パチぐるめさんが投稿したLa Stalla(茨城/つくば)の口コミ詳細

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パンチのグルメ日記

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La Stallaつくば、研究学園/イタリアン

1

  • 夜の点数:4.8

    • ¥15,000~¥19,999 / 1人
      • 料理・味 -
      • |サービス -
      • |雰囲気 -
      • |CP -
      • |酒・ドリンク -
1回目

2024/12 訪問

  • 夜の点数:4.8

    • [ 料理・味-
    • | サービス-
    • | 雰囲気-
    • | CP-
    • | 酒・ドリンク-
    ¥15,000~¥19,999
    / 1人

素敵な店主さんと最高の料理で過ごすひと時は、まさに至福なり

茨城県つくば市にあるイタリアンのお店。
前からずっと行ってみたいなと思っておりましたが、人気すぎてなかなか予約がとれず。
それもそのはず、La Stallaさんは、現在食べログの評価が4.12で茨城県全体で2位、2024の食べログawardでもBRONZEを獲得しておられます。
そんな素晴らしいお店に伺えることに感謝しながら、胸の高鳴りを感じつつ、遂に初訪問です。

メニューはおまかせのコースのみ、また、コースの時間は3時間超を予定しているとのこと。
流石に3時間を超えるコースは人生初、シェフのこだわりを感じます。
コースは、19時一斉スタート、遅くならないよう15分前には到着するようにしましょう。
駐車場は店前に4台あり、利用できます。
お店の入り口は階段を上がって左手にあります。
店内は、カウンター6席と小さなテーブルが1つ、シェフ1人で全ての作業を行うため、これくらいが限界とのことです。

全員が揃い、遂にコースがスタートします。
初めに佐藤シェフより注意点の説明があります。
・前菜が5〜6皿あり、2時間を目安にパスタに移るとのこと。
・量が多いので、少なめの対応や残していただいても構わないこと。
・自由に話して構わないこと。

※コース内容について、1品1品佐藤シェフより説明があります。可能な限り正確にお伝えしたいところでございますが、料理に心奪われ、聞けていない点、誤って認識している点がある可能性があります。予めご了承ください。

○おまかせコース 16500円
1 ヤイトガツオととちあいか
 ヤイトガツオ、初めて食べました。よくある鰹とは全然違い、まるで鮪のようにたっぷり脂が乗っています。しつこすぎない量かつ、上にあるとちあいかがさっぱりさせてくれますので美味しくいただけました。

2 ラフランスと梅山豚のハム
 ラフランス(洋梨)に梅山豚のハムとチーズ(ペコリーノ・サルド)を和えたものを乗せた一品。
 ラフランスとハムが合うのかなと思うかもしれませんが、佐藤シェフに間違いはありません。
 洋梨の甘さと梅山豚ハムのしょっぱさにペコリーノ・サルドが絶妙にマッチし、めちゃくちゃ美味しいです。
 間違いなくここでしか食べられない味、本日の1番気に入った一品です。

3 カラスミとモッツァレラチーズ
 カラスミは、ボラの卵巣を塩漬けして干したもの、だそうです。恥ずかしながら初めて知りました。
 自家製のモッツァレラチーズは、箸で割ると中身が溶け出してくるほど柔らかく滑らかで、それがカラスミの塩気とマッチして、今まで味わったことのない世界へと連れて行ってくれました。

4 ボタンエビとスペルト小麦
 こちらも知らない単語がたくさん。
 スペルト小麦はつくば鶏のブロード(出汁)で炊いたもの、そちらとひたちなか市のカリスマ的漁師である根元さんより届いたボタンエビを併せた一品。
 素晴らしい食材が出会い、シェフの手でハーモニーを奏でだす、なんと素晴らしいことでしょうか。

5 イシダイ
 身はもちろん柔らかく、濃厚な味わいですが、皮目もコリコリとして美味しい。
 皮まで美味しいと思わせるのはさすがとしかいいようがありません。

6 プリモ・ピアット
 修道院などで食べられていたスープ料理。
 昔のレシピで発見して作られたとのこと。
 素朴ながらも優しい味わいで、弾んだ心が落ち着きます。

7 ペペロンチーノ
 ついにパスタに入り、1皿目は手打ちのペペロンチーノです。
 太い麺のパスタって、良い店でしか食べられませんよね。

8 乾麺のスパゲットーニ
 普段は乾麺は作らないとのことですが、イタリア人のお客さんが、乾麺を食べたいとおっしゃったので作ってみたという一品。
 佐藤シェフのお客さんをもてなしたいという心が見える素晴らしい一皿。こちらまで心温まります。

9 日本短角和牛
 佐藤シェフの故郷、北海道よりやってきた日本短角和牛。
 もともと福島で和牛の生産をされていた方が、震災の影響で北海道に移り、生産を続けられているそう。一度、なくなく全ての牛を手放されている経験から、生まれた時から出荷する時まで、ずっと育てられているそう。コストはかかるが、丹精込めて育てられた牛の味は、他とは一線を画すとのこと。
 佐藤シェフによって調理された和牛は、食感、味わいどちらも一級品で、思わずうっとりしてしまいます。端の方であればおかわりどうぞと言っていただきましたので、せっかくだからとお代わりまでしてしまいました。

10 ピスタチオクリームのパネットーネ
 パネットーネとは、イタリアの伝統的なドライフルーツが入った発酵菓子パンの一つで、クリスマスケーキに良く使われるとのこと。5回ほど発酵させて作るその生地は、普段のケーキとは違った濃厚な味わいを感じさせます。
 付け合わせのピスタチオクリームは、佐藤シェフ自らイタリアより仕入れ、チーズと併せて手作りしたもの。砂糖は一切入っていないとのことでしたが、まるでチョコレートクリームかの如く濃厚な味わいは、コースを締めくくるに相応しいものです。
ここだけの話しですが、こちらが一番コストがかかったとのこと。
ピスタチオクリームのあまりの美味しさに、タッパーで1キロくださいとお願いする方もいらっしゃるそう。気持ちわかります。ちなみに、1キロ作るのに1時間かかるそう。今年は20キロで予約締め切りとおっしゃっておりました。年末に20時間かけて作るそうです。佐藤シェフのおもてなしの精神が現れておりますね。

最初の一口から最後の一口までの約3時間半ずっと楽しく、美味しく過ごせました。
たくさんの出会ったことのない食材と出会わせてくれた、一生思い出に残り続けるであろう時間を過ごさせてくれた佐藤シェフに最大限の感謝を。

2024/12/23 更新

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