4回
2023/03 訪問
半年振りに♡
この日は京都は桜が満開で、お店近くの銀閣寺や哲学の道は、観光客で一杯。
春の皿には苦味を盛れと言うように、
前菜からメインまで、春を感じる食材が器を飾りました。今日は大将はお留守で、初めて長男さんが仕切られた回でしたが、笑いありの楽しい会食となりました。
この日のお昼はベーシックメニュー
8800円+1000円(卵がけご飯)
「前菜」
蛤の飯蒸し、一寸豆ユリ根饅頭、赤蕪柿なます、鹿の肉巻き、飯蛸、土筆と菜の花おひたし
「ふきのとうの白和え」
上にはカリカリっとした蕗の薹の素揚げがのっていて、混ぜて戴く
「汁椀」
白味噌仕立てで甘草や辛子水菜、とち餅が入っている。やさしい甘さとお出汁のバランスが素晴らしい。
お味噌は女将さんのご実家の味噌屋のもの。
久しぶりに旨い白味噌椀だった。
「岩魚の塩焼」
骨はポリポリ、頭は柔らかく、身はホクホク。
スライスされた辛味大根の上には
三重の柑橘の新姫ジャム。これを合わせて食べるとまた旨し。添えられているのは、香りの強い田芹、のらぼう菜、ゆかりを散らした菜の花に塩蔵きゅうり黒糖漬け
「鯉の刺身」
ナカヒガシの大将は春は恋「鯉」の季節です~。
一年中恋「鯉」してます!が決まり文句なほど
定番なメニュー。地下水で3ヶ月間臭みをとる。
キハダの実という黒い粒が一つ、これは漢方的な役割をするらしいが苦さと甘さがあって初めて食べた。
野草は自畑で収穫しもので
鯉の刺身と混ぜ合わせて食べる。
それが恋「鯉」のから騒ぎだそうだ(笑)
「筍とワカメの炊き合わせ」
お椀の蓋には乾燥葉山椒。食べる直前に入れると
香りが立つ。生ワカメは歯ごたえが最高。
筍も新物で香りよく自然薯とむかごの揚げ物も
出汁に絡んで美味しい。
「利久麩と菜の花お浸し」
利久麩は麩嘉のものですが、
本店では小売りしていないので帰りに錦市場で
購入してみました。
「大根とタテボシガイの煮物」
タテボシガイとは琵琶湖で採れる貝
「祇園豆とおから和え」
「メインディッシュはめざしとご飯」
炊き立てのご飯もバリエーション豊か。
普通にご飯を頂いてからその後お茶漬けを食べ
更に卵がけご飯(別途千円)を食べました。
こちらのお漬物があまりに美味しくて
ご飯を食べすぎることに(笑)
「菓子」
路地苺と分担、酒粕シャーベット
2023/04/04 更新
春に来ましたが、今回は冬にも再訪。
美的センスのある料理が定評のお店ですが
毎月、器が変わりそれも楽しみの一つ。
こちらの白味噌のお椀は、女将の実家の味噌を
使っていますが、これが美味しくて冷えた体を温めてくれます。今日は私も家で味噌汁にチャレンジしたくて
お味噌を買って帰りました。
また春に行けるのが楽しみです。