2回
2024/11 訪問
複数メニューでマイベストの味を更新。焼き物・煮物・漬け物全てに輝きのある素晴らしさ
日本酒と日替り・おすすめボード
小左衛門（岐阜）と、○お新香
◎キャベツ味噌
○たんした、◎つくね、○かしら
☆☆☆もつ煮込み
もつ煮込み上から
骨付きが出てきました！
○しろもつ。皮（腸壁）の弾力強め
☆☆☆特選鶏レバー
☆☆☆カクテキ
○青森にんにく串
○レタス肉巻。タレが沁み沁み
◎セロリ漬け。塩味でオイルを利かせる
○上もつ
☆☆☆☆特選鶏レバーお代わり。１本目をさらに上回る素晴らしさ
2024/11/09 更新
2024/07 訪問
焼き物の技と細かな心配りにうなる
平日夕方、初訪問。開店7分前到着、２番手。お店の向かいに並んで待ちます。開店時には５組６名でした。
焼き台のまん前に着席。私的には特等席です。
注文は、ドリンクは口頭で、料理はメモ用紙に記入して行います。焼き物と一品料理で分け、
焼き物は本数と味も記すとよいです。
主なものを記します。
《一品料理》
手間のかかる調理系はなく、提供は早いです。
◎キャベツ味噌
キャベツの鮮度、水分の含ませ方が上手なのが、良いお店の特徴です。
◎カクテキ
甘さと少しの酸味と旨みで、辛さを優しくくるむ。自家製と思われます。オイキムチがよく出ていました。
◎ぬか漬け
これも自家製。塩、辛子はごく控えめで、ぬかの香りが引き立ちます。好み。焼き物が濃い味なのもあってなおありがたい。
《焼き物》
各席のオーダーを総合し、種類ごとにまとめて焼いて提供。なるほど、このためのメモ用紙オーダーなんですね。
ご店主が念入りに様子を見ながら、丁寧に焼いていきます。時間はかかりますが、焼く様子を見ていると全く飽きません(笑)
味はすべてお任せにしました。
☆かしら
初手の焼き上げ。やわらかく、脂が優しい！ 優しく上品で、カシラの概念が変わります。
☆つくね
タレは控えめ。豚肉や軟骨を入れないストロングタイプ。○ぐらいと思って食べていたら、冷めてきて炭の香りと旨みがグンとアップ！
最後の一口が一番美味い、炭火焼きの醍醐味です。
☆しろもつ、☆☆上もつ
良質な脂で、やわらかさを保持しつつ焼き目もしっかり。上もつはひときわやわらかく、優しく。素晴らしい。
（上もつの写真はひとつ食べた後のもの。反射的に食べちゃいました、すみません）
○高知あまとう
☆玉ねぎ
野菜のオーダーもよく出ていました。
じっくり焼き上げた玉ねぎの甘さときたら！
《ドリンク（日本酒）》
ほとんどが知らない銘柄。
遊穂 甘旨口
櫛羅 旨辛口
繁枡 うすにごり
どれも美味しい。つい飲みすぎました……
ドリンクとしては、白ホッピーがよく出ていましたね。
中心に焼き物をどーんと置きつつ、
サイドメニュー・ドリンクも実によく練られています。漬け物・日本酒の充実はうれしい限り。
焼き物は、寡黙なご店主が順番、取り合わせを考えながら入魂の焼き上げ。
序盤、串打ちがフィットしなかったらしく、打ち直しを指示する緊迫の場面も。
求道系の職人肌の方は、板橋区にけっこういて緊張しますが、作る味は素晴らしいんですよ。
こういう雰囲気にも慣れました(笑)
大声で談笑する雰囲気ではありませんが、ピリピリでもない。味をじっくり楽しみたい方におすすめです。
行列もあるようですが、ぜひ再訪したい。
板橋駅周辺には本当に個性的で美味しいお店がたくさんありますね。
キャベツ味噌。シャキシャキです
カクテキ。甘さと酸味のバランス
かしら。やわらかく上品
つくね。冷めて風味が増す驚き
はらみおろし
ぬか漬け。ぬかの香りが立つ一品
しろもつ
玉ねぎ。甘い！
高知あまとう。みずみずしい
上もつ。カリカリしっとり、脂と上品さの両立
日本酒メニューなど
2024/07/27 更新
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グルメキュレーションサイト
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平日夕方、３度目の訪問。レビュー２度目。
16:53到着、２番手。開店時には４名と、客入りはスロースタートでした。
初回レビューと同様、色々頼んでしまったので、特筆メニューのみ記します。
（他は写真をご参照ください）
《注文第１陣》
◎キャベツ味噌
味噌ダレの味わいとゆるさ加減が絶妙。
お代わりしようか迷いました。
○かしら（タレ）※味は全てお任せ
この日、豚系はやや凄みに欠けました。
◎つくね（タレ）
今回はレンコン入り。もしかするとつなぎに も？ 奥深いコク。
☆☆☆もつ煮込み
３回目にして初注文だったのですが、もつの香り、弾力とほぐれ方、大根のフレッシュさをわずかに残した味の沁み加減、そしてスープのコクが信じられないレベル。何じゃこの味の深さは、と思っていたら大きい骨付きが出てきました。
なるほどそれでか！
文句なしのマイ歴代最高もつ煮でしたが、これで終わりではありませんでした。
《日本酒》
ラインナップが素晴らしいこちらでは、ドリンクは今まで全て日本酒。
毎回、知らなかった銘柄が多い＆頼みたいものが何種類もあるチョイスが絶妙です。
①小左衛門（岐阜） 旨辛口
②和田龍登水（長野） 淡麗辛口
③榮光富士・黒狐（山形） 超芳醇旨口
お酒は好きですがそこまで強くなく、２杯が無難、３杯がリミットです。
☆☆☆特選鶏レバー（タレ）
レアなレバーは口に入れるなりトロリコッテリ、それでいてサラリと甘くほどけます。至福の６切れ。先月、福島で相当な鶏レバーを食べてそれがマイベストでしたが、それを遥か凌駕する絶品でした。
ここでさっぱり系を中心に、注文第２陣。
はしたないと思いつつも我慢できず、すみませんがとメモに記してレバーをお代わりしました。
☆☆☆カクテキ
普通のカクテキと全く異なる、大根のゴリゴリボリボリ食感は沢庵漬けの如し。辛さを抑えた甘い味つけも、沢庵寄り。異端ながら快感といえる歯ごたえの、ベスト・オブ・甘口漬け。
お代わりのレバーは到着しません。お酒もつまみも尽き、セロリ漬けと日本酒
④まんさくの花（限定・純米大吟醸、秋田）
を頼んでしまい（あーあ）、チビチビやりながら調理のほどを眺めます。最初すいていた店内も、18時あたりでほぼ満席になり、焼き台には串がずらり。
ご店主はパワフルに、でも音楽に乗るかのようにリズミカルに串を動かし、
奥様はオーダー対応や洗い物、煮込みの仕上げに、
お母様（たぶん）は、サイドメニューやドリンク対応に、
それぞれ忙しく動いているのですが、てんてこ舞いという感じでなく、どこか余裕のある、どこか楽しげな立ち回りなのです。
こちらもごきげんになりながら、酔いも手伝ってまったりしていると、ご店主がガスバーナーを取り出し、焼き台の串を上から焼いている！
それが、お代わりの鶏レバーでした。
お代わりをためらったのは、はしたなさもありますが、ほぼ必ず、１回目の感動込みの美味しさを超えられないため。
しかし、豪快に、それでいてよりレアに仕上げられたこの１串は、あの感動的だった１回目を、さらに超えていったのでした。
☆☆☆☆特選鶏レバー（タレ、お代わり）
今回頼んだメニューが全て絶品だったわけではありません。
でも、同じカテゴリーの中に、必ず輝く品があり、マイベストを記録した鶏レバー・煮込み・カクテキが、焼き物・煮物・漬け物という異なるカテゴリーなのが、さらに物凄い。
黙々と仕事をされるお三方が、各自の領分を十全に果たすからこそ、もたらされる結果でしょう。
数日前に敢行した茨城遠征でも良いお店に出会い、高評価をしましたが、この日は本当に脱帽しました。
心からのの感謝とともに、謹んで初の満点を献呈いたします。
ごちそうさまでした…！