この口コミは、インネパカレー男さんが訪問した当時の主観的なご意見・ご感想です。
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夜の点数：4.5
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～￥999 / 1人
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料理・味 4.5
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|サービス 3.0
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|雰囲気 4.5
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|CP 4.0
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|酒・ドリンク 3.0
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［ 料理・味4.5
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| サービス3.0
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| 雰囲気4.5
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| CP4.0
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| 酒・ドリンク3.0 ］
福岡の路地裏にガチネパール
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チキンタリセット 800円
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ライスおかわり
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外観
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こんな路地裏にネパールが。
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メニュー（ダルバート）
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メニュー（サマエバジセット）
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メニュー（ネワールフルコース）
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2025/09/11 更新
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出張で北九州市に滞在した際、グーグルマップは私を狭い路地裏へと導いていった。両側には家屋が並び、塀が立っている。こんなところにネパール料理屋があるのか？
Googleマップは嘘をついていなかった。ネパールの赤い旗が、私の視界に入ってきた。通りから外れた場所に隠れているようである。一方で、鮮やかな電灯が店を張り巡っている。恥ずかしがり屋なのか、目立ちたがり屋なのか。
"ネワキッチン"。
こじんまりとした店内は、バーのように仕上がっていた。レジの後ろに、お酒の瓶が並んでいる。おしゃれなネパールソングが流れている。女の子が水を運んできた。"ネワキッチン"ということは、この子はネワール族だろうか？
メニューをめくると、料理は紛れなくネワール料理が含まれていた。サマエバジセットなどまさに、ネワール系ネパール料理店の代表格である。
私は普通に空腹だったので、★チキンタリセット （800円）を注文した。良心的な値段。日本でのお金のやりくりに苦労しているネパリ学生たちを、考えてのことだろう。
そう推測する根拠の一つが、ここにくる途中に日本語学校を目にしたということである。入管のデータによると、国籍別留学生数で、ネパールは中国に次ぐ2位まで昇りつめている。日本語学校あるところに、ネパリあり。
私の隣の隣には、青年が何かを食べている。手食だ。店主らしきのお兄さんと何か話している。「夜に仕事がある」と言っている。学生に違いない。
そんな長々となりそうな推察を吹き飛ばすように、チキンカナは10分も経たずにやってきた。
ルッキズムだと非難されれば謝るが、良いダルバートは見た目がイケてる。このチキンカナも極めてクールである。真鍮色のプレートの中央にライス、2つの器にダルとチキンカレーがたっぷり、それに対して野菜のおかずは控えめにちょんっちょんっと。間違いなく美味しい。
先入観が加担したのかもしれないが、これは私好みほぼど真ん中を突き刺すダルバートである。ダルはさらっとスープ状で、ジンブーの上品な風味が漂う。チキンカレーもスープ状で、さらっとトマト風味が効いている。
おかずはジャガイモや人参、豆を胡麻ベースで和えたアチャール（漬物）、サーグは小松菜かほうれん草を炒めたもの、トマトのアチャールはペースト状でピリリと辛く、胡瓜と人参のスライスもついている。
ライスは日本米である。以前の私はバスマティ派、あるいは日本米とバスマティのミックスを好んだが、最近は日本米でも評価を落とす要素にはならないと感じている（ネパールでも日本米に似たお米は食べられるし、バスマティ米は高級なため家庭ではさほど食べられない）。
「ダイ！バート、トレイ！」（お兄さん！ご飯を少し）
店主らしきお兄さんは、白米が盛られた大きな茶碗を手に持ち、しゃもじで私のプレート中央にライスを足してくれた。
「バヨ」（十分です）
「ダール？」（ダルは？）
「バヨ」（いらないです）
ダルもおかわりできるようである。
ささっと腹を満たし、ささっと席を立ち、ささっと会計を済ませて去った。店主さんとのやりとりも最低限だけで、そこもある意味ネパールらしさがあった。（店主さんと存分にやりとりしたとしても、私は"ネパールらしさ"という言葉で丸めてしまいそうだが。）
見知らぬ地で、路地裏にネパール料理店...なんだかロマンを感じる。
ダンネバード。ごちそうさまでした。