3回
2024/10 訪問
清淡拉麺(あっさりラーメン塩味)@雪梅
とある休日、秋田市外旭川の中華料理店〈雪梅/しゅうめい〉に行ってみた。以前利用した時に食べたエビ入り炒飯(蝦仁炒飯)がとてもおいしかったので、今回は麺料理にしてみたい。メニューの中から塩系のラーメンを探すと、あった。あっさりラーメン塩味(清淡拉麺/チンタンラーメン?)にした。注文をとりに来てくれた店員さんは、インドか東南アジア系のような顔立ちをしている(2024年10月現在)。
さて料理が来ましたよ。肉、白菜、ニンジン、キクラゲが乗っている。スープは多少白濁しており、飲んでみると鶏々しくないのでおそらく豚メインのスープストックかと。肉は繊維の入り方やついている脂から豚肉と断定していいだろう。それにしても繊細な味付けのスープで、ホント沁み渡るね。最初のひと口は「薄いかな」と思うかもしれないが、レンゲを重ねるうちに輪郭がはっきりしてくる。
そうそう、こんなスープを飲みたかったんだ。スープまで完食できる塩分の加減で、理想とするところだ。麺はやや細めの中太縮れ麺で、ゆで加減はやや硬めで好みに合っている。滋味あふれるおいしいスープなので、いつもより多めに飲んじゃった。だけど完食はやめておこう。普通の人、軽い運動を日頃から行っている人なら完食して問題ないと思う。まったくもっていいラーメンだった。
2024/11/17 更新
2021/12 訪問
蝦仁炒飯@雪梅/しゅうめい
とある休日、散髪を済ませると時刻は午前11時半過ぎで昼食にはちょうどいい時間だが、男鹿で行きたい店を思いつかなかったので秋田市内へ向かうことにした。船越へ来た以上、能代方面に向かうのは遠回りになるから。秋田市内に行くなら、いい中華料理店がある。雪梅(しゅうめい)なんていいんじゃないかな。
というわけで〈雪梅〉に到着しました。時刻は午後1時前、ちょうどランチタイムど真ん中を抜けた頃なのか、店はそんなに混んでいなかった。1人ですが、というと奥の靴を脱いで座る円卓に案内された。あちゃあ私、股関節固いんで胡座かくの苦手なんですけど。ま、いいか。メニューを見ると、料理名に漢字が羅列しており、その後に日本語で説明してある。
一つひとつの料理にきちんと名前が付けられていて「ラーメン」や「炒飯」とか「中華丼」がない。これはどうも大陸系の人がやっている店ですね。神戸の南京町でもそうだけど、店に町中華のメニューがないんですね。だからこの店は中華料理店というより中国料理店というほうがぴったりかも。蝦仁炒飯/850円(海老入りチャーハン)にしましたよ。
まさか乙山が醤油ラーメン/中華そば以外のものを頼むなんて、と思われた方もいると思うけど私、炒飯好きなんですよ。今は家に米がないんでやんないけど、休日に家で炒飯作ってそれをアテにビール飲んだりする。炒飯をアテにビールとかふざけんな、という声が聞こえてきそうだけど、これが意外に合うの。あと焼きそばをアテに飲むとかね。
さて料理が来ましたよ。おお、なんかとってもいい感じなんですけど! 紅生姜が乗ってないのもいいし、付け合わせがザーサイってのもいい。町中華だと炒飯に紅生姜が乗っていたり、付け合わせがタクアンその他(意味不明)だったりするよね。ま、炒飯に紅生姜、それはそれでおいしいけど本来は不要。付け合わせも本当は不要だけどザーサイだったら許す。
スープをまず飲んでみると、おいしい。単体としては塩分多め(推定濃度1.2%)だけど一口サイズだからOK。町中華のスープとひと味違った複雑さがあるが、いかにも「本格中華」といった感じではなく、日本人の好みをよく研究した味わいだと思う。中華スープってこういう濃い色をしてるのは珍しいが、醤油を使ったあたりも日本(東北)人の好みを反映してるのかな。
炒飯もおいしい。塩加減が絶妙で、町中華でもっと濃い味付けをしてる店はいくらでもあるんじゃないかな。五目炒飯ではないので具材があまり見えないようだけど、いささかも貧相な感じはない。エビは小エビだけどよくありがちな臭みがなく上手に下処理してある。いささか油は多めに思えるが中華料理では当たり前。いわゆる「パラパラ炒飯」とは違う。
帰り際に厨房が見えたんだけど、樹脂製の分厚くて丸い中華まな板に中華包丁を使って料理人が夕食用の仕込みをしていた。ああやっぱりそうなんだ、と確信した。能代の〈紅〉もそうだけど、この店も中国人の料理が食べられる店。このぶんだと麺料理にも期待できそうだ。でもそれは日本人が好む「ラーメン」とはちょっと違うのかもしれないけど。
【付記】
個人経営の店ではどうしても駐車場のスペースを確保するのが難しいですね。川反(かわばた)の〈そば処 紀文〉にいくのをためらうのも同じ理由です。醤油ラーメンの後は塩ラーメン、その後は炒飯シリーズがあるかも、なんて。
2022/02/13 更新
とある休日、秋田市外旭川の〈雪梅/しゅうめい〉に行ってみた。以前も利用したことがあり、中国人の料理人が調理している。メニューを見ると日本人にもわかるように説明が添えてあり「塩味」とか「醤油味」なども書いてある。今回は蝦仁雲呑麺(エビと雲呑入りラーメン塩味)にしてみた。塩系ばかり食べているのはいろんな理由によるのだが、この店なら醤油味でもいけると思う。
さて料理が来ましたよ。むきエビ、白菜、青菜、ニンジン、タケノコ、キクラゲが使われており、画像では確認しにくいが雲呑も何個か入っている。この雲呑は豚挽き肉が使われている。日本の町中華の料理に当てはめてみると、いろんな具材と雲呑が入った「五目ワンタン麺」がいちばん近いんじゃないだろうか。スープはやや白濁した動物系スープだが穏やかな味付けでおいしい。
べつに「清湯」を謳っているわけではないので、このようなスープでもなんの問題もない。麺はやや粉っぽい感じがするストレート細麺で、ゆで加減は申し分ない。自家製なのか製麺所から取り寄せているのか不明だが、この麺好きだな。表面に余計な脂が浮いてないのもいいし、雲呑もちゅるっと食べられて幸。食べ始めはかなり熱いので雲呑を食べる際は注意したほうがいい。おいしかった。