3回
2023/04 訪問
K-NOS.1992(1988) Legend "KONDO"/❦「やわらかめ」を初食らっタイガー!
― My Favorite & Revalidation IEK "THE GREATEST 18 CLASSIC" Selection ―
本牧家 本店の店主引退・閉業の衝撃と煽りを受け、首都圏に現存する歴史系、
独立系、壱系・オリジナル系の銘老舗を独断で厳選、定期観測・再検証も兼ね再巡礼。
本日は、家系ラーメン界に名を残す現役レジェンドの銘老舗2軒を再巡礼・再レビュー。
1軒目は、1992年創業『家系ラーメン 近藤家 本店』さんに再訪。
※↑タイトル部のSince
1992 ⇒ 此方の創業年 (1988 ⇒ 初独立店『介一家 山手』創業年)を表記。
家系ラーメン界において現役で厨房に立たれている店主・創業者は、
此方の近藤健一店主と『本牧家 本店』松村店主の最長35年選手。
但し、松村店主は残念ながら5月7日をもって引退される事が決まったので、
以降、近藤店主が家系ラーメン界の現役最年長レジェンドという事になる。
入店。相変わらず ザ・職人!的な厳つい近藤店主w
と、今回は復帰された美人ママさんが厨房に! (お弟子さんは独立?)
と、ホールはこれまた美人な娘さん(かな?)、 の計3オペ。
ラーメン … 800円
2ndレビューの今回は、近藤店主お薦め!「やわらかめ」を初コール!
着丼。毎度の海苔被せスタイル!
・スープ(正油味の濃さ:ふつう / スープのあぶらの量:不可)
今回は、鶏がやや多目に感じ、豚骨のボディ、
正油共に甘美であっさりとした熱々スープ。
そこに毎度普通でも多目な鶏油がトロ~っと
濃厚オイリーな口当たり。
・麺(酒井製麺 / 麺のゆでかげん:やわらかめ)
酒井製の短尺平打ち中太麺。 前回の極太に比べ太さは普通。
初の「やわらかめ」は、ツルツルモチモチ!香りも良い!
今回の甘美あっさりスープに良く合っています。
・トッピング
今回のチャーシューは、大判でムチッとした肉感が堪らない肩ロース。
ほうれん草は、コリコリな歯応え!
薬味の長ネギは、少々。
のりは、熱々オイリーなスープに馴染むも溶けはしないタイプ。
今回は、総じていつもの様な重厚感みたいなものは少なかった印象。
平塚の矢口家さん、堀ノ内の萬家さん、港北のうりゅうさん 等、此方の出身店を
思わせる、俗に言う “介一家系” の、甘美であっさりマイルドな一杯でした。
ひょっとして「麺:やわらかめ」に合わせてスープもあっさりバランスに? 考え過ぎ?w
P.S. 近藤店主が麺上げ中、頻りに腕を気にされていたのが気になりました..。
松村店主引退の一件で、過敏に反応してしまう私..。
2024/10/19 更新
2022/04 訪問
[IWGP #04] タイガー修斗!!
― 家系総本山吉村家直系誕生以前(1998年迄)の本流店巡礼 ―
本日は、家系の始祖 吉村実氏の元直弟子、1親等に当たるレジェンド店であり、
先行の 本牧家、六角家 に次ぐ歴史系の本流2軒を巡礼。
1軒目は、家系本来(新杉田時代の吉村家)の味を守り続けるレジェンド、
近藤健一氏の『家系ラーメン 近藤家 本店』さんへ。
1st Kinship "LEGEND" / 家系ラーメン 近藤家 本店 (since 1988 / 1992)
<Biography / Kenichi Kondo>
1988年、横浜市都筑区平台にて 『横濱家 平台本店』 を創業。
同年、近藤氏がアルバイト時代に交流のあった原祥介氏(オーナー)との共同経営により
横浜市中区山手にて『ラーメン 介一家 山手店』を創業。
翌年には横浜市都筑区にて2号店『ラーメン 介一家 港北店』を開業。
1992年、諸事情(割愛)により前3店舗を離れ、近藤店主自らの味を追求すべく、
現在の横浜市都筑区北山田にて『家系ラーメン 近藤家 本店』を創業。
ラーメン … 750円
とりあえずのデフォ・全部普通コール!
・スープ(正油味の濃さ:ふつう / あぶらの量:ふつう)
“間違いない! King of Classic IEK!!”
カエシ、豚骨・鶏ガラ出汁の超絶絶妙バランス!!
どれ一つとして尖ってくるものは無く、中域くらいの
優しい味わいとどっしりとしたコク・旨味のバランスが絶妙!
鶏油は「ふつう」でも口内がま~ったりするほど多め!
故に下のスープはいつまでも熱々!!
隠し味の山梨産“桃エキス”は…正直今回も良く分かりませんでしたw
・麺(酒井製麺 / ゆでかげん:ふつう)
酒井を使用しているお店では珍しい短尺の極太麺。
日吉にある『らすた』の染谷製特注極太麺を想起させる様な圧倒的食感!
こんな酒井製の極太麺を使っているのはココくらいかな?
・トッピング
チャーシューは、ギュッと引き締まった肉感で食べ応えのある肩ロース。
かなりの大判・厚目カット! 適度な脂身もあり大満足!!!
ほうれん草は、生タイプで新鮮な香りとコリコリの食感が良い!
のりは、油でしっかりコーティングされたようなタイプ。
鶏油多目のスープにも負けません!w
流石、吉村実氏に認められた数少ないレジェンド!
私にとっての1st家系、'98年頃の新杉田時代の吉村家を想起させるような一杯でした!!
------------------------------ ✂ 以降、当Logの独断と偏見枠 ✂ ------------------------------
IWGP (IEK Wars Genesis Pedigree) ストロングスタイル系譜のレスラーに例えるなら…
横濱家、介一家と、図らずも(?) 家系ラーメンを世間一般的に広めた功績は、正に
伝説の虎:初代タイガーマスク という感じ!
そして華々しいプロレス界から離れ、格闘家として自らの道を追求していくストイックな姿は
正にタイガーの正体、シューター:佐山聡ではないでしょうか!
また、万全で最高のパフォーマンスを魅せるために興行数を減らしたという逸話は
コチラの“昼の部営業のみ”という営業スタイルとも重なる!
看板の色も家系店では珍しい黄色だし! ⇒ タイガー??w
2022/07/24 更新
― My Favorite & Revalidation IEK "THE GREATEST 18 CLASSIC" Selection ―
~今ハ昔、家系界ニ 本牧家、六角家、介一・近藤家 ト云フ「歴史系」、在リケリ~
本日は、ある想いで急遽、家系ラーメン発展の街、港北・都筑エリアに出没。
伺ったのは勿論…、
家系ラーメン界の重鎮・近藤健一氏が厨房を仕切る、「歴史系」唯一の現役LEGEND店!
1992年創業『家系ラーメン 近藤家 本店』さんに、約2年半振りの再訪で定検3rd!
✎ foreword. ---------------------------------------------------------------------------
前回(2年半前)は、歴史系の最重要店『本牧家 本店』の店主、松村春男氏が引退を
宣言され、御店も閉業されるという事で、歴史系店を中心に再訪巡礼しましたが、
今回は、或る事があり、等々 "唯一の現役LEGEND店" となってしまった此方に
急遽、伺う事になった次第。
(※今回訪問の向きについては、↓最下部に記した「afterword.」にて。)
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到着。オォー! 黄色に輝く大看板も、2年半の月日で更に年季が!w
入店。オオォォー!! 厨房には近藤店主の御姿ッ! トリアエズ、ホッ! ε=(๑´0 `๑)۶
に加えて、毎度の美人ママさんと、新たにお弟子さん?が1人入られていました。
そして、ホール担当のこれまた美人な娘さんの計4オペ態勢。
✅ ラーメン … 900円
3rd Review の今回は、デフォ・全部「普通」を再・定検。
着丼。毎度の海苔被せの"保温"スタイル!
・スープ(正油味の濃さ:ふつう / スープのあぶらの量:ふつう)
アイッ! クラシック・マイルド・バランスの極み健在!!
カエシの立ちも穏やかで、豚骨・鶏ガラの旨味・甘味に
滑らかで香りの良い鶏油が効いた極上美バランス!
・麺(酒井製麺 / 麺のゆでかげん:ふつう)
酒井製の短尺長方中太麺。
「ふつう」で適度なモッチリ感!
数年前から太麺 ⇒ 中太麺に替わった様。
・トッピング
チャーシュー、
ムチッと張りのある肉感の豚モモ。
以前よりは、小振り・薄切りになったかな??w
ほうれん草、
茎・葉共にバランス良く入っていて、
シャッキシャキ!
ねぎ、
少々。
のり、
油コーティングがされた様な「バリッ!」っと張り、
耐久性の強いハードタイプ!
威風堂々!相変わらずの存在感!!
✅ キャベチャー … 150円
元・愛弟子である山手『ささき』さんの「キャベチャー」が素晴らしかったのと、
そぅいえば、近藤家本家の「キャベチャー」って、今まで食べた事なかったなぁ~?
という事で、今回、初 Push!
到着。オォー!!ネットの写真で見た通り! ざるそば用小鉢くらいの器に、ゴマ油 +
カエシ?のあっさりダレで和えた、ザク切りキャベツ+肩ロースの角コロチャーが
ミッチミチ!に入って、「コレで150円!?」っと思う程のボリューム!
キャベツは白い茎部分が多く、ザクザク・バリバリ!
ひんやり冷えてて、熱々御大の良い箸休め! & ビールの「あて」にも合いそう!
今回もブレ無き安定感!
そしてやはり、支店『川崎店』さんの京浜産業地帯×ロードサイドの "土地ガラ" とは
また違う、家族層が多く年齢層も幅広い「港北・都筑」という "土地ガラ" と "家ガラ"
が良く出ている! っと、改めて思う内容でした。
✎ afterword. ---------------------------------------------------------------------------
先月、和田町『八家』の店主であり、吉村家と六角家で店長に就任、"家系仙人"
とも評された、家系界のLEGEND、"大ちゃん" こと庭山哲氏が御逝去されました。
平塚『老郷』さんに続き、ラーメン界のLEGENDがまた一人、旅立たれました。
(※尚、お店は、和田町にある「食楽グループ」というお店が買い取り、屋号も
『八家本陣』と改め、9/22にリニューアルオープン。
厨房は、同じ16号線沿いの星川に在る、千家姉妹店『濱壱家』の元・従業員の
方が担当されているとの事。)
2020年以降、Global's Plan の影響で、特に飲食業界は色んな意味での大打撃と、
"圧"の代償を受け続けなければならない、無情な世の中になってしまった...。
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…っと、今回ばかりは「いつまでも在ると思うな…」という想いで急遽、此方の御店に
伺ったという次第。
又、前回(2年半前)のReviewの最後にも記した様に、「近藤店主が、腕の不調を頻りに
気にされていた」という事も、ずっと気懸かりだったので。
取り敢えず今回、お元気そうな御姿が見られて、ファンとしては一安心です。