けえとpafuさんが投稿したJIMGU(大分/由布院)の口コミ詳細

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JIMGU由布院/イノベーティブ

1

  • 夜の点数:4.5

      • 料理・味 -
      • |サービス -
      • |雰囲気 -
      • |CP -
      • |酒・ドリンク -
1回目

2025/11 訪問

  • 夜の点数:4.5

    • [ 料理・味-
    • | サービス-
    • | 雰囲気-
    • | CP-
    • | 酒・ドリンク-

メニューはなぞなぞ

夕暮れの湯布院には、時がふと立ち止まるような瞬間がある。
私がEnowaを訪れた日も、そうだった。
山々の稜線に淡い金色が落ちるころ、誰かの別荘を借りるような感覚で、私はその場所の扉をくぐった。

案内された席から見える風景は、決して雄大ではない。
けれど、ふと息を呑むほど美しい。
家具のひとつひとつが、選ばれるべくしてそこに在り、陽の光が、それらに静かに陰影を与えている。
私は、そこに座っただけで、すこしだけ優しい人間になったような気さえした。

テーブルにメニューはある。けれど、それは答えを記した紙ではない。
なぞなぞのような言葉たちが、こちらを静かに試している。
「これは、何だと思いますか?」
そんな声が、紙の向こうから聞こえてくるようだった。

皿が運ばれるたび、私は目を奪われた。
一皿は、まるで画家のパレット。
もう一皿は、採れたての記憶をそのまま閉じ込めたような温度を持っていた。
Farm drivenという言葉の意味を、私はこの夜、舌で、肌で、心で、知ったのだと思う。

料理の記憶は、なぜか断片的だ。
ただ、確かに私は「美しいものを食べた」と覚えている。
味よりも、輪郭や色合い。
そして何より、静かに微笑んでいたシェフ――きっと彼は、レストランという舞台の“調和”そのものを演じていた。

帰り道、山の輪郭はすでに夜に溶けていた。
けれど私は、まだ少し、パレットの中にいた。

2025/12/31 更新

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