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2025/12 訪問
「脂身は飲み物、鉄板はステージ！赤坂で“竜胆”ショーを観劇」
2025/12/05 更新
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赤坂の夜、鉄板の上で始まるのはディナーじゃない、これはショータイム。今回の演目は「竜胆」コース。名前からして強そうですが、実際は“鉄板界のプリマドンナ”。全8品のフルコース、御造りとデザート以外は鉄板ライブ。鉄板が目の前の特等席に案内され「これ、追加料金なしで観ていいの？」と心の中で拍手喝采。
そして、黒毛和牛サーロイン。シェフおすすめのレアでいただきましたが…これがもう、脂身が“飲める”レベルで美味しい。口に入れた瞬間、脂がスルッと溶けて「え、これ喉越しで勝負してきた？」と脳が混乱。ビールより流れる、肉汁より深い、脂身の新境地。
※飲み物扱いにしたくなる肉、人生でそうそう出会えません。
鉄板の上で焼かれる魚や野菜たちも負けてません。天然鱈は俺、白身魚界の貴公子ですけど？脇役じゃないよ！とアピール。マコモダケはモデルウォーク、しいたけはドヤ顔で香りを振りまき、ガーリックライスは最後に「俺が締める！」と登場。まるで映画のエンドロール。食べ終わった後、思わず「続編希望！」と呟きました。
鉄板焼きは“食事”じゃない、“体験”です。ここは赤坂の劇場、シェフは主演俳優、そして私は観客。竜胆コース、名前負けしない堂々たる存在感でした。