に対して数種のお酒(主にワインか日本酒)を合わせてあれこれを思い自分を満たす。
今回のパスタは、いつかグラスで数種を選んで出していただく夜にも出会えたらと思うお見事さでした。
・Main 武州豚のカツレツ
以前、2月初旬にはローストでいただきました武州豚。今回のカツレツは「寄居の武州豚ロースを薄く叩きサクッと軽やかに仕上げます。フレッシュトマトをたっぷり添えて。」とInstagramにありました。
葉物野菜の上にカツレツそして削りチーズ。カツレツは塩胡椒のみかと。熱いうちは肉汁たっぷりです。温度の落ち着いてきた頃にソース替わりとして、トマトと合わせていただくと私好みになりました。シェフの技術が際立つ満足度の高いメインです。
・〈泡〉マルスレット・プロセッコ
会計前にボトルの撮影の許可をいただいた際に、女性従業員の方からも「この時期に優しく寄り添うかのような」ワインとのお話がありました。
色み香り共に繊細な側面と、料理を引き立てる奥ゆかしさのバランスも素敵でした。
調べましたところ、こちらのプロセッコの産地は、長年の雨風で削られ風化した、急斜面の礫岩の入り組む丘。畑で収穫された葡萄は選別し、半数以上を大手プロセッコメーカーに販売することで品質維持を徹底。まさに老舗の矜持が世界的人気の高いシャンパーニュを広く送り出しています。
とても美味しくいただきました。
お見送りに出てくださいまして、ありがとうございます。
昼夜のコースに選択肢も広がり、シーズン毎を味わえる素敵なレストラン。
9月以降にまたメニューをチェックしお伺いできたらと思います。
[NECCO]✨Wine✨
・〈泡〉マルスレット・プロセッコ
桃のアロマ、クリーミーな泡と
優しい甘味。
(店内ドリンクボードメニューより引用)
◇Myエチケットメモ
①〈泡〉マルスレット・プロセッコ
/ヴェネト:グレラ
Prosecco Treviso Extra Dry l'Estro
N.V. Marsuret
豆燕。