3回
2025/07 訪問
全部入りコース「デグスタツィオーネ」絶賛
ピスタチオと車海老とズッキーニの、濃厚パスタ
シチリアのワインDonna Fugata
イカ墨のリゾット
伊勢海老のオーブン焼き、奥に柑橘が添えられてた
牛フィレ肉のグリル、スパイス、ブルーベリーの甘味
デザート盛り合わせ
2025/07/11 更新
2025/01 訪問
会食は絶賛お勧めコースに限ります
ウニやカラスミの名物スパゲッティを入れてもらった以外は、すべてお任せにしました。シェフのお料理を味わい尽くすためです。４人でワイン、食前食後を含め５本くらい。全幅の信頼を寄せるTさんに任せて、シチリアを中心にお勧めペアリングもお安く見繕っていただきました。よく飲みました。おかげさまでお客様との楽しい時間に集中できびっくりするくらい長居しました。そんなわけで今日のコースの記録は割愛。ただ、こだわりのチーズをみなさんにもお勧めできたのが嬉しかったです。
食べログはイタリアンの分類になっていますがシチリア政府からも認証される本格シチリアのお店です。食べログや百名店に分類されない矜持が、店を知るものとして誇らしい。今日もたくさんの外国やイタリア語が飛び交う異国情緒たっぷりでした。
リゾットに凄くパンチあるドライトマトのってました
名物スパゲッティ
ピッツァイオーロをレスペクトしてギヨッタ（ブイヤベース）にブッラータ乗せてくれました！ありがとう
シチリア発祥と言われるカンノーロも入れてくれた
2025/02/02 更新
2024/12 訪問
シチリアの良識を守るシェフ。リゾット、ブイヤベース、チーズの流れ
少し甘い炭酸入りドリンクシチリア産キノットChinotto siciliano ¥1,200 と、トスカーナの水ミネラルウォーター¥900から始めました。お店の本場重視が最初からわかります。
組み合わせが自由自在な前菜は、プーリヤ州からの水牛ブッラータ・チーズ、カンパーニャ州からのボッコンチーノ（小サイズのモッツァレラ・チーズを意味するシチリア語）、サラミ、北海道チェーリートマトを組み合わせた凄い前菜。
プリモ・ピァット（一皿目）は普通はパスタですが、アスパラガスとシチリアのチーズを使ったリゾットが選べると聞いて飛びつきました。おもしろい。麺類好きには申し訳ないけど、少しアルデンテな米で自分だけ得した感じです。
今日の私が選んだコースではメインは、魚か肉を選ぶので、シェフの故郷シチリアをイメージして魚料理にしました。なんとブイヤベースだったのですが、シチリア島でいうと、シチリア風ギヨッタというそうです。はまぐり蛤がゴロゴロ、天使の海老、魚のスズキ、印象的なのはケッパー、じゃがいもが入ってました。これも地域によってケッパー、じゃがいもが入って違うそうです。
かつて実は王国として栄えたシチリア。なぜ現イタリア内の他国にやられて経済的に没落したのか、今まで避けてきたけど、シェフから少しシチリアの歴史も学んでくださいと言われたとき、シェフの顔に控えめだけどシチリアへの愛国心がありました。そう考えると、シェフが胸にシチリアの国旗をつけていることに共感します。ちなみにシチリアの国旗はウクライナと同じ青と黄色です。イタリア王国が成立したのはずっとのちの時代、明治維新の頃。共和国が成立したのは、貴族を残したままですが、第二次世界大戦後。
さてコースにもどり、デザートの前にイタリア（フランスチーズは却下）だけのチーズの一皿。ゴルゴンゾーラとかスーパーでも買えるような名前のチーズはパス。今日教えて頂いたイタリアチーズ。グラッパ、モスカートとフルーツの羊チーズシチリア。栗葉で包んだ羊とサフランのチーズ、赤ワインにつけたシチリアチーズ。何度も教えてもらいました。ありがとう。チーズに蜂蜜、フルーツ、デザートワインを合わせてくれましたが、今まで当たり前のように食べてきたチーズ。実はフルーツの組み合わせにも暗黙ルールがあるようです。そうすると不思議なことに、化学変化のように別腹チーズの一皿が化けるのです。これが楽しい。こうした組みたては自分では絶対できません。チーズ好きが増えてきたとはいえ、ましてイタリアンの店でイタリア縛りのチーズだけをなかなか食べられないでしょう。そう、イタリアンのシェフでチーズ提供を諦めた方がいるし、イタリアンに限らず機内食を出すエアラインでもCA研修でチーズ提供を無理しないように学ぶそうです。おかげさまで空でも、私（だけ？）はチーズまで楽しくいただいてます。そうするとチーズに合わせた食後酒をメニュー以外から出してくれたCA （旧アリタリアとKLM）にも出会いました。
この店に来たらチーズは「お腹一杯ですぅ」とか逃げずスイーツ同様に別腹にします。チーズの皿が凄いからです！
そして今日のコースのデザートケーキもほんとうに美味しかった。コースによりデザートも違うようです。エスプレッソも合図するまで持ってきません。そんな当たり前が嬉しい店です。あゝ凄い、君たちを惚れ直したよ。
Chinotto siciliano シチリア産キノット¥1,200 と、トスカーナの水¥900
組み合わせが自由自在な前菜。真ん中の２種類のチーズも入れてもらいました！
リゾット。アスパラガスとシチリアのチーズを使ったリゾット
ブイヤベースですがイタリア語でシチリア風ギヨッタ
チーズがワゴンで登場
イタリアのチーズに蜂蜜とフルーツを合わせて食べる
チーズにさらにデザートワインを合わせてくれました
ケーキも特別な用意があります
エスプレッソも！イタリアのバルに行かないで良いレベル
2024/12/14 更新
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シチリアのワインDonna Fugataから、海の幸が続く宴の前半は白ワイン、肉からチーズは赤ワインをお勧めいただきました。マリアージュに今日も感激しました。ワインリスト見ても困るばかり私は、コースはソムリエTさんのペアリングが毎回楽しみでなりません。チーズとデザートにワインを少し残しつつ、デザートワインも合わせて提案してくれます。〆のカフェといえば、エスプレッソに決めてますが、初めてお会いするスタッフも食後にお持ちしますかと聞いてくれ研修が行き届いている店だなと思いました。更に最後にリモンチェロでキュ。やりたい放題でしたー。
コースの決め方は、ワインを楽しむとき重視するチーズが入ってるかどうかでまず２つに絞り、メインにフオグラがのったロッシーニ・ステーキとか、ウニとかキャビアが気になるかどうかで決めました。シェフのロッシーニも気になりますが、今回のコースのフィレ肉もぜひ一度。赤ワインにブルーベリー、シナモンの味わいは、肉ですら出汁や醤油、わさびで食べる私たち日本人にとって、経験しないと習得できない味わい味覚のように思えて楽しいです。別の新しいペアリングコースは一人なんかのときはいいかな。
結局のところ、シチリアの海の幸を使った味覚イメージを愛でるので、シチリアピスタチオが様々に変化していく前菜やパスタ、ロブスターにすら添えられた柑橘、シチリア発祥のカンノーロも入ったデザート、コースが幸せなのです。お料理とマリアージュに一緒に向き合えるパートナーがいて更に幸せでした。
ピスタチオの衣をまとった本マグロ
イカ墨のリゾット
ピスタチオと車海老とズッキーニのパスタ
伊勢海老のオーブン焼き
季節野菜のシチリア風カポナータ添え
牛フィレ肉のグリル
赤ワインとブルーベリーソース、シナモン
チーズ盛り合わせ
デザート盛り合わせ
エスプレッソ