5回
2024/07 訪問
ネパールバーインスタ、美しきタカリディドセット
インスタグラムで私がフォローしているネパール料理店の中で、"ヴィントゥナ ダイニング&バー"は最も投稿頻度が高い。アイドルがスープモモを食べる姿や、タカリセットにギーが注がれる様子などが流れてくると、私の指の動きはつい止まる。蛇口からお風呂に一滴一滴お湯が溜まっていくように、ヴィントゥナのネパール料理の写真や映像が、私の脳内のどこかにじっくり蓄積されていく。そのお湯があふれた時には、私の足は名古屋栄へと向かっていた。
このネパールバーは祝日も営業している(土曜日が定休日である)。「お久しぶりです」とイケメンネパール人お兄さんと挨拶をかわし、カウンターに座る。
「インスタで見たんですが、ディドのセットってできますか?」
私はスマホの画面を見せながら、お兄さんに尋ねた。
「今2人で厨房を回しているから、30分くらいかかりますが...」
「大丈夫です。待ちます」
私はネパール料理屋における辛抱というものを心得ているのである。
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★タカリディドセット
メニューには載っていない。1740円くらいだったと思う。正確な値段は忘れてしまった。しかし後述の通り、それはさほど大きな問題ではない。
私は全メニューを暗記しようとメニューブックを仔細に眺めたり、文庫本を取り出して時間を流したりしようとしたが、せいぜい10分が限度だった。店内をぎょろぎょろ見回すのも、他のお客さんに不審に思われるかもしれない。私は背筋を伸ばし、目のやりどころを厨房に定めることにした。比較的狭い厨房である。手の届く範囲でモモが蒸されたりタンドリーチキンが焼かれたりしている。
ホールを動いていらっしゃったネパール人男性の方がオーナーだと判明し、私は彼と話をした。オーナーは多民族国家ネパールの中でも、ネワール族出身である。だからネワール建築が店内に反映され、珍しいネワール料理がメニューに並んでいる。(まあ、タカリディドセットは別にネワール料理ではないが。)
そうこうしているうちに、綺麗に光を反射する銀色プレートで料理が運ばれてきた。お兄さんが店内中央のテーブルが空いているからどうぞ、とおっしゃったので、私は席を移動した。そしてネパールのバターオイル"ギー"をディドにかけてもらい、ダルにもギーを注いでもらった。ジューっという音とともに、ギーが跳ねるように表面を踊った。
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さて、本題に移る。そもそもディドとは何なのか。
ディドは日本でいうそばがきに近いと言われる。お湯が入ったフライパンにそば粉やトウモロコシ粉などを入れ、火力を加えながら練り上げて作るようである。お兄さんが大きなヘラでディドを練っているのを私は見ていたが、かなりの力作業なのだろうと思う。昔の山村地域では米が手に入りにくかったため、ディドがお米以上の地位を占めていたらしい。
私がこれまで他店で食べたディドは紫色をしていた。ヴィントゥナのディドは薄い灰色で、人工的な感じがなく、自然から自然に生まれた食べ物のように見える。使用している粉の種類が異なるのかもしれない。食感はお餅のようにもちっとしている。何よりギーの芳醇な香りが広がる。
もちろんディド単品で食べるわけではない。これはタカリセット、つまり品目の多い豪華なダルバート(ネパール定食)である。2つの器にはそれぞれダル(豆のスープ)とチキンカレーが注がれている。おかずはタルカリ(野菜炒め)、サーグ(ほうれん草炒め)、アル(ジャガイモ)、ミックスアチャール(漬物)、大根のアチャール、生野菜、パパド(豆せんべい)、そしてヨーグルトが置かれている。チャトニ(トマトベースのペースト状の漬物)もサービスしていただいた。
私はディドを少しスプーンに乗せ、ダルに浸して食べた。ダルは2種類の豆が使われている。疑いようなく、スープ状のネパールスタイルのダルである。次はチキンカレーとディドを食べる。トマトと玉ねぎの旨味が溶け込んだ、さらっとしたネパールのチキンカレーである。おかずも一緒に混ぜながら食べる。ダルを少しおかわりし、ライスまでもらう。
ネパールの観光客街タメルのレストランで出されるディドセットと遜色ない、と私は思った。プレート上のどれもこれも丁寧に作ってある。香辛料の塩梅も丁度よい。本物のネパール料理である。
その端正な見た目は美しさそのものに他ならない。味は美味しいというより、(漢字そのまま)"美しい"と表現したくなる。もし私の前に突如ネパール人美女が現れたら、「ディドタカリセット、美しいね。君も同じくらい美しいよ」と私は言うのだろうか。頬を平手打ちされる自分が目に浮かんだ。
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ディドはライスよりヘルシーでローカロリーだとオーナーが教えてくれたが、私のお腹はカービィのようにぽっこりと膨らんでいた(そもそも私はライスまでたらふく食べてしまったのである)。しかし苦しさよりも満足感が勝った。ヴィントゥナの料理は確かに高いが、それに見合うだけの質が具わっている。食後にお腹をさすっていると、その値段を食べたという実感を得られる。
ネパール人のお客さんが10人ほどやってきたが、ネパールバーだけあって、そのあたりの対応はお手のもののようである。私がレジに向かうと、オーナーが「インスタはフォローしていますか?」と訊いてきた。「フォローしてますよ。だってインスタを見て来たのですから。また来ます」と私は軽く微笑んだ。
ダンネバード。ごちそうさまでした。
2024/08/03 更新
2024/03 訪問
栄から".ネワール"の世界へ、美しきサマエバジセット
ネパールは日本人には想像できないくらい多民族国家で、その中の一つが”ネワール族”である。ウィキペディアが説明しているように、”ネパールのカトマンズ盆地とその周辺地域に居住している民族であり、カトマンズ盆地一帯における歴史的遺産と文明を作り上げた”のがネワール族である。
先日私はインスタを始めて、”ヴィントゥナ ダイニングアンドバー”をフォローしているうちに行きたくなった。過去2回利用しているが、インドネパール料理店が日曜は閉めがちな栄という立地において、ヴィントゥナは日・祝日も営業している。希少価値高めのネパール料理も扱っている。その料理こそ、今回の”ネワール”料理である。
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祝日の11時台に入店すると、前回おしゃべりをしたネパール人お兄さんがいらっしゃった。私は両手を合わせて「ナマステ~」と挨拶した後、自分の顔を指差した。
「(私のこと)覚えていますか?」私にはそういった図々しいところがある。
「あー、お久しぶりです」お兄さんはクールな表情でそうおっしゃった。実は私のことを忘れていて、「誰だっけ?」と頭をフル回転させていらっしゃったりして。余計な不安を与えてしまったかもしれないと思い、今日は寡黙でいようと私は思った。
ランチではなく、グランドメニューをお兄さんに渡してもらった。メニューは新しくなっていたが、そのラインナップは維持されていた。次来たら食べるぞ、と狙っていたものを注文した。
★ネワールサマエバジセット 1639円
少し時間がかかると言われたが、大丈夫と私は応えた。お兄さんを含む3人のネパール人男性のスタッフの方々が調理に取りかかり始めた。私はテーブル席からその様子を眺めた。冷蔵庫を開閉したりフライパンで炒めたりしながら、黙々と真剣な眼差しで調理をされている。ここからは見えないあのカウンダ―の向こう側に、完成間近のサマエバジがあるのだと思うと、私は心の弾みを抑えられずにはいられなかった。
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私の昂揚感がピークに達する頃、お兄さんは厨房から料理を運んできてくださった。それをテーブルに置くと、「飲み物はどうしますか?」と尋ねられた。せっかくなので注文することにした。おすすめはサマエバジと一緒に写っているチャン(ネパール版どぶろくというかマッコリのようなお酒)とおっしゃったが、「今日アルコールを飲めないんですよね…プレーンラッシー(385円)でお願いします」と私は伝えた。チャンと同じく白色のラッシーをサマエバジに添えた。
そうして改めてサマエバジを視界の中央に置く。なんと美しいことか。赤・黄色・緑・茶色・白というように彩りはもちろんのこと、料理の盛りつけが端正で美しい。上から見ても横から見ても美しい。360度どこから仔細に眺めても美しい。もし八方美人という言葉がポジティブな意味で使われるならば、このサマエバジのことに他ならない。
「これがアチャール(漬物)。これが…」と、私が反時計回りに一つ一つの料理を指さしていくと、お兄さんが「チョイラ(鶏肉の和え物)、アルサデコ(じゃがいもの和え物)、バトマスサデコ(大豆の和え物)、サーグ(青菜炒め)、ボリ(何かの豆)、アンダ(ゆで卵)、チウラ(干飯炒め)、バラ(豆くず焼き)、マチャ(揚げ小魚)」と、名前を言ってくださった。
私はスプーンを手に取り食べ始めた。美しさに翻弄され、どこから食べていけばいいか迷うほどだったが、各々の料理を少しづつ少しづつ味わっていった。合間にラッシーの甘さと酸味を口に注いだ。
「どれが一番美味しいですか?」お兄さんの質問に対して、私は「全部」と即答した。本当なのだ。全部美味しい。どのおかずもスパイス加減や塩加減が丁度良く、チウラやラッシーに合う。食感についても、チョイラはジューシーで、アルサデコはホクッと柔らかく、バトマスサデコやチウラ、マチャは口の中でボリボリという音を立て、バラはさくっとしていて、多種多様で面白い。調理中のお兄さんたちの視線の奥にある、丁寧さや真剣さやこだわりがこめられたプレートだと思った。
ちなみに、平日は13時以降のみ、こういったグランドメニューを注文できるらしい。
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メニューの最後のページに、バクタプルのネワール建築やズーズーダウ(ヨーグルト)、ネワール族の伝統衣装の写真が載っていた。その下にネワール民族出身のオーナーによる熱いメッセージが書かれていた。
「お兄さんもネワールですか?」私が尋ねると、そうという返答だった。お兄さんはネワール民族の楽器の演奏動画をテレビで再生してくださった。サマエバジを食べるのは、寺院に行ったりお祈りをしたり、あるいは結婚式のように、何かを祝う特別なときらしい。だからそれほど頻繁に食べるわけではない。「ここに来れば、毎日サマエバジ食べられますね」私の冗談にお兄さんは軽く微笑んだ。
「私バクタプルで、こんな感じのサマエバジセットを食べたんです」私がそう言うと、
「前回写真を見せてくださいましたよね?」とお兄さんは微笑んで返答なさった。
お兄さんはちゃんと覚えてくださっていたのだ。忘れていらっしゃるかもしれないと思った自分が、いささか後ろめたく感じた。それと同時に胸をなでおろしたのは、お兄さんではなく私のほうだった。
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インネパでもなければ、表面的なネパールでもない。栄からネワールの食世界に飛び込み、ネワール文化を満喫できる。おしゃれなバーの雰囲気の中、ネワール料理とドリンクを楽しめる。たぶん、ギターを弾いたりビリヤードの球をついたりもできる(壁にギターがかけられ、奥にビリヤード台が設置されている)。値段が高くても利用するだけの価値があり、特にややディープなネパール料理好きは魅了されることだろう。
ダンネバード。ごちそうさまでした。
ネワールサマエバジセット 1639円
ネワールサマエバジセット 1639円
チョイラ(鶏肉の和え物)、アチャール(漬物)、アンダ(ゆで卵)
アルサデコ(じゃがいもの和え物)、バトマスサデコ(大豆の和え物)
サーグ(青菜炒め)、ボリ(何かの豆)
チウラ(干飯炒め)、バラ(豆くず焼き)、マチャ(揚げ小魚)
ネワールサマエバジセットにラッシーを添えて
内観
内観
内観
外観
メニュー
メニュー
メニュー
メニュー
メニュー
メニュー
メニュー
メニュー
メニュー
メニュー
メニュー
メニュー
2024/04/01 更新
2023/07 訪問
栄のネパールバー、珍しめのバフチョイラとミックスバーラ
栄で日曜日でも開いているインドネパール料理店"ヴィントゥナ ダイニングアンドバー"にやってきた。一度来たことがあったのだが、他の方のレビューを拝見し、バフ料理を食べてみたくなっていた。
入店し窓際のテーブル席に座ろうとしたら、優しそうなネパール人お兄さんが「こっちの席のほうが涼しいですよ。」と笑顔で対応してくださった。イケメンである。
店内を見渡せば、奥のビリヤード台、オールドダルバールやククリラムなど整然と並べられたお酒の瓶の数々、ネパールの写真やカラフルな装飾、ネパールの人々が踊る光景を想像できる音楽。まさにネパールバーと表現するにふさわしい。
ランチセットもあったが、前回訪問時のダルバート同様、ネパール料理を食べたいんですとお兄さんに伝えた。他の店ではなかなか食べられないという基準で、2品注文した。
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★バフチョイラ 890円(どうやら税抜)
"チョイラ"は焼いた鶏肉やマトンを野菜や香辛料でマリネした料理。今回はバフ、すなわち水牛肉。黒くコロっとした水牛肉が赤く香辛料をまとい、紫の玉ねぎと緑のネギがふりかけられている。
外はカリッとしており、硬い肉をぎゅっと噛むと肉肉しさを味わえる。ニンニクや生姜が効いており、肉の臭みもない。時間をかけて調理してくださったのもあり、丁寧な味つけという印象。少しのサラダと生野菜も添えられている。
店によってはただの肉野菜炒めと相違ないチョイラが出されるが、この店のは本場の作り方で作られたと感じる見た目と味である。こういうちゃんとしたネパール料理を食べた後、口の中にはニンニクや香辛料の匂いが残る。私はそれが好きである。
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★バラ(ミックス)530円(どうやら税抜)
ネパール風お好み焼きなどといわれるバーラ。豆を生地として焼かれたものである。プレーンもあったが、ミックスを選択。ナイフで4等分してから手で食べた。
薄茶色の柔らかい生地。中央に玉子、その周辺にひき肉も乗っている。豆の風味を感じる。重くなく気づいたら4切れとも胃に入ってしまっていた。ペロリと食べられる軽食である。
ちなみに、チョイラもバーラもネパール料理の中でネワール族の料理に分類されるようである。
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ネパール旅行中に食べた料理の写真をお兄さんに見せた。メニューの中にある料理の写真と似ているねという話になった。この店は他のネパール料理も本場的だろうなと確証を得た。
出身地を教えてくれるくらいお兄さんとお話できたのもあってか、彼は「オーナーからのサービスです。」とラッシーをくださった。ドラマでよく見るシチュエーションの如く、「あちらのお客様からです。」と店員さんが私の前にカクテルを置く日も遠くないのではないかと妄想した。
税込で合計1560円となり、思ったより高くなった。値段と量を考えるとそれほどコスパはよくなかったのだが、一般的なインネパ料理店より雰囲気が素敵だし、珍しめのネパール料理もあるし、何より食事中ずっとジンやウォッカの瓶が私のほうを見つめていたので、誰かを連れて正式にバーとしても利用したいなと思った。
ダンネバード。ごちそうさまでした。
2023/08/08 更新
2022/10 訪問
栄日曜ダルバート
日曜のお昼。栄エリア。
田舎者の私は日曜閉店の飲食店が当たり前のようにあるなんてつゆ知らず、事前チェックしていたお店がにべもなく立て続けに閉まっており、ビジネス街だからかと一人合点しつつも奔走し続け、4軒目にしてようやくたどり着いたのがココ。
ランチタイムの遅めの時間に入店。客は私のみ。
バーカウンターやビリヤード台がある店内。おしゃれ。
店員さんにランチセットがお得と勧められたが、ネパール料理、とりわけダルバート(ネパール定食)を食べる気分だったので、
★Nepali Thali Set
を注文。
プレート到着。パクチーの香りが漂ってくる。
中央にライス(日本米)、周囲は時計回りに、ダル(豆のスープ)、カレー(チキン辛口)、タルカリ(野菜炒め)、サーグ(青菜炒め)、アチャール(漬物)、ヨーグルト、パパド(半分サイズの豆せんべい)、生野菜。
ドリンク(ラッシーを選択)つき。
・ダルはサラッと。綺麗な明るい茶色。
・チキンカレーはサラッとしたネパール的カレー。細切りの玉ねぎがとろとろの状態で入っており、なかなか美味かった。
・ジャガイモやインゲンのタルカリ。ジャガイモのホクホク感が好き。
・アチャールは、よくあるポリポリ大根ではなく、しなっとした大根。かなり酸っぱい。
ダルやチキンカレー、おかずをライスに混ぜながら食べていく。苦労の末のダルバートでライスがどんどん減っていく。ライスをおかわり。量は調整してもらえた。
値段は税込1510円の支払い。他店より高い印象。この値段であれば、日本米ではなくバスマティライスで提供してほしいかな。
でもまあ、やっぱりダルバートって美しいし美味しいなぁと再認識した。
ダンネバード。ごちそうさまでした。
2024/03/31 更新
★ラフィング
ヴィントゥナのインスタで見たことがあった。ドライタイプとジョールタイプが選べたので、ドライを。
チベット料理系の軽食。ネパールのチベット系難民が多く居住するエリアでは、ラフィング食堂が軒を連ねている。
こんにゃくのような生地で、香辛料で会えたチョウチョウ(インスタント麺)やピーナッツを巻いている。ふにふにとパリパリが混ざった食感。ピリリと辛くて美味しい。
「なんと興味深い料理だ」食べているうちに、思わず笑い出しそうになる、ラフィング(Laughing)だけに。
★ジョールバフモモ
水牛肉のネパール風蒸し餃子を、白い冷たいスープに浸からせたもの。唐辛子パウダーもお好みで。
スープはごまベースで、酸味と辛みをまろやかさが包んでいる。そのスープをレンゲでモモの上からかけてすくう。
熱々の餡から肉汁があふれ出て、スープと口の中で混ざる。水牛肉餡は鶏肉餡よりも、肉肉しさが増していると言えるかもしれない。
暑い夏に美味い(寒い冬でもきっと美味い)。
ヴィントゥナの素晴らしいのは、このような他の店では食べられない料理が食べられることである。ラフィングもジョールバフモモも値段は忘れたが、珍しいネパール料理が食べられるなら、値段など見る必要がどこにあろうか(とはいえ、ヴィントゥナは一般的なインネパより値段が高めだということは、知っておくべきである)。
ダンネバード。ごちそうさまでした。
※先日友人たちの勧めのまま、Youtubeチャンネルを開設してみました。今回のヴィントゥナの動画もアップしたので、もしよろしければ「ビカース ジャパニ」で、ご検索ください(たぶん上のほうには出てきませんが)。