1回
2024/12 訪問
美味しいところだけつまみ食いをしない 全ての素材に感謝し、知恵で食べ尽くす メインディッシュは白ごはん
煎茶
【八寸】ヒトデカエデの蓋 苔むした木や雪山を模した美しい師走の八寸
❶サザンカの花にみたてたクワイチップ、栗きんとん❷丹波の黒豆1時間煎り❸鰹のハランボ炭火焼き仕上げに抹茶をかけて❹燻製鹿肉炭火炙りを林檎で挟んで❻柚子釜❼氷餅をかけたブロッコリー&カリフラワー
おこわ 「手を器で温めながら召し上がってください」と一言
むかご 猪のベーコン 乾燥させた大根の葉 猪の好物のむかごや大根の葉を猪のベーコンの滋味深い脂でまとめたおこわ、器で凍えた手を温め、食事で身体を温めます。
お椀
お椀の蓋を繋げると船頭さんが船を引く様子が現れます。
御幸町関東屋の白味噌 キノコ 葱 女将さんのご実家の白味噌
【焼物】北海道新巻鮭酒粕漬けの朴葉焼き 紅くるみ 紅はるか 日野菜 栗と酒粕を練った団子 ポップライス 完熟酢橘
朴葉の下にはカワセミが隠れていました。美しい自然の風景を模した表現です。調和していますね〜
【お造り】地下水で3ヶ月泳がせた鯉 鯉の湯引き皮 鯉の鱗素揚げ 鯉の煮凝り 自然薯 辛味大根 イワナの卵 野蒜 わさび菜などいろいろな鯉の部位と野菜を混ぜて醤油をかけていただきます。五味を味わう一皿。
ベジタブルボックス 柚子味噌
壬生菜 堀川牛蒡 大根 海老芋を潰して団子にして揚げたもの 金時人参 生麩
追加 北海道放牧牛炭火焼き 菊芋のソース
追加 小浜のカレイ炭火焼き
追加 カレイも全て食べ尽くす。頭、骨、尾も全てカリカリに揚げて 菊芋のソースを添えて
【焚き合わせ】小蕪 乾燥湯葉 鮭節 鮭の出汁(説明は無かったのですが、朴葉焼きの鮭のアラからとった出汁だと思います。)
白飯がメインディッシュとのことです。
❶煮えばな
空飛ぶめざし ①お皿の左側には山椒オイル右側には塩
❷お焦げ①をつけていただきます。
ご飯のお供に
❸茶漬け
❹オプションの卵かけごはんを相方とシェアしました。満腹でしたがせっかくなのでと欲張りさんです。
人参の葉のシャーベット 干し柿(枝はチョコレート) アロエ キウイ 洋梨 さるなし
2024/12/29 更新
国内外から評価の高いこちらのお店へ初訪問です。
カウンター席は連日満席のようですが、
2階の個室席であれば予約可能と知り
電話予約をしてみたところ席を確保できました。
お昼のコース代金はスタンダードで一万円以下で
お腹の空き具合によって当日に追加を決めるシステムでした。
追加の焼物のお肉orお魚or両方を追加しても11000円(税サ別)と破格のランチですね。
この日のお造りは
地下水で3ヶ月泳がせた鯉。
お造りとして一番美味しい部位のみを使用するのでは無く、皮は湯引きに、鱗は素揚げに、残りは煮凝りなど工夫して可能な限り鯉を食べ尽くすお造りでした。
一番の感動は「おこわ」です。
この日は昼時でもグッと冷え込んでいて
手も身体も震えるほどの寒さです。
「おこわの器で手を温めながら召し上がってください」とまず説明がありました。
おこわの具は
むかご、猪のベーコン、乾燥させた大根の葉です。
猪の好物のむかごや大根の葉を猪のベーコンの野趣ある脂でまとめそれを私達がいただいて身体を温めます。
食事とは何か
何のために食事をするのか
など考えるきっかけとなる素晴らしい体験でした。
こんな風に考え、食事をした経験は初めてでした。
次回は人気のカウンター席で大将の漫談を聞ける日を楽しみにしています。
またよろしくお願いします。
ご馳走様でした。