なんちゃってラーメンマンさんが投稿したら すとらあだ(東京/中野坂上)の口コミ詳細

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ラーメンと町中華と蕎麦屋ばかりの人

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ら すとらあだ中野坂上、中野新橋、西新宿五丁目/そば

1

  • 昼の点数:4.0

    • ¥15,000~¥19,999 / 1人
      • 料理・味 -
      • |サービス -
      • |雰囲気 -
      • |CP -
      • |酒・ドリンク -
1回目

2025/02 訪問

  • 昼の点数:4.0

    • [ 料理・味-
    • | サービス-
    • | 雰囲気-
    • | CP-
    • | 酒・ドリンク-
    ¥15,000~¥19,999
    / 1人

お任せ&燗酒など。

蕎麦を料理として具現化した蕎麦屋によるコースだ。3年熟成との鰹出汁と喜久酔の本醸造の熱々燗でスタートする。序盤は出汁とお燗が続く。茸のジュレや茶碗蒸しには七本槍の生原だ。爽やかな風味が合う。豆腐も美味しい。じゃがいも入りの焼き味噌や鰤の味噌和えを載せた大根の浅漬けには麹の味わいが強い神亀をがっぷり四つで。次の出汁の濃いおからのお椀とは極上のペアリングだった。十旭日で漬けたとの唐墨はさっぱりと。まったりと甘い睡龍の古酒とこれまた抜群である。軽いキレと酸味があって結構飲みやすい。三芳産の蕎麦がきは絶品だ。軽やかで柔らかい口当たりから程よい穀物感と青みを感じる。仄かに甘く実に円やかだった。素晴らしい。トマトの煮凝り風でさっぱりと口直しを。王録の生原を頂けば蕎麦を待つのみだ。

蕎麦は7品だ。5種の蕎麦を手挽きし、6種の麺を打っている。全て手打ちで十割だろう。蕎麦がきを含めると8品になる。まず三芳産の細切りは秋蕎麦とのこと。塩のみで頂く。確り旨い。次からは塩とつゆで頂いた。つゆは出汁感が強い。塩味控えめであっさりとして良い。一皿目と同じ三芳産の幅広の平打ちはやや暖かい状態で提供される。味の広がりをより感じるのは形状と温度のためだろう。庄原産の太打ちは縦の食感がとても強いが、軽やかな味わいで食べ易いから面白い。次の平打ちは高千穂産だ。結構冷たく締めている。味は淡白でさっぱりと。5皿目の中細打ちは長崎の2年熟成とのこと。粗挽きで溢れる風味がいい。次の三瓶産の2022byは田舎蕎麦で。かなり暖かい温度帯の平打ちだ。味と香りが濃厚で旨い。ラストの種物は近江牛の小腸とのこと。油脂がとても美味しい。様々な蕎麦の部位が入っている。余すことなく頂いた。デザートは黒糖のブラマンジェを。最幸だった。

飲み〆やコースの食事として蕎麦を供されることは多々あるが、専門店で頂く手挽きで手打ちの十割蕎麦はやはり格別である。蕎麦の料理化とコース化は蕎麦屋の一つの在り方としてとても意義があると思う。これからも新しい提案を沢山見せて頂きたい。昨日はどうも有難う。

2025/02/06 更新

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