まんぷく夫婦の外食備忘録さんが投稿したDepTH brianza(東京/六本木一丁目)の口コミ詳細

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まんぷく夫婦の外食備忘録

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DepTH brianza六本木一丁目、神谷町、六本木/イタリアン、イノベーティブ

1

  • 夜の点数:4.6

    • ¥20,000~¥29,999 / 1人
      • 料理・味 5.0
      • |サービス 4.8
      • |雰囲気 4.4
      • |CP 4.2
      • |酒・ドリンク 4.6
1回目

2024/09 訪問

  • 夜の点数:4.6

    • [ 料理・味5.0
    • | サービス4.8
    • | 雰囲気4.4
    • | CP4.2
    • | 酒・ドリンク4.6
    ¥20,000~¥29,999
    / 1人

唯一無二!奥野シェフが奏でる素敵なイタリアン

海外の方には『東京イタリアン』とも呼ばれているというお店のプレスリリースを読んでとっても気になっていたDepTHへお伺いしました。店内は12席、テーブル席のみ。奥のシェフがひょっこり顔を出すとなんだか学校みたい素敵です。特別な日に利用したい、そんな奥野シェフの想いが伝わる素敵なコースを楽しみました。


◆黒無花果 羊 雛豆
▷▷▷羊のチーズは初めていただきましたが、とっても甘くてコクがすごい‥!優しい味わいで驚きました。スプーンの方は揚げた黒無花果にリコッタチーズの相性が抜群。そして羊のハムを乾燥させてジャーキーに、それをさらに細かくしたそうで、もう言葉にならないぐらいとっても美味しい。初手から東京イタリアンを実感して他では味わえない唯一無二の味わいに心が躍りました。

もう一つはピーカンナッツと合わせたチーズ。こちらも言わずもがな最高すぎる。個人的にはこっくりした甘さが大好きなのでこちらの方がタイプ。


◆真つぶ貝 キャビア
▷▷▷つぶ貝に贅沢なキャビア。そしてギバサと呼ばれている海藻を合わせたソースでいただきます。甘さを感じると思ったらなんと葡萄でした。こんな風にさりげなく季節感を出してくるのがとーーっても素敵。ソースとキャビアのおかげで綺麗にまとめられていて、、、本当に美味しいです。


◆牡丹海老 大和芋
▷▷▷こんな素敵なお店で自分馴染みのある単語に出会うとなんだか嬉しくなります。『サムギョプサル』のようにして味わう車海老!新しい!また、海老を無駄にしない心意気を感じる海老のラクサスープ。一緒に合わせたフォカッチャもふわふわで幸せでした。そして何より驚いたのは塩を使わずにフグの卵巣の粕漬けを使用しているとのこと。塩ではなく自然の味わいだと考えると一品一品が愛おしく、より美味しく感じられますよね。

◆未利用魚 米
▷▷▷メニューにはないはずなのに蟹の甲羅‥?と思いましたが、未利用魚は漁をする時に網に引っかかる市場には卸されない雑魚のことだそう。サステナブルな取り組みに感動しつつ、その雑魚から出汁を取りブイヤベースに仕上げ、今回は蟹味噌と合わせてドリアに仕上げているそうで‥。この日しか味わえないまさに至極の一品‥!とっても美味しかったです。


◆秋刀魚 薩摩芋 洋梨
▷▷▷これがこの日一番驚いた組み合わせかもしれません。秋刀魚×クリームチーズ!そして洋梨にさつまいもと目一杯秋の味覚が入った素敵な一品。パリッとした外側の衣を通り過ぎるとほちゃっとした秋刀魚、そしてもったり感のあるチーズやさつまいも、そして洋梨の甘さ、廻廻口の中を駆け巡っていく秋!大きい秋を感じました。


◆石鰈 ブレザオラ
▷▷▷ブレザオラまで手作りしちゃう奥野シェフが仕上げる極上の生ハム。北海道産石鰈に合わせるのは牛と貝を煮詰めたソース。んんんんん美味しい、ため息が出る美味しさでした。切る前のブレザオラを見せていただいたのですが‥かぶりつきたくなる美しさ!見てね!

◆ポルチーニ 生麩 ほうき鶏
▷▷▷こういったメニュー表記の仕方、どんな調理法で来るのかワクワクしますが、一番意外だったのが茶碗蒸しとなってきたこちらのお料理でした。(正式には茶碗蒸しのよ・う・なお料理です。)
突然出てきたシャクッとした歯ごたえ、なんと生アーモンドでした。生麩のふわふわ感やきのこの食感とのコントラストのようで‥遊び心が素敵♡

◆菊芋 ジロール トリュフ
▷▷▷大好きなジロール茸〜〜〜!そしてサルチッチャの上にいるのは大きな大きなグレートリュフ。そういえば壁の水彩画も大きなトリュフなんですよ、ぜひみてみてください。食べ応えもさることながら、なんだか口の中がリセットされるような爽やかさ。気分はリッチなホテルモーニング。幸せでした。

この後にはアルコールを飛ばした梨のシャーベットをお口直しとして、メインの準備は万端です。

◆熟成牛
▷▷▷この日は鹿児島県産の黒毛和牛の経産牛を使用しているとのことでした。檜のチップを使用して焼き上げた牛は登場の瞬間からほんのりと良い香り‥!ホースラディッシュも辛味が一切なく、牛の味を引き立ててくれる美味しさでした。硬いイメージのある経産牛ですが、嫌な硬さは一切なく柔らかく美味しい。ライスコロッケもサクサクで食べ応え抜群でした。

そして〆としていただいたのはカラスミがこれでもか!とかかったビーフン。そしてリッチに松茸まで添えた満足度の高すぎる〆。最後まで上品に贅沢に、いろんなものを少しずつ味えるってこんなに幸せなことなんだと再確認できました。

コース全体を通して、わくわくが止まらないというのが終えてみての印象。幸せなひとときを過ごせました。

【この日のコースメニュー】
・・・・・━━━━━━━・・・・・
◆黒無花果 羊 雛豆
◆真つぶ貝 キャビア
◆牡丹海老 大和芋
◆未利用魚 米
◆秋刀魚 薩摩芋 洋梨
◆石鰈 ブレザオラ
◆ポルチーニ 生麩 ほうき鶏
◆菊芋 ジロール トリュフ
◆和梨 酒
◆熟成牛
◆〆
◆抹茶 林檎 ココナッツ
・・・・・━━━━━━━・・・・・

2024/10/06 更新

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