木蔦さんが投稿した鍵善良房 四条本店(京都/祇園四条)の口コミ詳細

レビュアーのカバー画像

木蔦の食事怗

メッセージを送る

この口コミは、木蔦さんが訪問した当時の主観的なご意見・ご感想です。

最新の情報とは異なる可能性がありますので、お店の方にご確認ください。 詳しくはこちら

利用規約に違反している口コミは、右のリンクから報告することができます。 問題のある口コミを報告する

鍵善良房 四条本店祇園四条、京都河原町、三条京阪/甘味処、和菓子、カフェ

3

  • 昼の点数:4.0

    • ¥1,000~¥1,999 / 1人
      • 料理・味 -
      • |サービス -
      • |雰囲気 -
      • |CP -
      • |酒・ドリンク -
  • テイクアウトの点数:4.3

    • ¥1,000~¥1,999 / 1人
3回目

2025/02 訪問

  • 昼の点数:4.0

    • [ 料理・味-
    • | サービス-
    • | 雰囲気-
    • | CP-
    • | 酒・ドリンク-
    ¥1,000~¥1,999
    / 1人

黒田辰秋に思いを馳せる

京都に来た際には、ここは外せません。
鍵善良房 四条本店にやってきました。

今回の旅の目的は、京都国立近代美術館で行われている黒田辰秋展。
実は、黒田辰秋と鍵善さんには深い縁があります。

鍵善良房と辰秋との縁は、12代店主今西善造(1904~1942)の頃に遡るそうです。河井寬次郎ら民藝運動の作家と親交が深かったとのことで、その交流の中で辰秋と出会い意気投合。
辰秋の腕を見込んだ善造は、旧四条本店の内装デザインを依頼したそう。

店内に入ると、まだ無名だった辰秋に依頼したという拭漆欅大飾棚が左右に鎮座しています。
個人的には、この大飾棚は辰秋の最高傑作と言っても過言ではないと思います。

展覧会にはもちろん、鍵善良房さんがお持ちの螺鈿くずきり容器や、棗、お店の入り口のショーケースにいつも飾られている赤漆宝結文飾板などが展示されています。
3/2まで開催中です。

さて、前置きが長くなりましたが本題へ。
前回はくずきりをいただいたのですが、流石に寒かったため今回はおしるこ 1200円を注文。

おしるこの前に、いつもの菊寿糖。
落雁の中ではこちらのものが一番好きです。

数分すると、素敵な塗り物の器に入ったおしること、塩昆布が供されます。
個人的には神楽坂の某店の冷やしじるこがNo. 1だったのですが、某店は惜しまれつつ閉店。
果たしてこちらのおしるこは…。

一口いただいて確信しました。
これは現在あるお店というくくりでは私の中でNo. 1となりました。
甘さは控えめ。こっくり甘いのもいいのですが、これくらいの甘さが個人的に好みです。
そして、小豆のざらざら感が全くありません!
かなり細かく挽いているのか、濾しているのか…とにかく滑らかな口当たりです。
また、極めて上質な小豆なのでしょう、風味も素晴らしいものがあります。
そして中の白玉も美味しい。
(食べたことはもちろんありませんが)赤ちゃんのほっぺたのような絶妙な柔らかさ。
ふわもちっとした食感がたまりません。
塩昆布を間に挟みながら頂くと幸せな気持ちに。

喫茶利用後は、店内でお土産の岩山椒を購入。
こちらはレビュー済みのため省きますが、山椒の香りがよくとても美味しいのでおすすめです。

そして店内の拭漆欅大飾棚を観察。
こちらを注文した時、家一軒分相当のあまりに高額な請求が来たため当時のご主人はかなり驚かれたそうですが、その出来栄えは素晴らしいものです。
しかも棚の中には河井寛次郎作(もしくは河井武一作)と思われる花入が普通に飾られているので驚きです(美術館クラスの品です)。
鍵善さんに行かれた際は、ぜひじっくり見ていただきたいポイントです。

たくさん歩いて足が棒になっていましたが、おしるこで体も温まり少し気力が湧いてきました。
ここからまた京都旅の続きへ!
いざ出発です。

2025/03/01 更新

優しい甘さの上品なお菓子

鍵善さんでくずきりを食べたあと、お土産も買ったのでレビュー。
鍵善さんはデパートにほとんど出店されないため、基本的には本店か通販でしか入手できません。

買ったものはおひもさんと岩山椒です。
パッケージもとても洗練されたデザイン。

おひもさんは、見た目も焼き芋のようでとても可愛いです。
お味は、一言で表すと和風スイートポテト。
お箱の中の折り込みでも、映画監督の吉村公三郎が「和製スイートポテトと云った所だけれど、もっと気品がある」と称しています。

皮のように見える茶色の部分はニッキがまぶされており、ほんのり香ります。
中の芋餡は絶妙な甘さで、甘すぎないのが特徴。上品な甘さなので、芋の味がよく生きています。
水分量もちょうどよく、少しほこほことして、お芋感がよく出ていました。

岩山椒は皮に粉山椒が入っており、一口含むと山椒の香りが口の中に広がります。
この山椒が意外と餡に合うのです。
薄皮自体は極めて柔らかく、ねっちりとした食感で、中のこし餡と一緒に溶けていき、なんとも乙な味。

京都以外だとなかなか買うか機会がないため、京都に来るとこちらでお土産を買うのが楽しみです。
京都土産に迷ったら、こちらのお菓子がおすすめです。

2024/10/15 更新

1回目

2024/10 訪問

  • 昼の点数:4.5

    • [ 料理・味-
    • | サービス-
    • | 雰囲気-
    • | CP-
    • | 酒・ドリンク-
    ¥1,000~¥1,999
    / 1人

京都に来たら必ず食べたい、絶品くずきり

京都に来たら必ず頂きたいのがこちらのくずきり。

席に着くとお茶と菊寿糖が供されます。
この菊寿糖が大変美味しく、舌の上でさらりと溶け、広がる和三盆の上品な甘さ。
今まで食べた落雁の中で、こちらのものが一番美味しいと思います。

早速くずきり(黒蜜)を注文。黒蜜と白蜜を選べます。
昔の鍵が描かれた大きな入れ物は、蓋を取ると黒蜜入れとくずきりに分かるのが面白い。

氷でキンキンに冷やされたくずきりを、蜜につけて頂きます。
くずきりはツルッと喉越しよく、少しだけもちっとしており、他のくずきりでは味わえない独特の食感です。

黒蜜もコクがあり、くずきり完食後に思わず飲んでしまうほど美味しい(私だけかもしれませんが…)。
ちなみに白蜜もあっさりしていてこれはこれで美味しいので、あっさりとした甘さが良い方は白蜜が良いかもしれません。

京都に来られたら是非おすすめしたいスイーツです。

2024/10/14 更新

エリアから探す

すべて

開く

北海道・東北
北海道 青森 秋田 岩手 山形 宮城 福島
関東
東京 神奈川 千葉 埼玉 群馬 栃木 茨城
中部
愛知 三重 岐阜 静岡 山梨 長野 新潟 石川 福井 富山
関西
大阪 京都 兵庫 滋賀 奈良 和歌山
中国・四国
広島 岡山 山口 島根 鳥取 徳島 香川 愛媛 高知
九州・沖縄
福岡 佐賀 長崎 熊本 大分 宮崎 鹿児島 沖縄
アジア
中国 香港 マカオ 韓国 台湾 シンガポール タイ インドネシア ベトナム マレーシア フィリピン スリランカ
北米
アメリカ
ハワイ
ハワイ
グアム
グアム
オセアニア
オーストラリア
ヨーロッパ
イギリス アイルランド フランス ドイツ イタリア スペイン ポルトガル スイス オーストリア オランダ ベルギー ルクセンブルグ デンマーク スウェーデン
中南米
メキシコ ブラジル ペルー
アフリカ
南アフリカ

閉じる

予算

営業時間

ページの先頭へ