6回
2025/08 訪問
季節毎に一度の至福の時間。
今年3度目。通算6度目の池袋かぶと。季節ごとの楽しみになっている。今回は旧友と訪問。
いつもと同じ、丁寧に仕込まれた焼きたての鰻の串を一本一本提供してくれる。その度に「おいしい」「うまい」ともんどり打ちそうになる。懐かしい友との会話をつまみにおいしいお酒もいただきながら、幸せな夜は過ぎていく。
大将がお忙しそうであまりお話しを伺えなかったのだけが残念。
〈食べたもの&飲んだもの※提供順〉
・東京クラフト
・山芋と胡瓜の酢醤油あえ
・むすひ(どぶろく)
→千葉のどぶろく。
発酵のくさみ?クセのある味にハマっている。
月毎に瓶詰めするらしいが
月毎にアルコール分が異なるとのこと。
これまで10〜11%のモノに出会ったが
今夜は12%と過去最高。女将さんの説明だと
7〜13%くらいまで幅があるらしい。
①えり焼き(関東風蒸した頭)
②えり焼き(関西風・塩焼き)
・長野県産有機トマト
③ヒレ×2本
・お新香
(胡瓜、生こんにゃく、茄子、ゴーヤ、ニンジン)
④肝焼き
⑤くしまき※2人で1本
・火垂る(日本酒)
→島根のお酒。精米歩合60%の純米大吟醸。
すっきりした飲み心地。
⑥バラ味(鰻の中落ち)
→初めて食べた。10匹分くらいよ骨の周りの肉を
使っているとのこと。脂のうまみを感じた。
⑦心臓
→まだ動いている。下の上で転がすと生の味。
⑧一口蒲焼
・天然と養殖の鰻のアタマを見比べる。
→天然が大きく肉厚。天然の方が生臭い。
⑨天然の肝
⑩レバー※ 2人で1本。
→いつも写真がうまく撮れない。
⑪天然のヒレ焼き※ 2人で1本。
→浜名湖の天然鰻。
⑫天然と養殖の白焼。
→天然の脂ののり方が好き。
・なから(日本酒)
→山形の純米酒。キレがある。
⑬天然と養殖の蒲焼。
→大盛りご飯でいただく。
⑭肝吸い
2025/08/30 更新
2025/05 訪問
味わい、語らい、酔っ払い至福の3時間半。あまりにうまくて、きっと走馬灯に出てくるレベルw
5度目の訪問。夜は初めて。
鰻好きの友人と。
〈食べたもの&飲んだもの※提供順〉
・1杯目:むすひ(生酒)
→酸味の強いクセのある味が好き。
仕込みごとにアルコール度数が変わるらしく
今回は11%だった。
7%から13%まで幅があるらしい。
・山芋と胡瓜の酢醤油あえ
①えり焼き(関東風蒸した頭)
大将曰く“うちで一番おいしくない”とのこと。
うますぎるw
②えり焼き(関西風・塩焼き)
→骨っぽい、味や香りが濃い。
★関東風、関西風どちらもおいしい。
③ヒレ×2本
→尻尾、腹鰭、背鰭。
5-6匹分で一本作る手間のかかる作業。
他店で捨てるのをもらってくるとのこと。
④肝焼き
→肝といえば苦いものだが
下ごしらえで苦い部分を取るとのこと。
また鮮度がいいと甘さを感じるとのこと。
食べやすくおいしい。
・冷奴
近所にある豆腐屋で購入していると聞いた
(行ってみたい)。
そのままでもおいしいが
対馬の藻塩でいただくと甘さが引き立つ。
・2杯目:くくみ酒(山形のお酒)
お酒の多くは先代から付き合いのある
酒道庵(板橋)から仕入れているそう。
酒屋の方が手書きしているというラベルが素敵。
その酒屋へも行ってみたい。
⑤くしまき※2人で1本
→尻尾の方の身のお肉。塩焼き。
⑥尻尾※2人で1本
よく動く部位で“一番おいしい”とのこと。
★どの串が好きか振り返ってみてもどれもおいしいのだ。関東風はタレの甘さと鰻の肉の旨さがたまらない。関西風の塩焼きは香ばしさ、脂の旨みがやっぱりたまらん。
大将のお話では“うちは関東風”がベースとのことだが“関東風だからと言って蒸すだけではない”とのこと。奥が深く、素人の僕には大将の言わんとする“ココロ”までは理解できない(また通って少しずつ教わろう)。それと大切にしているのは鰻の鮮度。“いま捌いたものを、すぐ焼いて食べてもらう”ことだという。
細かい点にまでこだわる一方で、お店の人たちは初めてのお客さんでも名前を呼んで話しかけてくれるなど気遣いが嬉しい。大将はいつも“食べた方がおいしいと思ったものが正解なので難しく考えず味わってほしい”と言ってくれるので気楽に、素直に鰻を楽しめる。
・福井県産の有機のトマト
成熟させて赤くなってから出す。
⑦心臓
噛まないで飲む(噛むと痺れるらしい)。
飲むから味はわからない。
精がつきそうな気はする。
⑧天然の頭
香り、味は養殖とは異なる。
今日は琵琶湖、浜名湖、児島湖のもの。
★大将が天然の鰻を捌いている時になぜ天然の鰻はお腹が黄色いのか尋ねるとエサの違いとのこと。甲殻類を食べると黄色くなるらしい。
⑨一口蒲焼
身の部分
・3杯目:大信州手いっぱい(長野の酒)
酒屋が半年寝かしたものとのこと。
寝かすと味はどう変わるのかな?これも宿題。
⑩?(最後の串はどの部位か失念)
・お新香
今日はきゅうり、にんじん、ゴーヤ、パプリカ、
アスパラ、水茄子。お新香はいつも楽しみ。
これをオカズに白飯を存分に食べてみたくなる。
⑪養殖の白焼
対馬の藻塩とアンデスの岩塩をお好みで。
“少し醤油をたらして味わってみて”
とおっしゃるのでそうすると、これがうまい。
旨みが引き立ち、脂がさっぱりして感じられる。
⑫天草(天然の鰻)の白焼
養殖よりも身がプリプリ。
★“天然だから美味しいと思わなくていい。自分の好きが正解”と大将は繰り返し言う。
・4杯目:むすひ
⑬蒲焼
養殖と天然。産地は聞き忘れた。
・ご飯大盛り
蒲焼を乗せていただく。至福の時間。
・肝吸い
出汁がうまい。
今回も最高においしかった。鰻好きの友人が一緒で彼がいろいろ質問するので僕も大将の話をいろいろ伺えて良かった。おいしいだけで充分幸せなのに、会話も弾み楽しい時間を過ごせた。値段は決して安くはなく、贅沢ではあるが季節ごとに一度、こちらで至福の時を過ごすたい。日々を乗り越える活力になる。
2025/06/13 更新
2025/03 訪問
いつも至福の時間をくれる鰻屋さん。
25年初かぶと。
先輩と。
〈食べたもの&飲んだもの※提供順〉
・東京クラフト
・雪大根の塩揉み
①えり焼き(関東風蒸した頭)
②えり焼き(関西風・塩焼き)
→骨っぽい、味や香りが濃い。
・冷奴※対馬の藻塩
・むすひ(生酒)
→仕込みでアルコール度数が変わる。
前回来た時は9月仕込みのものが10.5%
11月が10%だったが今回は11.5%。
③ヒレ×2本
→尻尾、腹鰭、背鰭。鰻で一番おいし部分。
5-6匹分で一本作る手間のかかる作業。
④肝焼き
→胆嚢ごと焼いている(肝吸いは肝は胆嚢を取る)
⑤くしまき※2人で1本
→尻尾の方の身のお肉。塩焼き。
⑥尻尾※2人で1本
・お新香
→パプリカ、にんじん、べにくるり大根、
かぶ、長芋
・むすひ(生酒)※おかわり
⑦蒲焼
⑧心臓
⑨レバー※2人で1本
⑩白焼
→養殖(愛知)
→対馬の藻塩とアンデスの岩塩
⑪蒲焼
→養殖(徳島)
・ご飯(おかわり自由!)
・肝吸い(捌いて湯掻いただけの肝)
はじめに今日は天然の鰻はないと説明される。この店で天然鰻の入荷がないのは初めて。去年、別の店で天然は春から出回りはじめて6月が一番多いと教えてもらった。今の時期は少ないのだろう。天然モノがない影響か普段より品数は少なかったように思う。一方で養殖の白焼と蒲焼は2尾出してくれて(2人で2尾)、個体の味の違いを楽しめるように配慮してくれていた。
2025/03/31 更新
2024/10 訪問
2時間半、至福の時間を過ごせる銘店。おいしいだけじゃない最高の鰻エンターテイメント!
初めての予約まで2年半かかって今年4月に初訪問。以来3度目の訪問。今回は最初に勤めた会社の同期を誘い訪問。何度か来てわかったが毎回仕入れによってメニューが若干異なる(天然の量など)。少しは味がわかってきたのか来る度に益々おいしいと感じる。
〈食べたもの&飲んだもの※提供順〉
・東京クラフト
・長芋とオクラの和え物
・えり焼き(関東風蒸した頭)
・えり焼き(関西風・塩焼き)
「鰻は捌きたて、焼きたてが美味しい」との説明。
・豆腐(近所の美味しい店で買うらしい)
・ヒレ(尻尾、尾鰭、背鰭。5-6匹分で一本作る)
「魚は頭が旨いとされるが鰻は一番動く尻尾が美味しい」との説明。「初めての人はどこが好きか自分なりに感じて」くれたらいいとのこと。
・肝
・心臓(噛まずに飲み込む)
左が養殖、右は天然の鰻(の首)
天然は青森産とのこと。
・くしまき(背中の大きい肉)
・尻尾
糠漬け(きゅうり、かぶ、パプリカ、長芋)は撮影忘れた。
・鰻の身(天然蒲焼き)
・天然の頭
・白焼(天然と養殖)
・蒲焼き(天然と養殖)
・ご飯(おかわり自由!)
・肝吸い(捌いて湯掻いただけの肝)
・千葉は香取の日本酒むすひ
できた月でアルコール濃度が異なる(写真:左・9月産10.5%、右・10月産10%)。空けたての方がフレッシュな風味。前回日本酒もいろいろ試したが僕はこれが好き。
2025/01/12 更新
2024/07 訪問
夏の鰻三昧。至福の時。
春に初めて予約を取れたかぶと。夏に2度目の予約が取れてしまう。仕事つながりの方をお誘いして訪問。今回は小上がりに案内される。前回は1人だったが今回は一緒に味わう相手がいて楽しい。前回と鰻の串は同じだが、仕入れによって分量は少し違うのかも知れない。それと豆腐やお新香だけでなく、おくらやトマトなど箸休めに出てくるものがこの日は多かった。おいしくて珍しい鰻の串に会話も自然と盛り上がり、お酒も進む。いろんな日本酒を試したが「むすひ」という少しクセの強いドブロクが僕は気にいった。シメの蒲焼きと白焼きのうな重。前回より天然鰻が大きく、これまた存分に味わえる。至福vol.2。
2025/01/03 更新
2024/04 訪問
2年半かかり初訪問。“幸せとは今この時”。
2年半かかってようやく予約が取れた。鰻好きの友人と行く目的だったが1人分の席しか取れなかった。でも楽しみ。さして鰻については詳しくないし、こうした人気店に行くこともあまりない。ましてやグルメでもない自分は場違いではないかと緊張もしていた。当日は絶対遅刻しないように余裕を持ってお店へ。時間になると店の方の案内でカウンターにへ。最初に飲み物を聞かれ、東京クラフトを注文する。この日のお客さんは僕と同じように初めて予約が取れたという方が多かったようだ。1人だったけど大将が客全員に順番に話しかけてくれて(しかも名前で呼んでくれる)退屈しない。大将は一品一品説明しながら提供してくれる。自分のおいしいと思ったものが正解なんですよ、と教えてくれる。気持ちが昂っていた影響もあると思う。酔っていたのもあるだろう。鰻を味わいながら“幸せというのは今この時間なのだ”と何度も思った。
〈食べたもの&飲んだもの〉
東京クラフト(生ビール)
お通し:有機大根の塩もみしたもの
〈鰻〉
①えり焼き・蒸し(関東風)※頭の部分
②えり焼き・塩(関西風)
日本酒(くくみ酒)
③ひれ焼き(尻尾)×2本
冷奴(大桃豆腐)
④くし巻き(尻尾の方)
⑤しっぽ
⑥肝焼き
心臓(噛まずに飲む)
⑦一口蒲焼(身)
⑧レバー
⑨白焼(藻塩と岩塩でいただく)
⑧天然鰻の白焼き(香りと脂がすっきりしている)
お新香(きゅうり、べにくるり大根、ごぼう、茄子、長芋、人参)
⑨蒲焼き
ご飯(おかわり自由)
⑩肝吸い
2025/04/21 更新
2時間半、至福の時間を過ごせる銘店。おいしいだけじゃない最高の鰻エンターテイメント!
2024/12/01 更新