まんぷく夫婦の外食備忘録さんが投稿した鮨けんすけ(東京/麻布十番)の口コミ詳細

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まんぷく夫婦の外食備忘録

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鮨けんすけ麻布十番、赤羽橋、六本木/寿司、日本料理、海鮮

1

  • 夜の点数:4.7

    • ¥30,000~¥39,999 / 1人
      • 料理・味 5.0
      • |サービス 4.5
      • |雰囲気 4.4
      • |CP 4.2
      • |酒・ドリンク 4.5
1回目

2025/10 訪問

  • 夜の点数:4.7

    • [ 料理・味5.0
    • | サービス4.5
    • | 雰囲気4.4
    • | CP4.2
    • | 酒・ドリンク4.5
    ¥30,000~¥39,999
    / 1人

飾らずとも滲み出る実力派の名店!1日1回転でしっとり楽しむ麻布のお鮨

【麻布十番×鮨】麻布エリアで新しくオープンされてとても気になっていたお店です。週末、予約をしてお伺いしました。しっとりとした重厚感のある店内はお料理や鮨がとても映えて綺麗。「大切な人を喜ばせる鮨」のモットーは本当にその遠りで、お鮨はもとい、隅々まで行き渡った接客がとても心地良かったです。

お店は1回転での営業のため、急かされることもないのが本当に本当に嬉しく。それぞれのペースでコースを楽しむことができるのも魅力だと思いました。

◆八寸
▷▷▷まずは八寸からのスタート!
・新銀杏揚げ からすみ
・里芋・せり・きのこの白和
・もずく酢と小柱
・煮ダコ からし添え
・サワラ 胡麻和え
上記のラインナップでした。
どれも日本酒、白ワインどちらともの相性を考えられていると感じました。サワラの胡麻和えは香りがとてもよく印象に残った一品です。新銀杏揚げはカラスミとの相性が良い他、外側の薄いながらも主張のある衣が銀杏との食感が最高すぎる!
初めてこんなに銀杏を美味しい、と思いました。

日本酒を選ぶと、大将の後ろのお猪口から好きなものを選べるスタイル。私はもちろんピンク色の江戸切子をチョイス。大好きな作をいただきました。

◆大ト
▷▷▷お鮨の幕開けは大好きな大トロ!厚岸162kgのものだそう。
表裏50もの包丁が入っているという話を聞き、改めて見るとものすごく細やかで流れるようなラインに驚きました。中にはアクセントのとろも入っていて、口全体で感じる濃厚なねっとりさ。これほどにとろける大トロは初めて!
今でも印象に残っているスペシャリテです。

◆のどぐろ炙り
▷▷▷大トロを味わっている間にテンポ良くのどぐろが炙られていきます。昆布締め→炙りとのことで、他で見ないお鮨のスタイル。外側の塩と香ばしさのシャリッと感、とろけるのどぐろ本来の味わい、あとから追ってくる昆布の旨味、全てが美味しい!まさに芸術!でした。

しっかりした味の2貫をいただいた後は、茶碗蒸し。
しじみ、のどぐろの出汁をメインに使った茶碗蒸しの上には、松茸の餡をたっぷり。蓋を開けた瞬間広がる香りは上品でそれだけでご飯が食べられそうな美味しさ。
優しい旨味に舌がリセットされました。

◆スミカ
◆メイチダイの昆布締め
▷▷▷ちゅるんとしたビジュアルが特徴のスミイカ。イカこそ包丁が入っているイメージでしたが、艶やかな上面がすごい!イカ本来の歯ごたえがしっかりと感じられてシャリを包み込む味わいでした。イカのシャリは心なしか解けづらく、イカに負けない食べ応え!イカのコリコリ感を味わえてとても嬉しかったです。

メイチダイは歯ごたえと旨味のバランスが良い!
これほどまでにタイの旨味を感じたのは個人的には初めて。とても美味しかったです。

◆ズワイガニの冷製仕立て
▷▷▷ここで蟹と出会えるとは思っておらず‥嬉しい!
味噌がたっぷりの甲羅ほぐしに、たたき長芋、蟹酢ジュレ、そして燻製キャビア。たたき長芋が全体的にとてもまとまりを良くしてくれていて、ちょっとねっとり感がまた美味しい。これだけ蟹を使っているのに殻の破片も1つも感じず、改めて仕事の丁寧さを感じた一品でした。

◆赤身 漬け
◆帆立(北海道)
▷▷▷赤身漬けは独特のこのぬるっと感がとっても好き!鮨はどれもネタがとっても分厚く、シャリは小さいながらもほろっと口の中で解けてバランスがとても良い。

帆立は貝柱が分厚すぎて、なんとも可愛いフォルム!とっても気に入りました。こちらも濃厚で甘さも感じるホタテが口いっぱいに広がってとても甘い!!!

◆赤身 漬け
◆帆立(北海道)
◆トロタク キャビア乗せ
▷▷▷赤身漬けは独特のこのぬるっと感がとっても好きです。鮨はどれもネタがとっても分厚く、シャリは小さいながらもほろっと口の中で解けてバランスがとても良い。

帆立は貝柱が分厚すぎて、なんとも可愛いフォルム!ビジュが良い〜♡こちらも濃厚で甘さも感じるホタテが口いっぱいに広がって美味しい。トロタクには贅沢にキャビアが。最初の大トロの口溶けとはまた違う、良質な脂がたっぷり広がっていくのが忘れられません。

◆雲丹と海苔、大葉の天ぷら
▷▷▷雲丹を一箱丸々使用する贅沢すぎる雲丹と海苔の天ぷら。海苔と大場で雲丹を包み込み、薄めに揚げます。手捌きがすごい!つい見惚れてしまいました。中の雲丹はとってもレア。ですが周りはしっかりめに揚がっていてパリッとした食感と溢れ出る雲丹のバランスがすごい。美味しい。大葉のすっきりした味わいが後味を整えてくれる!と思っていたら、この大葉のさっぱり感がやっぱりポイントだそうで嬉しくなりました。

ソースは牡蠣100kg分を使用した濃厚なムースのよう。最後にはシャリを入れてリゾット風に。雲丹の旨味と牡蠣の濃厚さが相まって、シャリを包み込み新しい美味しさ。1滴の残さずにいただきました。

◆鯵
▷▷▷大好きな鯵!
今まで見たことのある鯵の中でも一番の鮮やかなピンク色、艶やかさ、分厚さ。
鯵特有の旨味と香りで、改めてどの鮨もしっかり素材の良さを味わえている、と嬉しくなりました。大切な人を喜ばせる鮨、まさに感じた瞬間でした。

◆車海老
▷▷▷海老好きな私として楽しみにしていたのがスペシャリテであるミディアムレアの車海老。食べてみるとすぐにわかりました。まさにミディアムレア。火にかけた海老の独特な食感の面白さとなめらかな口当たりのレアな部分がまさに両立している‥!
本当に美味しく、何尾でも味わいたくなる幸せそのもの。自分を喜ばせる鮨でした。本当に美味しい。この海老、また食べたい‥!!!

甘さの中にしっかりと香ばしさを感じるいりこ出汁の菊花にゅうめん。
彩りはもとい、スッと食べやすいにゅうめんは優しさの塊のような味わい。身も心もホッとするコースの構成を改めて感じました。

◆雲丹
◆穴子
▷▷▷最後は贅沢に、だけど上品に盛られた品のある雲丹。上には結晶塩。にゅうめんのおかげでしっかり雲丹の美味しさを楽しめました。そしてラストの穴子。濃厚な甘タレと柔らかく今にも崩れてしまいそうなホワホワな穴子が本当に美味しく、最後まで大将の丁寧な仕事を感じました。

締めの椀としていただいた蟹のお味噌汁は蟹の旨味がたっぷりの温かいお味噌汁。体が芯から温まるこっくりした濃厚さ!蟹はないのに蟹を食べているかのしっかりとした味わい。

コースの楽しみは最後まで終わらず、最後は純氷で作られたかき氷。私はまっさきに「ぶどう」のフレーバーをチョイスしました。ヨーグルトのエスプーマに上にはシャインマスカット。濃厚な葡萄味ですが重たくならず、最後までふんわりとした氷が美味しいーっ!!

まさかのかき氷の登場には驚きましたが、おかげで最後まで楽しいコースだと思い出に残りました。
それぞれのペースに合わせてコースが進んでいくこともあり、ゆったりと最後までマイペースに楽しめるのが本当にありがたく‥(改めて)。
とても良い時間が過ごせました。
特別な日に、特別な人と来たい、そんな素敵なお店でした。ご馳走様でした♡

2025/12/16 更新

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