まるゆ〜さんが投稿した飯田(京都/京都市役所前)の口コミ詳細

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まるゆ〜 (女性・三重県) 認証済

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飯田京都市役所前、烏丸御池、三条/日本料理

1

  • 夜の点数:5.0

    • ¥50,000~¥59,999 / 1人
      • 料理・味 -
      • |サービス -
      • |雰囲気 -
      • |CP -
      • |酒・ドリンク -
1回目

2025/06 訪問

  • 夜の点数:5.0

    • [ 料理・味-
    • | サービス-
    • | 雰囲気-
    • | CP-
    • | 酒・ドリンク-
    ¥50,000~¥59,999
    / 1人

研ぎ澄まされた圧倒的日本料理 自然物と名品の調和

烏丸御池駅から徒歩7分
日本料理の名店『飯田』に初訪問です。

日本料理を志す料理人さんや芸術家のかた
美食を愛する誰もが一度は訪れたい憧れの名店。

そんな名店に幹事さまからまさかのお誘いが。

この度、幹事様のご厚意に賜り
貸し切り会に参加いたしました。
貴重なお席にお声掛けいただいたことは勿論
右も左も分からぬ私に京都の料理店の諸事についても優しくご教示くださったことに心より感謝いたします。


この日のメニューは
書記長さまからいただきました。
本当にありがとうございます。

この日の書記長さまはご一緒さまとの
トークで一段となごやかなご様子でした。
前回同様完璧なメニューを速攻で共有してくださり場を楽しみつつも冷静な書記長さまの人間性に今回も尊敬の念を抱きましたm(_ _)m


一方私は
「参加します」
と言ったもののその日から緊張モード。
付け焼き刃に勉強したりと当日に備えましたが本当に大事なことは他にもあり当日は大ーーきく空振り三振右手右足が同時に出るような動きほどの緊張と止まらない汗。

そんな様子を察してか否か皆さまに向けて
女将さんは親しみ易い笑顔と声質
時に面白ろエピソードを挟みつつと
優しく微笑み場を和ませてくださるのです。

日本料理の名店が軒を連ねるここ京都、
そして誰もが一目置く名店の女将は
誰にでも分け隔てなく接してくださる
慈悲深い女将でした。

《本日の御料理と飲み物》
●おまかせコース
◎エビスビール中瓶
◎日本酒 磯自慢 水響華 大吟醸
◎日本酒 初亀 純米大吟醸 亀2019
◎日本酒 英勲 純米大吟醸一吟
※日本酒は全て半合です。

◆檸檬の炭酸水

◆長芋と湯葉 小豆乗せと赤雲丹たたきおくら
土佐酢の煮凝り掛け
(九代楽吉左衛門(了入) 赤楽百合形向付の器)
◆クラッシュアイス 梅酒

◆淡路島 鱧と青梅の椀
(大垣昌訓作の椀)

◆真子鰈 身と縁側 真子鰈の肝ポン酢と土佐醤油
山葵と共に
(オールドバカラ金彩皿)

◆大阪湾 天然とり貝軽炙りのとり貝肝の炭火醤油焼
ペースト乗せ 黄韮酢漬けを添えて
(古伊万里鮑型の器)

◆柿の葉寿司(鰻の炭火焼)丸十の蜜煮と酢根を添えて
(北大路魯山人 木の葉皿)
◆上賀茂賀茂茄子(本賀茂)胡麻味噌田楽

◆玉蜀黍の玉締め 広島 潤菜乗せ

◆安曇川 天然鮎 蓼酢(蓼、重湯、土佐酢)で

◆鱚 おかき揚げ グリーンアスパラガスの素揚げを添えて 酢橘

◆久世茄子の焼き茄子と焼き万願寺唐辛子、
揚げ小芋の焚き合わせ茗荷を乗せて

◆お食事
新生姜の炊き込みご飯
白芋茎の赤出汁
香の物(茄子の辛子乗せと胡瓜の味噌乗せ)

◆水物
西瓜とマンゴー
グレープフルーツのシャーベット
(藤田 喬平作の器)
◆紫陽花に見立てた水菓子
◆お薄(一保堂幾世の昔)


飯田さんの御料理を超える日本料理に
今後出会えないかもしれない。
そう頭に浮かぶ感情と共に御料理を味わいました。

鱧の椀物の吸い地は真昆布なのか
しっかり昆布の旨味です。
驚くほど肉厚の鱧に箸をいれると
鱧の脂が玉になって吸い地に浮かびます。
最後の一口まで変化するお椀を楽しみました。

真子鰈のお造りの身の厚み、透明感、香り、旨味
魚体の力強さを感じます。
特別な真子鰈に相応しい器は
煌びやかなオールドバカラ金彩皿。

天然鮎の身の香りは桁違いです。
瓜科の香りが鼻を抜けます。
蓼酢の蓼は擦りたてなのか少しあたたかな蓼酢、経験したことのない香りを放ち天然鮎との相性はこの上ない美味しさでした。

賀茂茄子も美味しかったなぁ〜♡

器は
植物の葉の葉脈や一枚の葉そのものを尊ぶような北大路魯山人の器、季節の花を模した九代楽吉左衛門(了入) 赤楽の器など素晴らしいものばかりでした。

酒器や酒碗も美しく
特に盃が印象的で、手に触れた心地、口に当てた感触や香りの広がりかたに惚れ惚れしてしまいました。恐る恐る裏を見ると『樂』の文字が。Googleレンズで画像解析、ChatGPTに質問し完全一致。
こうして手に触れることが奇跡の器。

ある料理人さんからこんな話を聞きました。
「20代、お金の無い頃からローンを組んで器を買ってきました」

私財を投じ人生の大半を料理人として生きる人生、生半可な覚悟では到達し得ない領域だと容易に想像できます。

より一層真摯に食に向き合い食べ手として成長しなければならないと強く決意いたしました。

ご一緒の皆さま大変お世話になりました。
誠に有難うございました。

そして幹事さま
今回の訪問、私にとって一生の思い出です。一般人の私にこのような機会を与えてくださったことに感謝してもしきれません。
幹事さまの慈悲深さに深く御礼申し上げます。
m(_ _)m

ご馳走様でした。

2025/07/05 更新

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