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お店の看板。
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栗饅頭と豆大福
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豆大福
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栗饅頭
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入り口から見た店内。
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豆大福の看板
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お店の暖簾
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営業案内
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豆大福の張り紙（前回訪問時）
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前回訪問時。豆大福が売り切れてした。
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お店の全景。
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岡埜栄泉は江戸時代末期から明治初期に浅草駒形で創業との記載が多く具体的な創業年がわかりません。その後、親戚筋5軒（上野、根岸、本郷3丁目、森川、竹早町）に暖簾分け分けされ、上野以外は廃業し、1873年に最初に暖簾分けした上野が総本家と名乗りずっと頑張っていましたが、2018年に幕を下ろし現在は麻布十番で業態を少し変えて存在。本家から暖簾分けされたお店は事実上残っていません。
たくさん見かける岡埜栄泉は、この5軒の親戚筋から暖簾分けしたお店がほとんどだと思います。
そして、ご存知の方も多いと思いますが上野広小路には「初祖 岡埜栄泉総本舗」というお店もありました。
現在の岡埜栄泉の中で最も歴史が古くて江戸時代安政年間（1854年頃）と言われていますが、実はこの広小路の岡埜栄泉総本舗は江戸末期の岡埜栄泉で番頭を務めていた方が本家の岡埜栄泉を辞めて作った和菓子屋さんなんです。
実際に豆大福を作っていた方のお店。
こちらもお店を閉めて、2014年に現在は鎌倉に「始祖 岡埜栄泉総本舗」として頑張っています。
こちらは現在8代目か9代目。
岡埜栄泉の豆大福の味は自分が作っていたものという自負があるようです。とても美味しいと評判。
そして、ここ「虎ノ門岡埜栄泉」は、この広小路「初祖 岡埜栄泉総本舗」で修行をされた方が、暖簾分けで1912年（大正元年）に出したお店。
最初は墨田区本所にお店を出していましたが、1948年に現在の場所に移ったそうです。
こちらのお店の初代である松下勝重さんは、非常に職人気質で味にうるさい方だったそうです。
1985年92歳出亡くなり現在は2代目。
年齢だけ見ると初代は21歳でお店を出したことになります。相当なご苦労をされた事は容易に想像出来ます。2代目はその初代父親の守り続けた味と意志を継ぎ努力されているそうです。
8月下旬の月曜日10時に伺いました。
平日でも午後には売り切れる豆大福は、まだありました。私は豆大福と栗饅頭を1つずつ購入。
お店の壁に掛けてある「元祖 豆大福」の額縁を見てこだわりを感じました。
店内には初代の胸像。
お店の中は厳かな雰囲気。
たぶん、何も知らないと岡埜栄泉はここが本店だと思うはず。
午後に公園ですおやつに頂きました。
豆大福（280円）
大きめでずっしり。餅がかなり柔らかい。
半日経ったとは思えない柔らかさ。
あんこはかなりキメの細かいこし餡。
かなり滑らかな舌触り。
塩味が控えめ、しっかり甘さを感じる豆大福。
赤えんどう豆は、そんなに多くは入っていませんが存在感はしっかりあります。
創業時から変わらぬ製法だとか。
正直、今まで食べた豆大福の中で一番好き。
すっごく美味しい。
栗饅頭（320円）
こちらも評価が高いお菓子。とはいえ豆大福に感動し過ぎて期待していなかったのが本音。
しかし、間違えていました。
こちらもホントにホントに美味しい。
びっくりするくらい美味しい。
皮が薄くてしっとり。中には白餡に包まれた丸ごと１個の大栗が入ってます。栗は蜜煮ですが硬め。
この白餡と栗と薄皮のバランスがバッチリ！
栗饅頭の概念が変わります。
岡埜栄泉という看板はたくさん見かけます。
みんな必死に守っているんでしょうが、うまくいくお店、そうでないお店と色々あると思います。
本当に美味しいものと看板を長年守るのは大変で、守れないと看板は錆びてきます。
そんな中で私はこのお店「虎ノ門 岡埜栄泉」の豆大福と栗饅頭はホントに美味しいと思いました。
また、頂きに伺います。
ごちそうさまでした(^^)！