11回
2024/07 訪問
あれよあれよという間に人気店に
そんなにキャパの大きなお店ではありませんが、覗くと割といつも大賑わい。この日はラーメン一杯いただこうかなと19時前に入ったものの、すでにお客さんいっぱいでとてもじゃないが締めのメニューを頼める雰囲気ではなかった。赤ワインとマスカルポーネチーズいただきました。マスカルうまし。
2025.8.17.追記
晩ごはんに鹿カレーうどんを。逆算で前菜6種いただきました。この日はいかの塩辛が特に◎こんなに柔らかいイカはそうそうお目にかかれない。普段頼まないデザートも、この日はブランデーマロンケーキを注文。おいしゅうございました。
2025/08/19 更新
2024/03 訪問
気がつけばまた来ている
恐ろしい店である。飲んだ後にもう少しお腹に入れたいが、ラーメンはきつい…という時に、たくさんの日本酒があるこちらについ引き寄せられる。行ったら行ったで、いろいろなところから取寄せたつまみや、レアなワインもある。
この日はお腹は膨れていたので、マスカルポーネいちぢく和えを熱燗で溶かしながら、というのをデザートにしようと来店した。そしたらいいワインがあるという。SONATINEというフランスワイン。私は濃いめの赤ワインが好みなのだが、これがまたドンピシャ。もちろんマスカルポーネに合う。こんなに好みに合うワインは何年振りかな。ついついおかわりしてしまいました。だってここで飲む赤ワイン、次に同じものを飲めるかわからないんだもの。
〆に熱燗いただきました。臭いのを、とリクエストしたらシンカメというお酒を出してくれました。これまたワインと違ってパンチがあってよかった。ごちそう様でした。
2024/03/15 更新
2024/03 訪問
おいしくて高いものはみんなで分けようという発想
こちらの店長はお酒も食材も世界中からおいしくてレアなものを調達されます。そういうのはだいたい高くて個人では買えない。そこを、お店でお客さんに出すことで成立させているので、ここに来るとおいしくて珍しいものにありつけます。
唯一の難点は、レアすぎて同じ酒を2回味わえないことも多々(特にワイン)。前にいただいたワインの話をしたら、「もうこの世にはありません」とのこと。おいしすぎて世界中に出回って全部売れたんだって。
2024/03/09 更新
2023/12 訪問
日本各地とイタリアを旅行した気分を味わえる優しい空間
コロナ禍にオープンして早2年。前を通りかかるといつも常連さんらしきお客さんでいっぱいで、なかなか一見さんとしては入りづらかった。入ってみると、まずお通しで1,100円かかるとのこと。お通し+肴一品+鹿肉3種のセットだと3,800円です、と。1,100円がマストでかかるので、なかなか敷居の高い設定だなと思いつつ、逆に自信の表れかもしれないと捉えてみる。また、鹿肉3種は単品だと2,800円するので、ものは試しとセットで頼んでみた。
気さくな店主と話していると、以前は松濤(渋谷近くの高級住宅街)のイタリアンで修行されていたそう。お通しもどこかイタリアンの前菜的な発想。舞茸とほうれん草のお浸さず、豆腐、モツァレラチーズの酒粕漬(燗酒に合うというのでおちょこ付)、あぶらげの明太マヨ炙り。店主の目利きであちこちから一級品の食材や加工品を仕入れ、かつそれを自分の手柄と決していばらず、「⚪︎⚪︎のパンは日本一おいしいので〜」などと紹介しながら提供する。メニューにも「⚪︎⚪︎の生ハム」などと書いてある。できた料理は独創的で、和洋折衷。お酒も日本酒や焼酎をメインに、ワインも一級品を揃えてある。迷ったら店主に相談すると想定以上のおすすめを出してもらえる。
和食で売っているものの、イタリアン出身ということで、イタリア料理がどんなものが知りたく、ズッパ(スープ)を注文。3種の豆のスープというファジョーリは、もはやスープというよりパンにつけるペースト。パンともよく合う。
続けて鹿肉3種。モモ肉、ハンバーグ、ハツだ。どれもうまがハンバーグがベスト。ブルーベリージャムとよく合う。付け合わせのポテトも隙のないうまさ。
これが自分の料理だ!と100%自分の腕で勝負するお店は多いけれど、こちらは、おいしいもの(食材、パン、豆腐、酒など)を作るところはたくさんあって、そこから取り寄せてさらにおいしい組み合わせで提供する、というスタンス。人当たりのよい店主だからこそ、人が集まってきて、そこからおいしいものも集まってくるのかな、という印象でした。そんな店主だから、実は入ってみるととても優しい空間。
最後に、各所から一級品を仕入れるイタリアン出身の店主が、どんな和風出汁を取るのか興味が湧き、最後にみそ汁(400円)を注文。とびきりの味噌を仕入れていて、その味を殺さない程度のささやかな出汁の取り方でした。しじみが入っていて、いろんな酒を飲んだ後にも体に優しい。
気づけば、酒は福岡の酒粕焼酎からイタリアの秘蔵ワインまで、料理は和食からイタリアン、北海道バター、鹿肉など、日本各地やイタリアを感じるお店でした。
前菜5種
にらのもみもみ
日本一おいしいバターとパン
ズッパ・ディ・ファジョーリ
鹿肉(左からもも肉、ハンバーグ、ハツ)とポテト
みそ汁(しじみ入り)
酒粕焼酎
食後のコーヒー
店外に貼られているメニュー例
この日のメニュー
ドリンクリスト
2023/12/02 更新
ワインを飲みに来たはずが日本酒もつい飲んでしまう。
今日の逸品
・龍勢 番外品
・竹雀
・il maiolo
冷奴が濃密に固めてあって、赤ワインによく合いました。
2025.10.10.追記
益荒猛男の熱燗おいしかった。
会社の同期を連れて行ったところ、マスカルいちぢく大絶賛。