Ua.さんが投稿したHIKARI(東京/池袋)の口コミ詳細

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きまぐれ爆食記録

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HIKARI池袋、東池袋、東池袋四丁目/フレンチ、イノベーティブ、ステーキ

1

  • 夜の点数:5.0

    • ¥15,000~¥19,999 / 1人
      • 料理・味 -
      • |サービス -
      • |雰囲気 -
      • |CP -
      • |酒・ドリンク -
1回目

2025/09 訪問

  • 夜の点数:5.0

    • [ 料理・味-
    • | サービス-
    • | 雰囲気-
    • | CP-
    • | 酒・ドリンク-
    ¥15,000~¥19,999
    / 1人

「和牛×フレンチ」。高級食材が織りなす至福のマリアージュ

池袋のとあるビル3階に広がるラグジュアリー空間。エレベーターを降りると黒を基調とした落ち着いた店内にキッチン、それを目の前にした贅沢なカウンター席が並んでいました。店内はコンパクトながらも少し暗めな照明で、隣の席はそこまで気にならない雰囲気です。

そして今回いただいたのはディナー限定、
季節のおまかせコース。
コースの内容はこちら。

・下北カンブリア農場 新時代
・富山県 氷見 甘海老
・三陸産秋刀魚
 薩摩とろ茄子
 北海道 インカのめざめ
・青森 野辺地葉つき小蕪島根秋貝、鯣烏賊
・鹿児島九絵
・サーロインの焼きすき
・シャトーブリアンステーキサンド
・蝦夷鹿とフォアグラのパイ包み
・厳選フィレ肉とサーロイン
・やさしいカレー
・シャインマスカット 巨峰 カルダモン
・お茶菓子
・珈琲 or 紅茶

【下北カンブリア農場 新時代】
こちらはなんとも綺麗な黄色が映えるカボチャの冷製ポタージュ。
かなり甘さが際立ち、濃厚な味わいですが、冷製仕立てなので後味はかなりスッキリ。舌触りも滑らかでコースのスタートにぴったりでした。下に入っているひよこ豆のムースと混ぜることで味わいが変化していきました。

【富山県 氷見 甘海老】
サクサクとしたクラッカー(タルト)でできたお皿に甘エビ、ヤングコーン、上には贅沢にキャビアが乗った一口サイズの可愛らしい逸品です。
小さいながらも味が複雑。甘エビ特有の深みのある甘さ、ヤングコーンのシャキッとした食感、ムースの塩味をサクサクとしたお皿が包んでおり、口に入れるとそれぞれ違う食感の食材が打ち消すことなくしっかりと調和し合っていました。私にとってはなかなか珍しい組み合わせの食材でしたが、相性が抜群でとても美味しかったです。

【三陸産秋刀魚 薩摩とろ茄子 北海道 インカのめざめ】
燻製された香り高い秋刀魚に甘みのある茄子。そして濃厚な芋の味を感じられるインカのめざめという何とも贅沢な組み合わせ。
秋刀魚は燻製されていることによって青魚特有の生臭みが一切なく、魚が苦手な方でも食べやすいお味でした。そして茄子とじゃがいもそれぞれ素材の旨みをグッと感じられる濃厚な品種なので、香り高く燻製された秋刀魚の味を引き立たせていました。
しかし、秋刀魚の香りや味に負けることは
一切なく、しっかりとマリアージュしていました。

【青森 野辺地葉つき小蕪島根秋貝、鯣烏 賊】
貝とイカが織りなす魚介の濃厚な旨み。それを包み込むかのようにふわふわと盛られた貝出汁の泡。
そしてその魚介をさらにまるっと包み込むコンソメ仕立てのジュレ。こちらも出汁が一皿にこんなにも合わさっているのにそれぞれが打ち消すことなく、足りないものを補い合っている複雑ながらもぶつかり合わない繊細なお味でした。

【鹿児島九絵】
大きな朴葉が敷かれたインパクト大な視覚的にも楽しいこちらの一品。
朴葉は岐阜の郷土料理に使用されているんだそう。焼くことで香ばしい香りが料理を包み込む特徴があるとのことです。
そして朴葉に包み込まれているのはクエとソテーされたきのこ。そして味を〆るかのようにかけられたバジルとトマトのソース。
クエは皮はパリパリ、身はホロホロながらもパサつきやもたつきが全くないちょうどいい絶妙な焼き加減。下に敷かれたきのこは香り高く歯応えのある食感。クエの味わいを邪魔することはないものの、しっかりと存在感があってバジルソースとの相性も抜群でした。

【サーロインの焼きすき】
こちらを皮切りにお肉メニュー三昧に。
ひとえに焼きすきといってもこちらの一品に使われている食材はサーロインの他に
土鍋炊きの山形はえぬき、イタリア秋トリュフ、福島県マキシマム濃い卵。
どれも主役級の食材揃いでした。サーロインは薄切りなこともあって、飲めるかのようなもはやトロトロ感を感じる柔らかさと特有の強い甘みが感じられました。そしてそれを包み込むマキシマムこい卵。写真で見てもおそらく伝わるこの濃さ。通常の卵とは色から違っており、箸を入れても崩れづらいプリッとした弾力も特徴でした。
そしてこの濃い黄身がサーロインをふわっと包み込み、濃厚さを増加させていました。さらに上には香り高い秋トリュフ。
トリュフ特有の香りが卵とお肉にマッチして、口に入れる瞬間、スッと鼻に抜ける香りがたまりませんでした、、、
そして忘れてはならないのが土鍋で炊かれたことによって一粒一粒の味と旨みが際立ったお米。サーロインを巻いても美味しいですが、もはやそのままでもしっかり美味しい。卵をしっかりとお米に絡めて卵かけご飯のようにして食べるのもシンプルだからこそ素材の味がダイレクトに伝わってとても贅沢でした。

【シャトーブリアンステーキサンド】
名前からして贅沢なこちらは厚切りのシャトーブリアンが豪快にサンドされており、見た目も華やかな逸品でした。
上にマスタードバター、下にシャリアピンソースという味わいが違う2種類のソースが使われており、どちらもお肉の味、それぞれのソースの味を消すことなくしっかりと調和しあっていました。上と下でソースが違うのも面白いですが、しっかりとそれらが口の中で合わさった時にバランスが計算されていてこだわりを感じました。
肝心のシャトーブリアンですが、上から見ても横から見てもかなり分厚めにカットされていることがわかるくらいに層を形成していました。こんなに厚みがあるなら噛みきれないのでは?と心配になりましたが、そんな心配は全く必要なく、本当にお肉?と疑うくらいの柔らかさ。筋すら感じないまさに飲めるサンド。そしてただ柔らかいだけでなくもはやふわふわしているお肉の感想とは思えない食感。バンズがサクサクした仕上がりになっているのでよりお肉の食感が際立っていました。

【蝦夷鹿とフォアグラのパイ包み】
見た目も美しいパイ包み。なんと鹿肉とフォアグラが包み込まれています。
2つとも他のお肉に比べてクセがあるお味ですが、こちらは添えられている9種類の赤ワインからなるソースがいい意味でこのクセを丸みこみ、食べやすくしてくれていました。層状のサクサクしたパイとも相性が抜群で、エッジの効いたお味でした。
そうは言っても前述の通りお肉に臭みは全く、柔らかく仕上げられていたので、パイにしっかりと包まれていて、まさにマリアージュという逸品です。

【厳選フィレ肉とサーロイン】
重量感のある石のお皿に乗ったメインのお肉。サーロインは脂身の具合が程よく、見た目は脂っぽいかな?という印象でしたが、口に入れると体温でその良質な脂がとろけるような甘さに変化していました。
そして暗い色のお皿、落ち着いた大理石のテーブルに映える綺麗なピンク色。ミディアムレアに仕上げられているので、お肉の外側と中心部分でお肉の旨みと食感が違うところも最高でした。
そしてフィレ肉はこちらもかなりの厚切りだったので硬さがあるかな?と心配でしたが、硬さがある部位にも関わらず歯応えあるものの噛みづらい硬さや筋感といったものは感じられず、噛めば噛むほどジュワッとお肉の旨みが広がり、絶品でした。
そして薬味は塩、わさび、カンボジアの生胡椒、チミチリソース、りんごと長ネギのソースという定番から変わり種まで。
チミチリソースとりんごと長ネギのソースはそのままでも充分おいしい濃い味で、お肉につけることによって一気にお肉の引き立て役になっていました。辛さやクセがないので食べやすかったです。個人的には塩でシンプルにいただくのが、お肉本来の旨みを感じられておすすめです。

【やさしいカレー】
やさしいカレー?と名前だけでは?が浮かぶ名前のメニューですが、数種類のスパイスからなる複雑なお味なのに辛さを抑えたやさしい味付けなんだそう。
そして具材は和牛100%という贅沢、水分量より具材の量が多く濃いカレーでした。ひと口食べると、まず和牛の旨みがグッと広がり、その奥からじんわりとスパイスの香りが追いかけてきました。辛さでごまかさず、素材のコクと香りで勝負しているのがよくわかる逸品でした。濃厚でありながら重すぎず、こちらも土鍋で炊かれたはえぬきとの相性は抜群。ひと粒ひと粒にしっかり絡んで、思わずもうひと口と箸が止まらなくなる味わいでした。

【シャインマスカット 巨峰 カルダモン】
カルダモンのシャーベットアイスのまわりに巨峰のムース、そしてフレッシュと白ワインでコンポートされた2種類の味が楽しめるシャインマスカット。そしてクリームチーズの盛り合わせデザートプレート。
カルダモンのシャーベットは、ひと口目から清涼感のある香りが広がり、食後でもスッキリいただける一品でした。添えられたシャインマスカットは、フレッシュの爽やかな甘みと、白ワインでコンポートされたワインそのもののような芳醇さのコントラストが楽しく、まるで二つの果実を味わっているかのようでした。巨峰のムースは濃厚でなめらか、口に含むと果実そのものの深みを感じられました。そしてクリームチーズは、少しとろみがついていて、囲われているラングドシャと相性抜群。クリームチーズ特有の若干の塩味と後からくる濃厚な甘みがさっぱりしたシャーベットにも合っていました。

【お茶菓子】
最後は自家製のマドレーヌ。
バターのコクが香りでも味でも伝わる本格的なお味。外側はカリッとこんがり焼かれているのに中心はふわっとしっとりとした食感で、焼き菓子店のものと遜色ないレベルの高いお味でした。
食後のコーヒーとも相性抜群。何個でもいけちゃう美味しさでした。

ラグジュアリー空間でいただくこだわりの料理はどれも本格的で美しいものばかり。
料理そのものだけでなく、お皿とのコントラストや盛り付けのバランスもしっかりと計算し尽くされた料理の数々によって五感を刺激されるコースでした。
スタッフの方の対応もすごく丁寧で、記念日にもちょっと贅沢をしたい日にもさまざまなシーンで使える素敵なお店でした。

2025/09/27 更新

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