K1Tさんが投稿したラチュレ(東京/渋谷)の口コミ詳細

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徒然レストラン忘備録

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ラチュレ表参道、渋谷、明治神宮前/フレンチ

1

  • 昼の点数:4.5

    • ¥15,000~¥19,999 / 1人
      • 料理・味 4.5
      • |サービス 4.3
      • |雰囲気 4.5
      • |CP 4.0
      • |酒・ドリンク 4.5
1回目

2025/10 訪問

  • 昼の点数:4.5

    • [ 料理・味4.5
    • | サービス4.3
    • | 雰囲気4.5
    • | CP4.0
    • | 酒・ドリンク4.5
    ¥15,000~¥19,999
    / 1人

ジビエランチコースをペアリングワインで堪能

ランチメニューにペアリングワインをつけていただきました。最初から最後まで、驚きと発見の連続。味はもちろん、演出や香りの組み合わせまで心をくすぐられるコースでした。

最初の一皿は、“鹿の血を泡立てて作ったマカロン”。可愛らしい見た目からは想像できない味わい、ほのかな甘みの奥に野生の旨みがじんわり広がります。パンチが効いていて、しかも美味しい。ジョージア産の発泡性白ワインとの相性が抜群でした。

続いては、コーンポタージュの上にホイップされたレモン汁を乗せた冷製スープ。運ばれてくるときにとうもろこしの皮をカップに“かぶせて”登場するという遊び心たっぷりの演出。甘味のあるポタージュと爽やかなレモンの酸味が絶妙に合わさり思わず笑顔に。

前菜のシマアジのカルパッチョは、まるでアートのように繊細で可愛らしい盛りつけ。ドイツの白ワインは単独では癖の強いものでしたが、繊細な魚料理と一緒にいただくと、良い感じにパンチが加わり美味しく楽しめました。

次のお皿は、フォアグラを中心に熊肉と鹿肉のパテをパイ生地で包んだ一品。濃厚ながらも重すぎず、イタリアのオレンジワインが見事に調和していました。

メインの鹿もも肉は、驚くほど柔らかく、赤身の旨みが深い。副菜の落花生のもやし、熟成メイクイーンも新鮮な食感で美味しく、芳醇なイタリアの赤ワインTerranoとのペアリングも良かったです。

デザートは、パンナコッタの上にシャインマスカットを梅のジュレで閉じ込め、ホエのメレンゲを添えた爽やかな一皿。最後はコーヒーと、“イノシシの脂を使ったクッキー”で締めくくり。

鹿や熊といった珍しい食材に、普段自分では選ぶことはないであろうワインを合わせるという貴重な体験。非日常を感じつつも、どの皿も親しみやすく、お店の「無駄をなくして、すべてを美味しくいただく」という哲学が伝わるランチでした。食の探究心を刺激してくれる、心から満足できる楽しいひとときでした。

2025/10/11 更新

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