9回
2025/05 訪問
季節が移ろうごとに行きたいお店:皐月のお品書き
本年は初めての訪問。季節も春から夏に差しかかる時期で、日もだいぶ長くなりました。この時期の旬の食材を工夫を凝らしてお客さんに合わせて出してくれる静流さん。毎回毎回お邪魔するのが楽しみです。
本日のお品書き
●こごみと白こんにゃくの白和え 赤紫蘇の新芽
●豆乳の胡麻豆腐(葛入り) 白瓜の昆布締め
●伊勢志摩の鮑 肝(生クリームで延ばしたもの) そら豆のツヤ煮
●子持ちのシャコ 大阪泉州の水茄子 山葵(品評会で日本一) ニラ
●島根県のあじ 浅葱 ふぐ用
●鍋 あさり 牛のスープ 椎茸 三陸のわかめ 九条ネギ
●スズキの新茶焼き さつまいも ピーマン
●金目鯛 しょうが炊き 三浦大根 のぶきのキャラ煮
●蟹のクリームコロッケ ズッキーニ 茄子 春キャベツ
●ご飯(かぐや姫) 新生姜生 生ひじき 鰆の幽庵焼き セロリのきんぴら
●メロン 赤紫蘇の羊羹
子持ちのシャコは珍しく初めていただきました。鯵も脂がのっていて、フグ専用の特別な浅葱でいただきました。本日の一番の一品は蟹クリームコロッケです。洋風ですがバターやミルクは使用せず、コロッケは蟹の濃厚な味が詰まっていて美味。新生姜のご飯がさっぱりして何杯でもおかわりできそうです。デザートの赤紫蘇の羊羹も紫蘇と餡の組み合わせが良くあっていて絶妙でした。
一品一品丁寧に提供され、亭主とのやりとりも楽しくあっという間の三時間でした。次もまた訪問します。
2025/05/18 更新
2024/10 訪問
季節が移ろうごとに行きたいお店:秋のお品書き
秋の美味しいものをいただきに静流さんへ伺いました。いつものように温かく迎えてくれます。今日も美味しいものをたくさん用意してあるから、と店主。期待に胸が躍ります。
本日のお品書き:
●菊の花(山形産「もってのほか」)と柿の白和え 三つ葉
●サンマの百合根寿司 松茸の佃煮 石川芋
●生湯葉 鮑を刻んで肝と共に炊いたもの きゅうりの昆布締め 秘伝豆(幻の枝豆)
●スミイカの子供のお刺身
●気仙沼踊りガツオのタタキ ミョウガ ニラのおひたし おろしエシャロット
●大葉の入った鶏団子と松茸の鶏がらスープ鍋
●サンマ(北海道根室産)の塩焼き 大根おろし すだち
●ブリ(北海道羅臼) 大根 人参 牛蒡 インゲン豆
●鮎の甘露煮 揚げナス きゅうり
●甘エビのフライ 車海老のしんじょ エビの頭の塩焼き
●栗ごはん(新米) 香の物 しらす ちくわと生姜 玉子焼 ブリのアラ煮 味噌汁
●さつまいもの羊羹 りんご シャインマスカット
お酒 日本酒 花笑み(大分県佐伯市)
秋にしては気温が高く夏日でしたが、秋の旬の食材をたくさんいただきました。秋といえばサンマ、松茸、栗。そして新米。そのほかにも食用の菊の花、スミイカの子供など毎回初めていただく食材に新しい発見があります。本日も秋の夜長に美味しいものをたくさんいただき、贅沢な時間を過ごせました。
2024/10/20 更新
2024/01 訪問
季節が移ろうごとに行きたいお店:冬のお品書き2
前回訪問時に予約して今回の訪問。今回は寒い冬に身体を温める美味しい料理をたくさん出していただきました。毎回変わらず美味しいお皿をひとつひとつじっくり味わっていただける至福の時間です。
本日のお品書きは:
●えび、スナップエンドウ、のし梅、金箔
●かぶら、蒸しあわび、百合根の白味噌
●フキのおひたし
●切り干し大根とお揚げを炊いたもの
●お造り 甘鯛
●カツオのたたき 春菊の海苔巻き にんにくとしょうがを添えて
●お鍋 白子 ネギ 椎茸 生わかめ
●柳カレイ 菜の花のおひたし カラスミ
●牛肉 下仁田ネギ
●かぶら蒸し こごみ 焼いた鯛
●鰯 三浦大根 新牛蒡 くわい にんじん そら豆
●鴨の燻製 芽キャベツ
●タコ きゅうり もみじおろし
●かぶの葉っぱ混ぜ込みご飯 大豆と海苔とわかめの佃煮 香の物 しらすおろし たらこ 味噌汁
●デザート りんごのゼリー キウイ いちご
お酒は梅酒のお湯割り
2024/01/27 更新
2023/12 訪問
季節が移ろうごとに行きたいお店:冬のお品書き1
秋の次は冬。前回訪問時に予約をしてあって訪問しました。店内にはサンタさんの絵がありました。店内の装いも季節ごとに変わり毎回訪問が楽しみです。今回はタコとカニをご用意いただきました。美味しすぎて食べるのに集中して無言になることも。来年もまた訪問したいです。
本日のお品書きは:
お酒 ハーフボトル PEPE VENTURA
●かぶらの昆布だき 天然の舞茸と白味噌 百合根
●菜の花の白和え 車エビ 赤紫蘇新芽
●鴨のロース 百合根と生クリーム エシャレット 自家製味噌
●気仙沼のタコ 鳴門のワカメ
●しま鰹 玉ねぎ ピーマン 茗荷 胡麻油につけた生姜
●あいなめと椎茸のお鍋 ネギ 三つ葉
●北海道のイワシ 干し柿のクリームチーズ巻
●大根 京人参 たけのこ 黒豚八幡巻 生姜 かぼちゃ たけのこ 小松菜
●香箱蟹 (セイコ蟹)
●銀杏とムカゴのごはん 香の物 明太子 カブの葉 あいなめのエラ 海老の頭の出汁の味噌汁めかぶとネギ入り
●栗の渋皮煮 りんごとシナモンのゼリー
●Royce 生チョコ ストロベリーシャンパン コニャック
2024/01/27 更新
2023/10 訪問
季節が移ろうごとに行きたいお店:秋のお品書き
前回訪問時に鮎をリクエストしたのを覚えてくださり、今回は子持ち鮎を特別にご用意いただきました。他のお客さんには言わないでね、と。なんて神対応。頭からしっぽまで骨一本残さず食べました。秋は栗で栗ごはん、栗の渋煮も美味しかったです。次の予約をお願いして、冬のお品書きが楽しみです。
本日のお品書きは:
●新そばの実 ハモ 松茸のお出汁 枝豆
●本シシャモ(北海道むかわ)初出荷もの
●鮑の練り物 翡翠銀杏 百合根 きゅうり
●ゼンマイの白和え 菊の花添えて
●鹿児島の天然しまあじの造り 鳴門のわかめ キャベツ わさびと大根おろし
●ボストンの生マグロ 気仙沼のたこ
●舞茸と鶏の鍋
●子持ち鮎 すだちを添えて
●キンキの塩だき ナス
●椀物 カボチャとさつまいもと百合根の揚げ物 紅葉をイメージしたあられで揚げた物 れんこんのあんかけ 塩蒸しにしたウニ
●新米の栗ごはん 明太子 キクラゲ 卵焼きと松茸の煮物 香の物 野菜と昆布だしの味噌汁
●栗の渋煮 ほうじ茶と白ワインで煮たもの 自家製芋羊羹 シャインマスカット
お酒 桂月(高知県)
もじ茶
2024/01/27 更新
2023/07 訪問
季節が移ろうごとに行きたいお店:夏のお品書き
3度目の訪問。
前回訪問時、夏は鮎がありますよ、とのお話だったので当日電話にて鮎があるかどうか確認。本当は違う食材だったところを我儘を聞いていただき鮎の用意をしておいてくれました。「美味しいもの食べて喜んでもらえれば」と、なんて神対応!
この日いただいたのは;
●炒った新銀杏(青銀杏、翡翠銀杏とも言う)
●渡り蟹とエノキの和物(渡り蟹の卵入り)
●帆立の生クリーム仕立て、瓜と新さつまいも(鳴門金時)
●メヒカリ
●紫雲丹の造り
●アジの造り、鳴門わかめと生姜を添えて
●メヒカリ再び(追いメヒカリ)、柚木の風味
●ハモと松茸の卵綴じ鍋
●長良川上流で獲れた天然の群上鮎
●イワシの生姜煮、牛蒡とオクラ
●冷たい煮物:ナスの揚げ浸し
●椀もの:四万十川の天然鰻をカリカリに焼いて、向日葵の形の透かし大根とにんじんと冬瓜、さらにとうもろこし、その芯をくり抜いたところに車海老を叩いたものを詰めたもの
●とうもろこしごはん、サワラの味噌煮の付け合わせ、湘南しらすと大根おろし、子持ち昆布、香物、味噌汁
●スイカとさつまいもと黒糖の水羊羹
お酒は、
PERE VENTUTA(CAVA・スペイン)
鍋島(日本酒・佐賀)
萩の鶴(日本酒・宮城)
今回も至福の時間を過ごすことが出来ました。
次回は秋が楽しみです。
2023/07/30 更新
2023/04 訪問
季節の移ろいとともに何度も訪れたいお店
料理人の美味しいものを食べてほしいという気持ちが直に伝わる、そんな距離感が嬉しい。目の前で用意される品が最高の状態で提供される贅沢な空間です。選りすぐりの旬の食材を最も美味しく堪能できる形は何か、本当に良く研究されているんだと思います。五感を満足させてくれる品々、そのお料理に合ったお酒、ご主人と奥様の温かいおもてなしと最高の水準ですが、何と言っても素晴らしいのが価格です。おまけに釜炊きの季節のご飯は余ったらおにぎりにしてお土産にしてくれるのです。季節の移ろいとともに、最低でも春夏秋冬、年4回は通いたいです。
2023/05/23 更新
秋が深まり美味しい食材が目白押しの季節です。今回久しぶりにお邪魔させていただいて、7月に内装をリフォームされたそうでカウンターが広くなって壁も新しくなっていました。店主のこだわりはスピーカーとのことでBGMの音がとても心地よく響いていました。
本日いただいたお品書きは
●嶺岡豆腐 吉野くずと胡麻に牛乳と生クリーム を加えたもの だし醤油
●ふろふき大根 マカデミアナッツと梅の味噌
●ずわい蟹(解禁直後) イチジクを白ワインで煮てクリームチーズで固めたもの 百合根 キュウリの昆布締め
●帆立貝柱 もみじおろし 菊
●甘鯛 かぶ 茗荷
●比内鶏 きのこの鍋 牛蒡 油揚げ
●さわら 銀杏をお粥で炊いて卵と練り上げたもの 蓮根 むかご
●ぶり(北海道羅臼) 里芋 かぼちゃ にんじん
●揚げ物 白子の豆腐 松茸 ズッキーニ
●栗ご飯 魚沼産コシヒカリのお米 伊勢志摩のひじき、百合根と一緒に炊く きのこと新海苔 しらす
●さつまいもと芋の羊羹 柿(庄内柿)
飲み物:梅酒ソーダ割、日本酒鍋島
先付の嶺岡豆腐は大豆の入手が困難な時代に代替の食材として、吉野葛と胡麻で作った豆腐とのことで昔のレシピだそうです。店主が古本屋で入手した昔のレシピをもとに再現しました。新しい一品を提供するために常に研究熱心な姿勢に脱帽です。甘鯛の刺身は弾力があり絶品でした。ぶりのさわら焼きの上に銀杏とお粥と卵で練り上げたものは銀杏の味がするけどさりげなく、ぶりの身と良く合っていました。きのこのお鍋は身体も心も温まるお味。松茸の揚げ物はこれまで食べたことがなく新しい発見でした。魚沼産コシヒカリのお米で炊いた栗ご飯は最高です。たくさんおかずも付いてきてご飯をおかわりしていただきました。
本日も沢山の美味しいものをいただきました。新装したスピーカーでピアノクラシックやジャズなど心地よい音楽が流れます。18時入店から21時半まで、美味しいお料理と楽しい会話で贅沢なひと時を過ごせました。