くるみことさんが投稿した伯楽家常菜(京都/北野白梅町)の口コミ詳細

レビュアーのカバー画像

くるみこと気まぐれ日記

メッセージを送る

この口コミは、くるみことさんが訪問した当時の主観的なご意見・ご感想です。

最新の情報とは異なる可能性がありますので、お店の方にご確認ください。 詳しくはこちら

利用規約に違反している口コミは、右のリンクから報告することができます。 問題のある口コミを報告する

伯楽家常菜北野白梅町、等持院・立命館大学衣笠キャンパス前、龍安寺/中華料理

1

  • 夜の点数:4.0

    • ¥6,000~¥7,999 / 1人
      • 料理・味 4.3
      • |サービス 3.8
      • |雰囲気 3.7
      • |CP 4.2
      • |酒・ドリンク -
1回目

2025/11 訪問

  • 夜の点数:4.0

    • [ 料理・味4.3
    • | サービス3.8
    • | 雰囲気3.7
    • | CP4.2
    • | 酒・ドリンク-
    ¥6,000~¥7,999
    / 1人

教えたくない京都中華

京都・北野白梅町の静かな住宅街を歩いていると、ぽつりと灯る温かな明かりが目に入る。「伯楽家常菜」と書かれた看板は、まるで町の片隅に仕掛けられた“異世界への扉”のようで、その前に立つだけで胸がそっと高鳴る。ふと耳を澄ませば、中華鍋の澄んだ音が風に混じり、誘うようにこちらへと手招きしてくる。

暖簾をくぐれば、肩肘張らない空気の中に、丁寧な仕事の気配が漂う。まず驚くのは、その価格とクオリティのバランス。どの皿もしっかり作り込まれていて、料理人の矜持が皿からふわりと立ち上るようだ。

特に圧巻だったのは、季節魚の蒸し物。この日は丸々一匹の金目鯛が主役として登場。蒸し上がったばかりの金目鯛は、照明に淡く照らされながら、むっちりとした身を湯気とともに輝かせる。風味豊かなタレが身にしみ込み、一口食べるごとに舌の上でほろりとほどけていく。その質は、都心の高級中華で出てきてもおかしくないほどなのに、価格は感覚的に半額以下。まさに“見つけてしまった…”と思わず呟きたくなる一皿だ。

この日はアラカルトで注文したが、提供スピードも実に心地よい。料理の余韻にゆっくり浸れるほどの間合いを保ちながら、次の皿がすっと出てくる。その絶妙なリズムのおかげで、気づけばテーブルの上には幸せがいくつも積み重なっていた。

「伯楽家常菜」は、観光地の華やかさとは少し離れた場所で、ひっそりと確かな味を紡ぎ続ける名店。静かな住宅街の一角で、旅人の心と胃袋をやさしく満たしてくれる一軒だ。

2025/11/18 更新

エリアから探す

すべて

開く

北海道・東北
北海道 青森 秋田 岩手 山形 宮城 福島
関東
東京 神奈川 千葉 埼玉 群馬 栃木 茨城
中部
愛知 三重 岐阜 静岡 山梨 長野 新潟 石川 福井 富山
関西
大阪 京都 兵庫 滋賀 奈良 和歌山
中国・四国
広島 岡山 山口 島根 鳥取 徳島 香川 愛媛 高知
九州・沖縄
福岡 佐賀 長崎 熊本 大分 宮崎 鹿児島 沖縄
アジア
中国 香港 マカオ 韓国 台湾 シンガポール タイ インドネシア ベトナム マレーシア フィリピン スリランカ
北米
アメリカ
ハワイ
ハワイ
グアム
グアム
オセアニア
オーストラリア
ヨーロッパ
イギリス アイルランド フランス ドイツ イタリア スペイン ポルトガル スイス オーストリア オランダ ベルギー ルクセンブルグ デンマーク スウェーデン
中南米
メキシコ ブラジル ペルー
アフリカ
南アフリカ

閉じる

予算

営業時間

ページの先頭へ