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岐阜・付知峡の澄んだ空気に包まれた「不動滝ひろづき」。 お店へ向かう道中からすでに、森の香りと川のせせらぎが心をほどいてくれて、“ここで食べるごはんは絶対おいしい”と確信させてくれるロケーションです。 いただいたのは名物の 岩魚定食。 まず驚いたのは、炭火でじっくり焼かれた岩魚の香ばしさ。 皮はパリッと、中はふっくらとほぐれるような身質で、淡白ながら奥にしっかり旨みがあり、 川魚特有のクセはまったくなく、まさに清流が育てた味わいそのもの。 頭から尻尾まできれいにいただけるほど香ばしく、焼きの技術の確かさが光ります。 定食に添えられた小鉢も、どれも素朴で丁寧な味付け。 派手さはないのに、ひとつひとつがきちんと“地元の食事”として完成されていて、自然の中でいただくと、こんなにも体にすっと馴染むのかと驚くほど。 食事をしている最中も、川の音や森の気配がそっと背中を押してくれるようで、まるで時間がゆっくり流れているような心地よさがあります。 “美味しいを超えて、気持ちが整う食事”というのは、こういう体験のことかもしれません。 自然と料理の両方を味わいたい方には、ぜひ一度訪れてほしい名店。 岩魚の焼き加減に感動し、また季節を変えて訪れたくなる一軒でした。
2025/07訪問
1回
郡上市・釜ヶ滝のすぐそばにある「釜ヶ滝 滝茶屋」。 山の澄んだ空気と川のせせらぎに包まれたロケーションは、訪れた瞬間に日常のスイッチがふっと切り替わるような心地よさがあります。 まずは名物の 流しそうめん体験。 竹樋を流れる冷たい清流の水に、涼しさが一気に全身へ広がる。 シンプルなそうめんが、屋外で食べるだけでこんなにも美味しくなるのかと驚くほど。 キャッキャしながら取ったり、うまく掴めなかったり…大人でも夢中になれる楽しさで、“食事”と“体験”が一体になった、このお店ならではの時間が流れています。 続いていただいたのは 鶏ちゃん焼き。 鉄板で焼かれる味噌だれの香りが食欲を一気に刺激。 鶏肉はぷりっとジューシーで、味噌のコクとにんにくの香りが相まって、思わずご飯を欲してしまう力強い旨さ。 外で食べると風味がより立って、山の空気と相まってとにかく美味しい。 濃いめの味付けが自然の中でちょうどよく感じられます。 滝の近くという唯一無二のロケーションに、自然のBGM、そして体験しながらいただく食事。 “美味しい”だけでは語れない、思い出として残る時間が過ごせる茶屋でした。 郡上方面に来た際にはぜひ寄りたい、自然を味わうのにうってつけの一軒です。