デカ桃さんが投稿したレヴォ(富山/城端)の口コミ詳細

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レヴォ城端/イノベーティブ、創作料理、郷土料理

1

  • 夜の点数:4.3

    • ¥60,000~¥79,999 / 1人
      • 料理・味 -
      • |サービス -
      • |雰囲気 -
      • |CP -
      • |酒・ドリンク -
1回目

2025/04 訪問

  • 夜の点数:4.3

    • [ 料理・味-
    • | サービス-
    • | 雰囲気-
    • | CP-
    • | 酒・ドリンク-
    ¥60,000~¥79,999
    / 1人

未知との遭遇

これまで食べログのブロンズやシルバーのお店に訪れたことはありますが、
ゴールドについてはとんと縁がありませんでした。
そんな折友人に教えてもらったのがこのLevoです。
オーベルジュというものに宿泊した経験も無く、調べていくと一層のこと興味が出たのでいてもたってもいられず予約をして伺いました。

お店は山に入ってから小一時間ほど走り抜けたどり着ける場所に佇んでいます。
少しチェックインより早めについたこともあってか駐車場がランチの方で埋まっており、停車場所に難儀しました。
宿泊される方は少し遅めに行っても良いかもしれません。

春先でも雪が大量に残っており、山深いところに来たのだなとあらためて実感します。
部屋でしばらく休憩を取った後、夕食に向かいます。

扉の先は調理されている雰囲気が見え、反対側は一面の窓で外を眺められるという贅沢な空間で、スタイリッシュな雰囲気を醸し出しています。
促されるまま引き出しを開けると、メニュー、杯、ナプキンが入っておりお洒落です。

まず最初はこの杯に甘酒が注がれます。
甘酒の甘みの後には生姜の香りと味わい口内に残り爽やかな状態となり、腹にも程よい刺激になります。

一品目はPrologueということでアミューズ。
5品あり、順々に頂いていきます。
ビーツのマカロンにはLevo鶏のレバー。
妙に手に取りづらいなと思ったら利き手じゃない方で手に取ってました。
緊張していたのかもしれません。
柔らかな食感にレバーの味わいの後、胡椒の香りが残ります。
白エビは見た目も華やかで食感も良く甘味が良いです。
クロケットは苔の様な見た目で愛らしくグジェール、タラの芽とぺろりと行ってしまいます。

二品目は水蛸。
非常にみずみずしく、柔らかな食感と薪火の香りを味わったあと梅肉の爽やか風味が通り過ぎていきます。
恥ずかしながら自分は梅肉は苦手ですが、この組み合わせは見事です。
ただ蛸は細長くなっており、少し食べづらかったです。

三品目は鰯。
パイ生地の上にウドを鰯で巻いてあります。
手で頂くわけですがこの時も逆の手で掴んで食べました。
やはり緊張しているのか。
パイ生地やウドの触感に脂の乗った鰯の旨味が合わさり口内が凄い感じです。
食べた後の余韻も良く美味しいです。

四品目は穴熊。
山菜をかき分けた先に穴熊があります。
穴熊を食べるのは初めてでしたが、臭みも無く脂の旨味が非常に美味しいです。
山菜と共に食べることでさっぱりした感じもあり大満足です。

五品目は蛍烏賊。
揚げられた表面のカリッとした食感の後ホタルイカが口内ではじけます。
ホタルイカの下に敷いてあるアスパラガスもこれまた美味しく、一瞬でえ平らげてしまいました。
周囲に散らされたものも友人に促されるがまま食べてみるとコーヒー豆で驚きました。
どの様にすればこういった組み合わせが生まれるのか、いやはや凄いです。

六品目は毛蟹。
岩海苔が和えられた毛蟹は、ここまで未体験の料理に驚いていた自身の下にホッと一息つけてくれるような親しみのあるものでした。
当然美味しいです。

七品目は大門素麺。
Levoのスペシャリテです。
アルデンテな素麺の触感、ヤギのチーズの酸味を楽しんだ後、
蕗の薹のオイルの苦みが抜けていきます。
これは凄いですね、素麺ってこんな美味しさをもたらしてくれるものだったとは。

八品目はLevo鶏。
まずビジュアルが凄いです。
ワイルドな見た目と異なり、皮の中にはお米などが詰まっています。
鶏と握手しながら頂くのですがスタッフの方が教えてくれた通りかなりアツアツで、
片手で食べるのをあきらめ、もう片方の手を添えてかぶりつきました。
和辛子のソースとの組み合わせが良く、大変美味しかったです。

九品目は桜鱒。
桜鱒の上にアスパラガスや野草(名前を覚えきれませんでした)が乗っかり、一緒に頂きます。
ホタルイカと共にあったホワイトアスパラガスも美味しかったですがこちらも負けず劣らず美味しいです。

十品目は日本鹿。
木の芽の風味と共に頂く鹿肉は歯ごたえがあり、満腹中枢を刺激します。
併せて出てくる赤かぶもまた美味しいです。
赤かぶというと酢漬けがすぐ脳裏に出てきますが、こういった調理のされ方も良いです。

十一品目はよつぼし苺。
アイスフレークの冷たさが心地よく、苺の美味しさと共に頂きます。
ただ自分の食べ方が悪くフレークが固まってしまい塊として一気に頂いてしまいました。

十二品目はアカシア/ハシバミ
甘さが程よくこちらもペロリと頂きます。

最後は黒文字茶とお茶菓子を頂きフィニッシュです。

出てくる料理の数々が初めて食べる様な調理のされ方で、未知との遭遇を楽しみ続けることが出来たひと時でした。
また要所要所で親しみのある味に落ち着くことでその緩急により一層美味しさが増した様な気がします。
スタッフの方のサービスも良く親切に対応頂きました。

一方で今回は初めてのオーベルジュだったわけですが、少しばかり気になるものもいくつかありました。
壁一面の窓は見晴らしが良いのですが、夜はおそらくレストラン側から丸見えになるのでブラインドを下げる必要があったり、
チェックアウトの際にはスタッフを呼ぶ手段も無さそうだったので、遭遇するまでしばらく待ったりします。
とはいえ食べることがメインなので、とやかく言うのは野暮というものですね。

お食事については間違いなく、素晴らしいものに出会うことが出来ます。
簡単にはいけない場所にあるのに予約が早々取れないというのも納得がいきます。
もし富山に行かれることがあればぜひ一度行ってみて欲しいです。

ありがとうございました。

2025/04/19 更新

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