孤独なキャンパーさんが投稿した一幸庵(東京/茗荷谷)の口コミ詳細

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一幸庵茗荷谷、江戸川橋/和菓子

2

  • 昼の点数:4.0

      • 料理・味 4.2
      • |サービス 3.7
      • |雰囲気 3.9
      • |CP 4.0
      • |酒・ドリンク -
  • テイクアウトの点数:4.1

    • ¥1,000~¥1,999 / 1人

一瞬の美味しさを追い求める最中。その一瞬を食べる人にも知って欲しいと思うこだわり。本当に美味しいです。

「皮と餡を合わせたら決して数秒たりとも放置しないで欲しいのです。至高の味を発揮するのは皮と餡をあわせたその一瞬なのです。その一瞬を届けたいのです。」

この最中時一緒に箱に入っていたお店からの案内文です。

このお店は食べる人に伝えたいことをしっかり文字にして伝えます。

2023年7月以来、10ヶ月振りの訪問。
東京で1番美味しいという人も多い茗荷谷にある和菓子の世界で孤高を貫く名店。
こちらの店主である水上力さんは和菓子を世界に発信する職人。今年で77歳。
その凄さは語るまでもありまさんが、季節の和菓子遠古代中国の考え「七二候」に基づいて72も作り上げたのは圧巻です。ほとんど5日おきの季節を感じる和菓子って凄過ぎです。

今回は最中です。
3個入利1箱(1,292円)を購入。
一つだと350円位だったと思います。
箱入りじゃなければ1,000円弱だったと思います。

箱には皮が3組と、餡子も3個に分けられて箱に入ってます。

冒頭の店主の案内通り皮に餡子を乗せて数秒で口の中に届けました。

サクッと微かに音がなり、餡子と皮を別々に感じながら口の中で一緒になります。
餡子は粒あんで小豆の皮も感じます。
皮はサクッとしていますがしっとり。
あんこはしっかり甘いのにさっぱり。

今まで頂いた最中とまるで別物。
おそらくどれだけ期待しても、その上をいく美味しさ。それが一幸庵の凄さだと思います。
私のような素人にも簡単に美味しさと凄さが伝わります。

1週間程度日持ちします。
手土産にも最高の和菓子です。
すぐにでもまた伺いたいお店です。
ごちそうさまでした(^^)!

  • お店の入り口

  • 最中の印字

  • 餡子を乗せた時

  • 餡子は個包装されています。

  • 皮も個包装。紙箱に餡子が3つです。

  • 最中の箱入り(3個)

  • 箱を開けた状態

  • 説明文

  • 店内撮影禁止。このホワイトボードだけOK。

  • お店の入り口

  • お店の上

  • お店の看板

  • お店のディスプレイ

  • お店の入り口

2025/06/01 更新

1回目

2024/07 訪問

  • 昼の点数:4.0

    • [ 料理・味4.2
    • | サービス3.7
    • | 雰囲気3.9
    • | CP4.0
    • | 酒・ドリンク-

和菓子が世界を変えるかもって思ってしまうお菓子でした。

こちらの店主、水上力さんの和菓子に対する考え方に驚きました。

「「和」という言葉には、穏やか、気分が和らぐ、なごみ、無事、平和と色んな意味が含まれる。そしてお茶との関係「お茶うけ」という言葉にはお茶を美味しくする義務がある。殿様がお茶、お菓子が家来。殿様が輝く瞬間に、侍(家来)はそこにいない。「葉隠」の哲学。和という文字には「にこ」とも読む。「にこにこ」は自然な笑顔。お菓子を食べて、お茶を飲んでおいしかったと、やわらかな気持ちで出る笑顔。そういうものを作り出すのが和菓子だと思う。」

こちらのお菓子を食べるまではこの人が言っている意味が全く分かりませんでした。
「お茶」と「お菓子」主従関係。そんな事考えた事もなく、逆じゃないの?って思ったり。

7月の暑い暑い木曜日15時頃。
やっと茗荷谷に伺う機会に恵まれて訪問。
売り切れのお菓子もありましたが、3つ買えました。

水羊羹
自然と「美味しい」って言葉がでます。
凄く美味しいって感じるのに控えめ。
一口食べてからでも良いので、添えられた商品の説明を読んで欲しいです。
和菓子に対する愛情をとても感じます。
この色は和菓子の最も基本色だそうです。私は納得させられました。

錦玉羮(ビールとトマトジュースの完熟Red Eye)
これも本当にびっくり。カクテルが羊羹になってる!ってホントに思いました。
寒天で作られてます。
これを海外の方がどのように評価するのかとっても知りたいです。
和菓子の可能性を無限に感じる美味しいお菓子です。

栗ふくませ
個包装の仕方からこだわりを感じます。
お菓子そのものは街中で見かける栗饅頭に見た目はそっくりだけど、完全に世界が違うお菓子。
しっとり、こちらのお菓子の全てに言えますが甘さが透き通っている。とにかく美味しいです。

店内、撮影禁止でレシートもなかったので正確な値段を忘れましたが3つで1300〜1400円だったと記憶しています。
味を踏まえると間違いなくお手頃。

水上氏は、1948年生まれ、今年76歳。
こちらのお店は、店主の水上氏が29歳の時に開業したお店。茗荷谷で57年。
後を任せられる方がいるのか本気で気になります。
水上氏は言います。
「残したいのは伝統。伝統は背骨。でも伝統だけじゃ飯は食えない。伝統を残すために新しい事に挑戦する」

この人のお菓子は本当に凄かったです。
また行きます。
ごちそうさまでした。

  • 店頭の雰囲気。

  • 錦玉羹(ビールとトマトジュースの完熟Red Eye

  • 水羊羹。これ、本当美味しかった!

  • 栗ふくませ

  • 栗ふくませ

  • 断面図

  • このボードだけは撮影OK

  • この案内は読んだ方がいいです。

  • お店の暖簾

  • 店頭

  • お店の入り口

2024/07/21 更新

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