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夜の点数:3.8
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¥60,000~¥79,999 / 1人
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料理・味 -
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王道の頂き
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2025/10/26 更新
友人にその存在を教えてもらってからずっと興味があったこのホテルについに行くこととなりました。
あいにくの霧模様でサイレントヒルの世界観に迷い込んだかの様でしたが、晴れたタイミングで部屋から見る景色は圧巻の一言。
噂に違わぬお宿でした。
今回はスタンダードディナーコースを選択し、アクアダイニングで夕食を頂きます。
到着して部屋番を伝える前に名前を当てられ誘導されます。
少しドキリとしましたが、純粋なホスピタリティの高さからくるものだと思うようにします。
案内された席は窓際で、その窓から見える眺めは素晴らしく、非日常な感じにさせてくれます。
今回は男だらけの気楽な旅でしたが、異性と来るとかなりムーディなものとなるのではないでしょうか。
メニューを見ると追加料金を選択してコースメニュー変える形式となっており、今回はスペシャルディナーメニューにすることに。
一品目 秋野菜のポタージュ
胃を暖めながら濃厚な味わいを堪能します。
ポタージュは好物なので最初に出てくるとテンションが上がります。
二品目 柿とりんごのレムラード、リンゴのピューレ
甘エビと和えられたくだものはレムラードと絡み合い複雑な甘味と塩味を織りなしていきます。
くだものとというと知見の浅い自分は中々料理としての組み合わせをイメージ出来ないのですが、
こうして実際に食べてみると様々な味が口内で混ざり合う妙味に美味しさを感じずにいられません。
リンゴのピューレの甘酸っぽさもまた良いアクセントです。
三品目 カニのクリームパスタ
素直に美味しいです。
クリームに和えられるカニはどうしてこうも美味しいのか、パスタも程よい触感で幾らでも食べられそうです。
四品目 キジハタのクルスティアン トリュフ風味のシェリーヴィネガー
皮目にパン粉をまぶしたキジハタは一瞬視界に映らず別の料理の様に見えました。
ビネガーのソースは風味があり美味しいですし、外周にあるセロリのソースの風味と合わさるとより一層楽しめます。
ただ自分の不器用さ故、うまくこのパン粉部分を切り分けていくことに苦戦しました。
自分はもう少し食べ方を精進する必要がありますね。
五品目 京都七谷鴨胸肉のロースト
見た目も麗しく、食欲を増進させていきます。
鴨肉はやはり美味しく、鴨の骨からだしを取ったソースとマッチします。
めちゃめちゃ美味しい。
付け合わせの野菜やシイタケも素晴らしく、ペロリと平らげてしまいます。
ただ、鴨肉は肉質がしっかりしているので、出されたナイフでは切るのに難儀しました。
こちらはもっと切れるナイフが良かったと思います。
デザート 完熟ナガノパープルのクープ仕立て
ナガノパープルは以前に長野に旅行に行った際に非常に美味しかったことを覚えています。
そちらにワインの風味を合わせてシャーベット状にしており、こってりと続いた料理の後味が残る口内をさっぱりとしたものに変えてくれます。
ピンクグレープフルーツのジュレもまた酸味が良くデザートとして上質なものになっています。
洋食創作料理ということですが、オーソドックスとも言えるもので、積み上げられた歴史によって王道の感があります。
ホスピタリティも素晴らしく、その絶景と組み合わさり感動するひと時を味わえるものです。
各季節で楽しんでみたいと思わせ、再訪したいと強く感じました。
ありがとうございました。