2回
2022/08 訪問
気づいたらネパーリ
仕事で名駅。ちゃちゃっと昼食を済まさねば。
名駅から西へ徒歩5分ほどのところに「ナマステ」。
先客は日本人2人、ネパール人1人。
よかった、日本人もいた。
店内にはいろんなところにネパールの旗。ネパールのドラマがテレビで流れている。
メニューを見ると、モモやチョウミンはもちろん、チョイラやセクワ、スクティ等、一通りネパール料理は揃っている印象。
まずはダルバート(ネパール定食)っしょ、ということで、
★ネパーリカナセット750円
を注文。
チキンカレー、辛口、アイスチャイを選択。
10分くらいで来た。
ライスが多い!ネパール人の胃袋でかい!(^^;
日本米とネパール米のミックス。
・ダルはサラッとしたスープ状。ジンブーがちゃんと入っているのがわかる。ライスによく馴染む。
・チキンカレーもいわゆるネパールカレーらしいジョールタイプ。こちらもサラッとしていてご飯によく合う。
・アチャール(漬物)。きゅうり、にんじん、大根。コリコリという音。チャトニも酸味があってアクセントになる。
見た目はシンプル、味はサラッと、量はガッツリ、というダルバートだった。
ネパール人(ネパーリ)の店員さんが来て「おかわりどうですか?」←いや、そうも食えん!笑
完食。美味しかった。750円で満腹満足。
私の隣のテーブルにネパーリたちが着席。カジャを食べている。さらに後から来たネパーリたちは「ダイ!ドゥイタカナセット!」(お兄さん!カナセット2つ!)と注文。周囲を見てみると、あれ、日本人いない。気づいたら、テレビと客のネパール語をBGMにして、ネパーリコミュニティに私一人ぽつんといるような状況。
お会計時
私「ダンネバード。」(ありがとうございました)
店員「タパイン ネパーリバーサ ボルヌフンチャ?」(ネパール語話すの?)
私「アリ。」(少し)
店員「ナゴヤマ バスヌフンチャ?」(名古屋に住んでいるの?)
私「ホイナ。カームレガルダケリ ナゴヤマ アエコチュ。」(いいえ、仕事で名古屋に来ているんです。)
・・・・・・・・・・・・
私・店員「フェリ ベトゥンラー。」(また会いましょう。)
気づいたら、私もネパーリ。
2022/08/10 更新
"ナマステ"は、言わずもがなネパール語(あるいはヒンディー語)の"こんにちは"。"ナマステ"と店名につくインドネパール料理屋は枚挙にいとまがないが、ガチネパール料理を提供している店は限られる。
名駅西エリアでカトマンズキッチンを通り過ぎ、"ナマステ"を訪問。2回目。
以前訪れた際は気づいたらネパール人客に囲まれていたが、この日は他に日本人客1人のみ。
ダルバート(ネパール定食)でもよかったが、写真が美味しそうに見えたネパール肉料理にすることに。+400円でスナックセットにできる。
★タンフライ(700円)をネパーリスナックセット(+400円)1100円
ネパール人男性店員さんが厨房に向かって「ジブロフライ!」と言う。"ジブロ"とはネパール語で舌のこと。メニューにも「羊の舌をスパイスで味付けし揚げた料理」と書かれている。時間がかかると言われることなく、素直にランチタイムでもこういった料理を作ってくれるのが嬉しい。
注文後10分ほどで、店員さんが料理を運んでこられた。目の前に黄銅色の円形プレートが置かれた瞬間。香ばしい匂いが鼻に届く。
・中央に盛られている白いのは、ブジャ(米ハゼ)とチウラ(干飯)。ポリポリボリボリとおかずとともに食べる。両方食べられるのが嬉しい。
・タンフライは予想通り弾力と硬さがあり、噛み応え抜群。噛むと特有の肉の旨味と油がにじみ出てくる。肉の臭みを感じない。クセになるうまさってこういうことである。
・人参、大根、じゃがいものアチャール(漬物)。
・バトマスサデコ。大豆の和え物。香辛料がよく効いており、ピリリとする。ボリボリと節分豆のように食べる。
・アルジラ。ジャガイモのクミン炒め。炒めたてで温かい。ジャガイモのスパイス料理好き。
・チャトニ。オレンジ色のスパイスソース。塩味酸味ともに味がちゃんとついている。
頑張って噛まないと飲みこめない料理ばかりなので、満腹中枢が効果的に刺激される。スパイスが舌の上で踊り回るヒリヒリ感を楽しめる。1000円超えはしているが、どこでも食べられる料理ではないし、味もハイレベルで、満足度が高かった。
他の日本人のお客さんはダルバートを食べていた。ナン・カレーではなく、日本人寄せしていない本場ネパール料理を食べたい方にはうってつけの店である。
ダンネバード。ごちそうさまでした。