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夜の点数:4.5
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¥6,000~¥7,999 / 1人
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料理・味 4.5
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|サービス 4.5
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|雰囲気 4.5
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|CP 4.5
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|酒・ドリンク 4.5
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[ 料理・味4.5
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| サービス4.5
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| 雰囲気4.5
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| 酒・ドリンク4.5 ]
ひまり商店ヒトサシ飯
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2025/12/02 更新
ひまり商店は、和食と酒場の中間に位置するような絶妙な雰囲気を持つ店だ。暖簾をくぐると、炭の香りと出汁の香りが混ざり合い、すぐに“和の居心地”を感じさせてくれる。照明はやや落とし気味で、木の温もりを感じる内装。カウンター席には一人飲みの常連らしき人々が静かに盃を傾け、奥のテーブルでは会話を楽しむ客たちの笑い声がほどよく響いている。店員は明るく、料理の説明も丁寧で、客との距離感を保ちながら心地よい接客をしてくれる。料理人が調理場で手際よく動く姿も見えて、安心感と信頼感のある空間だ。
最初に登場したのは「前菜5種盛り」。どの品も小ぶりながら手が込んでおり、一皿目からこの店の丁寧な仕事ぶりが伝わる。「蟹味噌なめろう」は、濃厚な蟹の旨味と味噌の塩気が合わさり、酒を呼ぶ味。舌の上でとろけるような口当たりで、香りの余韻が長く続く。「生シラスの沖漬け」は塩味がやや強めだが、シラスの甘みと絶妙に噛み合い、後を引く旨さだった。「クリームチーズの醤油漬け」は和と洋の融合のような一品で、ねっとりとした食感に醤油の香ばしさが加わり、チーズのコクがより深く感じられる。「キハダマグロの山かけ」はねばりのある山芋とマグロの赤身が見事に絡み、出汁の風味が全体をまろやかにまとめていた。「いかと雲丹の酒盗」は濃厚な海の香りが凝縮された贅沢な味。酒盗の塩気と雲丹の甘みが重なり、これだけで日本酒を一合空けてしまいそうな完成度だった。前菜というより、ひとつひとつが独立した小料理として成立している印象だった。
続いて運ばれてきたのは、この店の看板ともいえる「海老しゃぶしゃぶ」。見た目の美しさにまず目を奪われる。透き通るような海老が整然と並び、鍋には黄金色の出汁が静かに湯気を立てている。箸で海老を軽くくぐらせると、身がほんのりと白くなり、甘い香りが立ち上る。一口食べると、ぷりっとした食感と共に海老の甘みが広がり、後から出汁の旨味が追いかけてくる。火を入れすぎるとすぐ固くなるため、その一瞬のタイミングを計る楽しみもある。出汁自体が上品で、塩気が控えめな分、海老の繊細な風味が際立つ。付けダレはポン酢と出汁醤油の2種類で、どちらもそれぞれの良さがあり、最後まで飽きさせない。野菜も彩り豊かで、白菜や水菜、えのきなどが出汁を吸い、海老の旨味と合わさって深い味わいを生んでいた。締めには雑炊かうどんが選べるが、雑炊にすると海老の旨味が凝縮されたスープが全体に行き渡り、最後の一滴まで飲み干したくなるほどだった。
「ひまりサワー」は店名を冠したオリジナルドリンクで、柑橘の香りが爽やかに広がる。ほどよい甘みと酸味のバランスが良く、料理の脂や塩気をリセットしてくれる。焼酎ベースながら飲み口は軽やかで、女性にも人気がありそうだ。
全体を通して、ひまり商店は“和の粋”をカジュアルに楽しめる店だ。料理は繊細ながらも気取らず、どれも素材の良さを最大限に生かしている。出汁の扱いと塩加減のセンスが素晴らしく、どの皿も味が整っている。雰囲気も穏やかで、ひとりでも、会食でも、しっぽりと過ごせる空間。海老しゃぶの旨さはもちろん、前菜の完成度も高く、一皿ごとに小さな驚きがあった。上品さと居心地の良さを両立した、まさに“大人の隠れ家”と言える一軒だった。