3回
2017/01 訪問
絶品鴨鍋に舌鼓
※2017年1月再訪
かなり間が空いてしまったが、会食利用でようやく訪問した。
以前から「鴨鍋」がどうしても食べたく事前に予約して入店。
座敷に案内頂きしばし女将さんと談笑。
ヱビスビールを瓶でいただき乾杯である。
お料理担当のご主人にお願いし刺身を適度に盛っていただく。
お通しの「蛍烏賊酢味噌和え」を頂きながら暫し待ちます。
お刺身は「青森産の平目」に「氷見の鰤」平目は昆布締めタイプも別に提供
いただきます。
当然どれも美味しいのだが特に昆布締めした平目のねっとりした味わい旨み
が口の中に広がります。
天ぷらも適度にお願いし「タラの白子」「筍」「公魚」といただく。
ご主人お料理の素材はもちろん産地にも旬にも並々ならぬ熱い思いがあって
お話から情熱が伝わります。
お酒も熱燗に変わりかなりの量を頂くことに・・・(笑)
「公魚の山椒煮」があるうとのことでこちらも頂きます。
熱燗にとても合います。
適度に食べて飲んでいよいよ目的の「鴨鍋」登場である。
小ぶりの土鍋ながら山盛りで上にフレッシュな芹がど~ん!
別皿で野菜類と鴨肉が添えられます。
本来、鴨鍋は2人前だそうで3名でお願いしたためお肉増しの対応で提供です。
所謂、秋田県の郷土鍋「きりたんぽ鍋」の鴨バージョンに近いでしょうか?
濃い目の醤油仕立てのお出汁には「鴨肉だんご」「舞茸」「しめじ」「ねぎ」
「そばがき」「芹」「牛蒡」そして「鴨肉」と具だくさんである。
色目ほどスープは塩辛くなく具材が合わさって絶品鍋である。
鴨のだんごは歯ごたえと味が濃く牛蒡や芹ととても合います。
しめじは大きく普段我々が食べる種類とは違うもよう。
メインの鴨は柔らかく新鮮で何度も”美味い”と連呼した気がする。
最後にお蕎麦をいただく。
私は「粗美季せいろ」同席者2名は「黒せいろ」所謂 田舎蕎麦である。
粗美季せいろ(ニ八)は細打ちで香りも良く美味しい。
それにもまして汁の出汁の香りと強さが口の中に広がります。
本枯れ節など相当高価なものを使用しているのだろうと感じます。
薬味の山葵も香りが強く甘みもありこちらも絶品!(真妻産)
少しお蕎麦を残して鴨鍋の汁に付けて食してみた。
こちらも美味しい!
最後にさらりとしたそば湯を楽しんで会食終了である。
今回は鴨鍋のみ予約しお料理はアラカルトとしたがコースにした方がお得で
あるとの女将さん談。
いずれにせよお酒を沢山飲んではそれもどうだか?(笑)
お料理からお蕎麦に至るまでご主人と女将さんは食材や産地にまで拘り極め
て行くのであろう!
気軽に入れるお蕎麦屋さんと言うより蕎麦懐石のようなお店を目指している
ようにも感じられる。
どれもお値段に見合うもしくはそれ以上の価値があるお料理なのだろうが私
のようなリーマンには気軽になかなか利用できないところが辛い。
それでも時折お邪魔したいと思う。
少し前にTV(ドラマ)で「じゅうろく」さんのお店が使われご主人役として
「小栗旬」さんが出演されていた。
その話題に触れ女将さんと談笑。
益々人気店になっていくかもしれない。
コートを着込み外に出ると夜風が冷たい!
女将さんにお見送りいただき帰路へと・・・
ごちそうさま~
2017/01/27 更新
2016/01 訪問
2×8=16
※2016年1月訪問
夜の部で2回目の訪問!
カウンター席に座り熱燗からスタートする。
お通しは「鯛の煮つけ」で熱燗に合います。
「琵琶湖わかさぎ天」と「そばがき」をお願いします。
わかさぎは子持ちで身も柔らかくとても美味しい。
そばがきは女将さん曰く。。作り方が本日新作!とのこと・・・
そば湯に泳ぎジェラートのようである(笑)
味わいは少し期待していたものとは違ったがねっとした舌触りである。
熱燗をお代わりして「めんたいこ」を軽く炙りでお願いする。
これが熱燗にとても合い心地よい。
カウンター席におられた常連さんより「ずわい蟹のみそ和え」のような一品
をお裾分け頂く。(ありがとうございます)
これもまたお酒に実に合う。
カウンター席ではご主人や女将さんとの距離も近く会話も含めての蕎麦前は
下町浅草らしく心地よい。
本来、生まれ育った土地のためか良き意味でのにぎやかしさが肌に合うのか
もしれない!
最後に「せいろ」をいただき終了となります。
前回は十割をいただき舌触りが気に入りましたが、今回のニハは香りも味も
良く個人的にはこちらの「せいろ」の方が好みである。
2時間弱の滞在であったが帰るころにはカウンター席も埋まり4人掛け座敷の
うちひとつが空いているだけとなっていた。
女将さんより近日、お店がTV放送されるとの情報をいただく。
そうなればますます繁盛店になり予約もとりにくくなるのかもしれない!
混み合っている中ひとり客の私にも時折声をかけていただき心地よい接客に
感謝である。
鴨鍋は2人前~で恐らくは2月一杯までであろうか?(芹の時期まで)
誰か一緒してくれる相棒を探して何とか鴨鍋にありつきたいものである(笑)
ごちそうさま~
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※2016年1月訪問
念願叶い知人と2名で昼の蕎麦前を楽しむ休日となる。
以前、浅草観音裏を散策中に何気に見つけたお蕎麦屋さんで気になっていた。
お店のHPを拝見しさらに思いは募っての訪問である。
2名で予約し11時半の開店に合わせて伺った「浅草じゅうろく」さんである。
観音裏と言ってもかなり裏の裏・・・(笑)
引き戸を開け予約の旨伝えるとご主人が迎えて下さりL字カウンター席の中央
に腰を降ろす。
お蕎麦屋さんと言うと寡黙なご主人的イメージがあるものだが、こちらは真逆
のフレンドリーなとても明るいご主人で緊張も一気にほぐれ何だかまるで初訪
ではなく何度も利用させていただいている間柄のような錯覚を覚える。
ビールの中瓶(ラガー)をお願いし乾杯!
非常に薄いピルスナーグラスを提供いただきビールが美味そうに映る。
ご主人が「今日の山葵は擦っててわかるけど今までで一番かも?」と説明・・・
鮪の中トロも薦められお願いする。
楽しい会話を織り交ぜながらお通しでアボカドにクリームチーズとイクラを乗
せた小鉢が提供される。
イクラの淡い塩加減とこのアボカドにクリームチーズが良く合う。
すっかりお通しで胃袋つかまれて期待高まってしまう。
(蟹身の小鉢サービスもいただき感謝です)
ほどなくして「下田天然本鮪中トロ刺し」@1300が提供される。
ご主人お勧めの山葵が気になり山葵だけを舐めてみる。
ピリっとした辛さと甘みが広がり粘りも強い。(絶品!)
中トロで早速口に運べば本鮪の濃い味も広がりなかなか美味しい刺身となる。
本鮪もさることながらこの山葵にすっかりいかれてしまった。
(かなり高価な山葵なのであろう)
少し遅れて女将さんが姿を見せる。
えっ?女将さん?えっ?若い!!!アイドルにもひけをとらないであろう容姿
で着物と割烹着がどことなくアンバランスにも感じてしまうくらい女将と言う
にはお若く綺麗な方である。
さらに驚くことにこの女将さんが蕎麦好きでお店の蕎麦を打っているとのこと!
つまりご主人がお料理担当で女将さんが蕎麦打ち担当と言うことか・・・
ご主人の軽快なトークは時折JOKEを交えお客を飽きさせない。
愛らしい女将さんとのかけ合わせもどことなくほのぼのする。
お店の屋号はニハをかけてじゅうろくにされたそうで女将さんが8好きとのこと!
楽しい会話と食事に暫し空気が和みます。
お酒も日本酒にスイッチし「日高見」「浦霞」「秀鳳」と続いていく。
女将さんが十割を打って下さると言うことでお願いする。
お蕎麦ができるまでいくつかお料理を・・・
「朝締め活穴子一本天」@1500
「むかわ本ししゃも夫婦焼」@980
「にしん棒煮」@580
穴子は対馬産とのことで味わい濃く添えていただいた金時芋も自然な甘さ。
本ししゃもは一夜干しで雄と雌での提供。
こちらも味わい良く身も柔らかい。
そしてにしんの棒煮が皮目の香ばしさと煮汁の加減が絶品!
すっかり気に入ってしまった。
お料理は全体的に高めではあるものの素材を考えると決して高価ではない。
ご主人の拘りが強く感じられる。
そして、十割登場!
綺麗な星が・・・まずは何もつけずお蕎麦をいただくと穀物感がしっかり
口に広がりざらつき感がとても好みである。
汁を口に含むとやや甘めのコクと出汁の風味がふわ~と広がる。
かなり強い出汁の風味を感じお聞きすると上等な本枯節を使用されている
との説明をいただく。
お蕎麦も好み!山葵は絶品!汁も美味い!と3拍子揃ってご機嫌である。
このお蕎麦が出てくるまで女将さん水回しが気に入らなかったそうで3回目
にしてようやく提供の運びとなった。
女将さんお勧めのニハも気になるところで次回頼んでみたい。
また、冬の時期に鴨鍋を提供されているそうで秋田の郷土料理”きりたんぽ”
仕立てのようである。
比内地鶏の代わりに鴨を使用したんぽの代わりに蕎麦団子と言うお蕎麦屋の
鍋と言ったところであろうか?
芹がなくなる時期で終了とのことなので2月後半くらいまでか?
夜の部で是非食してみたいものである。
拘り食材のご主人作るお料理に美人女将さんが打つ蕎麦。
そして何より明るく心地よい雰囲気とお客を飽きさせないトークにすっかり
虜になってしまった気がする。
知人とすっかりこちらのFANになり見送り頂いたキュートな女将さんにお礼
を言ってお店をあとにする。
ごちそうさま~
2016/02/03 更新
※2017年8月再訪
6名の会食利用で再訪します。
今回は初めてコースで予約し無理言って夏の鴨鍋をオプションしてもらいます。
通常コース6500円+鍋2000円の計8500円
座敷に通されビールで乾杯し食事会スタートです。
料理はすべて女将さんの説明付きでの提供で八寸からとなりました。
6種類の小鉢が木箱に陳列されての提供でどれもビールよりお酒に合いそうな物
ばかりである。
どれも美味しいが香ばしい枝豆と群馬のヒレカツが柔らかく絶品でした。
「湯葉入りの豆腐」「星鰈の造り」「夏野菜炊き合わせ」「酢の物」「鱚天ぷら」
と続いて行きます。
そして、いよいよ夏鍋です!
京九条ねぎ・舞茸・千住葱・丹波しめじなどが入った醤油仕立ての鍋でメインは
鴨で他にもそばがきや団子も入ってボリュームあります。
女将さん談:時期的に鴨の脂の乗りがと・・・
確かに旨みは弱い気もしましたが、サッパリと柔らかく美味い。
この間お酒にシフトし女将さんに相談し甘めや辛めなど沢山頂きます。
以前よりお酒のランナップも増え見識もアップした気がします。
お鍋の後には2種類の産地が違うお蕎麦です。(福井産と長野産)
この時期なので以前頂いた物より少し風味が落ちている印象ですが美味しい。
汁も山葵も以前訪問時の方が良かった気がします。
それでも女将さんと大将のおもてなし感が良く楽しい食事会になりました。
最後にシャーベットでフィニッシュ!
ごちそうさま~