しょう111130さんが投稿した饗 くろ喜(東京/浅草橋)の口コミ詳細

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饗 くろ喜浅草橋、馬喰町、東日本橋/ラーメン

1

  • 昼の点数:4.5

    • ¥1,000~¥1,999 / 1人
      • 料理・味 4.8
      • |サービス 4.0
      • |雰囲気 4.2
      • |CP 3.8
      • |酒・ドリンク -
1回目

2025/04 訪問

  • 昼の点数:4.5

    • [ 料理・味4.8
    • | サービス4.0
    • | 雰囲気4.2
    • | CP3.8
    • | 酒・ドリンク-
    ¥1,000~¥1,999
    / 1人

一杯の芸術、魂を揺さぶる醤油そば——饗 くろ喜の奇跡のラーメン

ラーメン好きなら一度はその名を聞いたことがあるであろう名店「饗 くろ喜」。数々の絶賛を受け続けるこの店で、私がいただいたのは「醤油そば(手揉み)」。その一杯が、想像を遥かに超えて、私のラーメン観そのものを塗り替えてきた。

まずスープ。透き通るような美しい醤油色に目を奪われ、一口啜れば、その芳醇な香りと奥行きのある旨みに驚かされる。複数種の醤油がブレンドされているのか、単調さが一切なく、口の中で幾重にも広がっていく旨みの層に心を奪われる。まろやかさとキレを見事に両立し、鶏の出汁が静かに、でも確かな存在感で支えている。しっかりとしたコクがあるのに、最後の一滴まで飲み干せてしまうほどの繊細さと上品さ——このスープ、まさに飲む芸術だ。

そして麺。今回は「手揉み」を選択。この手揉み麺が、また最高だった。もちもちとした弾力のある中太麺に、不規則な縮れが加わることでスープの絡みが抜群。噛むたびに小麦の香りと甘みがふわっと広がり、スープとの調和が素晴らしい。手揉みによって生まれる食感のグラデーションが面白く、食べていてまったく飽きが来ない。口の中で旨みが何度も押し寄せてくる。

さらに特筆すべきは、トッピングの完成度。低温調理された鶏チャーシューは、しっとりと柔らかく、鶏の旨みが凝縮されていて絶妙な塩梅。豚チャーシューは対照的に香ばしさとジューシーさを併せ持ち、両者がこの一杯の中で見事なコントラストを描く。そして、メンマ、青菜、ネギ、海苔。どれも「脇役」ではなく、それぞれが明確な役割を持って存在している。丁寧な仕事が全体の調和を底上げしており、すべてが「この一杯のため」に計算し尽くされているのが伝わってくる。

総じて、饗 くろ喜の「醤油そば(手揉み)」は、単なる食事ではない。「体験」だ。五感を研ぎ澄まし、心から味わい尽くしたくなる一杯。このラーメンには、作り手の技術と情熱、そして“食べる人への敬意”が詰まっている。

食べ終わったあと、思わず深く息を吐いてしまった。満足を超えた、感動。これを食べずしてラーメンを語ることなかれ。饗 くろ喜、間違いなく東京ラーメン界の至宝である。

2025/05/13 更新

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