活きアワビくんさんが投稿したサイゼリヤ 渋谷東急ハンズ前店(東京/渋谷)の口コミ詳細

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活きアワビくん

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サイゼリヤ 渋谷東急ハンズ前店渋谷、神泉、代々木公園/ファミレス、イタリアン、パスタ

1

  • 昼の点数:5.0

    • ~¥999 / 1人
      • 料理・味 5.0
      • |サービス 5.0
      • |雰囲気 5.0
      • |CP 5.0
      • |酒・ドリンク 5.0
1回目

2022/11 訪問

  • 昼の点数:5.0

    • [ 料理・味5.0
    • | サービス5.0
    • | 雰囲気5.0
    • | CP5.0
    • | 酒・ドリンク5.0
    ~¥999
    / 1人

イタリア人も認める本格的な専門店

私はイタリア語が話せないので、正直、こちらのお店にお邪魔する前はとても緊張しており、不安な気持ちでいっぱいだった。ところが、いざ入店してみると、心配は無用で、若い女性の店員さんは流暢な日本語で「いらっしゃいませ」と笑顔で迎えてくれた。

メニューのイタリア語が読めなかったらどうしようかと不安だったのだが、料理名は全て日本語で記載されており、しかも、わかりやすく写真が載っていたので、助かった。

本格的なイタリア料理専門店だとうかがっていたので、お金が足りないことのないよう、今日振り込まれたばかりの月給の半分をATMで下ろして、全額使う覚悟をしてきたのだが、それでもなお、メニューの金額を見て驚愕した。

なかでも、「ミラノ風ドリア」という料理の金額は"300"と書かれており、こんなに立派な料理がまさか300円のはずがないので、何かの間違いか、一桁か2桁間違っているのか、いや、そんなことはない、300ユーロか、そうだよな、と理解した。

だが一瞬、背筋が凍る思いをした。私は今日、ユーロを持ち合わせていない。月給の半分をおろしてきたので、300ユーロと同額の日本円(約4万円)は余裕で持ち合わせていたものの、ユーロの用意はないのだ。

私が甘かった。本格的なイタリア料理屋の支払いは、日本とはいえ、当然、支払いはユーロなのだ。イタリアにある料理屋で円など使えるはずはない、当然、支払いは、ユーロ。

とはいえ、せっかくの給料日。
しかも、せっかく入ったイタリア料理屋で、「すみません、僕ユーロ持ってないからお金払えないので帰ります」なんて言うのは恥ずかしすぎる。それは図々しくも財布を待たずに高級店に入店する泥棒と同じ。イタリア人に知られたら、日本人の恥だと思われること疑いないだろう。

そこで私は、席に荷物を置き、何か大切な仕事の電話をするフリをしながら、一時的に店を出た。

そして、日本に留学し始めて間もない、イタリア人の友人のマルコ君に電話をかけ(ちなみにマルコ君は運良くこのお店から徒歩で15分程度のところに住んでいた)、余裕を持って2000ユーロほど貸してもらえないか、いや、日本円に両替してもらえないかと頼んだ。もちろん、急なお願いなので、単に両替するだけではなく、今から日本が誇る本格的なイタリア料理もご馳走するから、と付け加えた。

マルコ君は電話越しで驚いた声を出しつつも、申し訳なさそうに、カタコトの日本語で、「ごめんなさい、手元に1500ユーロしかないのだけど、それでもよければ...」と答えた。
とんでもない、謝るべきなのはこちらだ。私はマルコ君に精一杯の感謝を伝えた。

10分も経たないうちに、マルコ君は走ってお店の近くまで、お金を届けに来てくれた。私はマルコ君に頭を下げ、再びありがとうとごめんなさいを伝えた。なるべく人目につかないようにすみやかに、私たちは両替を終えた。

さて、ユーロを手にして、一安心の私はマルコ君に、自信満々の顔で、「さて、それでは日本の誇るイタリア料理専門店を紹介するよ。とはいっても1500ユーロが上限なんだけど、その予算内で好きなものを食べてくれ!」と言い放った。

そして、私たち二人は、サイゼリヤに来た。
マルコ君は物珍しげな顔をして、カタコトの日本語で、「なるほど、これが日本で有名なイタリア料理店なんですね」とつぶやいた。

席に座り、メニューを見ると、マルコ君も「ミラノ風ドリア」という料理が気になっていたようだ。彼の話では、イタリアにはこの料理はないから、ぜひ食べてみたいとのことだった。

私たちは、300ユーロのミラノ風ドリアを2つと、「ドリンクバー」と呼ばれるイタリアでは好まれているコーヒーの飲み方である「カプチーノ」に加え、コーラやウーロン茶・オレンジュースなどの10種類の飲み物がなんと、飲み放題、というメニューを注文した。

マルコ君いわく、この「ドリンクバー」というメニューもイタリアにはないそうで、二人で興奮がおさまらなかった。ドリンクバーの値段は、料理とのセットで200ユーロ。アルコールではなくソフトドリンクと思うと、少々値段は張るが、それでもなお、飲み放題というのは魅力的だ。私たちは、カプチーノを何杯もお代わりしようとしたが、その味わい深さからか、2-3杯で十分に満足してしまった。

カプチーノに満足していた頃、満を辞して、「ミラノ風ドリア」が到着した。こういった料理に慣れていない私は、この料理を、フォークとナイフで食べるのか、それともスプーンでかき混ぜて食べるのか、またはラーメンのようにすすって食べるのか、わからずにいた。

だが、マルコ君がスプーンでかき混ぜるようにして食べていたので、私もそれを真似し、まずは一口、熱々のミラノ風ドリアを口に運び込む。

舌で味わった瞬間、私の身体に興奮が走った。
イタリア料理というのは、高級で、私のような庶民にはハードルの高いものだろうという先入観を持っていたが、どうやら、私が完全に間違っていたようだ。

この「ミラノ風ドリア」は、私のような庶民にも寄り添ってくれるような、味わい深く、そして日本人なら誰しも食べたことのあるような懐かしい感覚だった。

マルコ君も満足してくれているようで、カタコトの日本語で「さすが日本の誇るイタリア料理店ですね、このミラノ風ドリアという料理は初めて食べたけれど、とても美味しい」と喜んでくれた。

私達は食事を終え、レジに会計に向かった。入店したときにも案内してくれた、笑顔が素敵な女性の店員さんが対応してくれる。

300ユーロのミラノ風ドリア2つと、200ユーロのドリンクバー2つ。
つまり、合計1000ユーロ、か。

マルコ君に1500ユーロを両替してもらったので、十分足りる金額だ。私は財布から1000ユーロを抜き出し、レジにあるトレーに置いた。

すると、店員さんはなぜか困惑しつつも、申し訳なさそうな顔で、私たちを見つめ、こう言った。

「あのう、すみません...当店は、外国のお金はお使いにはなれなくてですね...」

店員さんによると、支払いには、日本円を使えるらしい(というか日本円しか使えないらしい)。

先程までの私の心配が無用だったことが、なんだか可笑しく思いつつも、私は冷静になり、1000ユーロが日本円でいくらかを頭で計算し始めた。13万円ぐらいだろうか。

だが、私の考えは見当違いで、なんと、金額は、1000ユーロではなく、1000円なのだと!!!!!!

えっ!!!!

あんなに美味しかったミラノ風ドリアが!
あのカプチーノが!

2人で1000円!?????

私は店員さんに1000円を支払い、店を出た。


あれからどれぐらいの月日が経っただろうか。
これが、私とサイゼリヤの、初めての出会いである。

2022/11/29 更新

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