1回
2025/11 訪問
表参道に2025年春オープンした、常世長鳴鳥(とこよながなきどり)
焼とり 常世長鳴鳥
2025/11/13
ゆりえ.Nさま
この度はご来店いただきまことにありがとうございました。
お店の特徴をはじめ、料理ひとつひとつに私どものこだわりをわかりやすく表現していただき感激しております。
お店の雰囲気、料理にもご満足いただけたようで何よりでございます。
機会がございましたらペアリングもご利用ください。
今後もよりいっそうお客様にご満足いただけるよう誠心誠意努めてまいりますので、ぜひまたお越しくださいませ。
本当にありがとうございました。
2025/11/07 更新
表参道に2025年春オープンした、常世長鳴鳥(とこよながなきどり)。
その名は《古事記》に登場する神話から。
天照大神が天の岩戸に隠れ、世界が闇に包まれたとき、
八百万の神が「常世長鳴鳥」を鳴かせて太陽を呼び戻したと伝えられます。
──まさに“光を呼ぶ鶏”。
その名を掲げるにふさわしい、凛とした美しさと温かみのある空間でした。
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【常世ノ宴コース】(13,000円)
カウンター8席ほどの上品な空間。
静かな時間が流れ、店員の方が一品ずつ丁寧に説明してくれます。
ソムリエバッジをつけていらっしゃり
ワインペアリングもかなり期待できそう。
私はノンアルコールで
・フランス産ロゼグレープジュース
・八街のジンジャーエール
をいただきましたが、どちらも絶品でした。
卓上には「わさび塩」と「味噌七味」。
味を引き立てます!!
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一、地鶏コンソメスープ
鶏と野菜と塩のみで味付けされた、温まるスープ。
二、胸肉のたたき/ささみの昆布締め/砂肝の刺身(柚子胡椒添え)
三種盛りの“序章”。それぞれに異なる食感と香りがあります。砂肝の刺身って珍しいですね。
三、ささみ × 宮崎県産からすみ × わさび
繊細な旨味と塩気のコントラスト。
からすみの香りがふわりと鼻に抜けます。
四、おろし大根 牡蠣醤油がけ
おにおろしで粗くすりおろした大根に、牡蠣の深みある旨味。
串の合間、さっぱりを挟んでいきます。
五、もも肉 ネギソース
香ばしい炭火香と、爽やかなネギの辛味!このソース、とても好きでした。
六、地鶏のメンチカツ
100%鶏肉で作られた贅沢なメンチ。
自家製ソースとパルミジャーノが重なり、洋のエッセンスも感じる逸品。
七、柿と人参の白和え(マスカルポーネ入り)
季節の甘みと乳のまろやかさ。
和食の枠を超えた、デザートのような小鉢。
八、胸肉の皮巻き “抱き身”
大葉を巻き込み、皮の香ばしさと身のしっとり感が共存。
九、鶏ハムのようなつくね刺し
うずら卵の黄身と国産キャビアをのせ、海苔で包んで一口。
まるで寿司のような贅沢な体験。
十、岩手県産しいたけ
肉厚で香り高く、火入れの妙が際立ちます。
十一、レバームースの最中
最中の中に濃厚なレバーの香り。ワインが欲しくなる一品。それにしても飽きのこないコース編成です!
十二、ぼんじり/レバー/かぶ(炭火焼き)
火入れの香りが全てをまとめ上げる三連皿。
特に炭火で焼かれたかぶの香ばしさは印象的。
十三、選べる希少部位
せせりやソリレスなどから選べ、私はソリレスをチョイス。
弾力と旨味が濃く、噛むほどに余韻が広がります。
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〆
季節の土鍋ご飯は「蓮根と銀杏の炊き込み」。
岡山県産・朝日米を使用。
自然なさっぱりした甘みが具材の香りを引き立て、秋の訪れを感じるご飯。
品種改良されたものは大変甘みが強く、お米だけで食べても完成されているが
この朝日米は品種改良されていないからこそのサッパリが
炊き込みご飯にするにはとても良いんだそう。
お味噌汁と漬物を添えて。
さらに、稲庭中華そばを使った鶏中華そば(塩)で締め。
澄んだスープとしなやかな麺が、最後まで飽きさせません。
これは、塩ではなく醤油も選べます。
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甘味
きなこのアイスと玄米茶。
炭の香りがまだ残る口に、やさしい甘みが広がります。
一皿ごとに物語があり、
鶏を主役に、ここまで多彩な表情を見せるお店はなかなかありません。
表参道の新たな名店です!
絶対また行きます!