いけずな京男さんが投稿したそば打ち幸甚(秋田/大曲)の口コミ詳細

レビュアーのカバー画像

京都・奈良、時々四国・山陰・九州、夏は東北、気分で東京・名古屋、沖縄&南の島が好き

メッセージを送る

この口コミは、いけずな京男さんが訪問した当時の主観的なご意見・ご感想です。

最新の情報とは異なる可能性がありますので、お店の方にご確認ください。 詳しくはこちら

利用規約に違反している口コミは、右のリンクから報告することができます。 問題のある口コミを報告する

そば打ち幸甚大曲/そば

4

  • 夜の点数:5.0

    • ¥4,000~¥4,999 / 1人
      • 料理・味 5.0
      • |サービス 4.7
      • |雰囲気 4.0
      • |CP 4.7
      • |酒・ドリンク 4.0
  • 昼の点数:5.0

    • ¥2,000~¥2,999 / 1人
      • 料理・味 5.0
      • |サービス 4.8
      • |雰囲気 4.5
      • |CP 4.5
      • |酒・ドリンク -
4回目

2025/08 訪問

  • 夜の点数:5.0

    • [ 料理・味5.0
    • | サービス4.7
    • | 雰囲気4.0
    • | CP4.7
    • | 酒・ドリンク4.0
    ¥4,000~¥4,999
    / 1人

蕎麦前を楽しみ、初めての蕎麦がきを堪能して、梅おろしそばで〆る・気分上々

このお店を知ってから、最初に立ち寄る日時を決めて、その後、東北旅行の残りのスケジュールを組むようになりました。
新幹線の停車する大曲のお店ですが、町外れ、インターに近く、しかもバスの便も悪いので車でないと行きずらい。これだけが悩みの種。

結果、1月は雪、ヒコーキの旅で泣く泣くパス。
11月は青森に出かけたので、大曲は遠すぎて、こちらも却下。
立ち寄れたのは8月だけになってしまいました。

少し前にはなりますが、その時のことを忘備録ということで。
伺ったのは夕刻でした。

こちらのお店、入り口が二つあり、右側は酒屋さんです。
一度も入っていなかったので、様子を覗いて、マダムに地酒を一本選んでもらってから、蕎麦屋さんに入り直しました。


するとどこからともなく流れるBGM。
ジャズ、ピアノトリオの演奏です。
蕎麦屋でジャズ、静かな室内。

いつものカウンター、一番奥に腰を下ろし、まだ頂いてなかった蕎麦前を。

だし巻き・蕎麦がき・そば味噌、そしていつもの漬物盛り合わせ。
〆は、これは一択で 冷やし梅下ろしそば。
夏限定です。

いい蕎麦屋さんは蕎麦前も美味しいもの。
今までお品書きに見たことがなかった蕎麦がきを発見。
これはもう頼むしかないですね。

そば豆腐で舌を喜ばせて、だし巻きにお腹も納得したところで、そば味噌。
甘辛い風味、ノンアルでなかったら・・・でも旨い。
そして食べるそば、蕎麦がき。
鈍感舌でも感じるそばの風味、味わい、食べる蕎麦も捨て難いもの。

で、ぼーっと食べている私でも感じたのは漬物。
美味しいのは当然として、そばに添えるカラシ漬けの胡瓜。
しっかりとカラシの風味を感じるものでした。
一方の盛り合わせに入ったカラシ漬け。
こちらは淡い風味に抑えた味付け。
偶然かなとは思いましたが、そんな味のメリハリも楽しめました。

そうして梅おろしのそば。
いつもながらの、だし汁のキリッとした香りと味わい。
フワーッと広がる味わいに、この一杯、来てよかったぁ。
毎度感じる幸福感ではございます。

あとはまだ食べていないせいろ。
次回はいただきたく、考え中です。
いいお店です。

  • 蕎麦前

  • そば味噌

  • 蕎麦切りより旨さを感じる

  • 愛しの汁

  • この一杯が食べたくて

  • だし巻き

  • とろり感たまりません

  • 漬物が美味しい

  • ジャズが流れます

  • 右は酒屋さん

  • 秋田の地酒

  • 秋田のワイン

2025/11/29 更新

3回目

2024/08 訪問

  • 夜の点数:5.0

    • [ 料理・味4.5
    • | サービス4.7
    • | 雰囲気4.0
    • | CP4.7
    • | 酒・ドリンク4.0
    ¥4,000~¥4,999
    / 1人

夏に食べたいこの一杯・秋田大曲、幸甚で「冷やし梅おろしそば」と酒肴の数々

昨年の夏、初めて伺って、冷やし梅おろし蕎麦を堪能。
こんなに美味しいそばがあることを知りました。
グルメでも蕎麦通でもありません。
もともと汁蕎麦が好きでした。

秋田南部では冷や掛け蕎麦が食べられているらしい。
蕎麦巡りをしてみよう。
その1軒目が幸甚でした。

毎年お盆の頃は東北を気ままにドライブしています。
今年は西馬音内盆踊りと幸甚の営業日をインスタで確認し、このふたつを中心に
スケジュールを組みました。
17日に盆踊りの桟敷席が取れたので、前日16日の夕刻に幸甚を訪れ、その晩は盆踊りのある
羽後町へ、道の駅で車中泊ということで。

黄昏てきた中を開店と同時に入店。
前回同様、カウンターの奥に席を取りました。
旅の途中なので、お盆の16日、しかも夜営業というのは有り難い。

昨年と同じマダムがお出迎えです。
幸甚はもともとが酒屋さんらしく、お隣りは現役の酒店。
冷えた吟醸酒とか・・・。
蕎麦前もあるので、車ですからノンアルコールを。

旅も食べ物も、いいなと感じたら繰り返すのが信条です。
ほぼ昨年と同じものをオーダーしました。

・漬物盛り合わせ
・そば豆腐
・にしん甘露煮
・野菜の天ぷら
・ミニエビ天丼
・冷かけ梅おろし蕎麦

ノンアルとはいえ、暑い日の最初の一口。
ふーっと満足のため息です。

蕎麦豆腐。
おぼろ豆腐のようなほろりとした食感は健在。
葛多めのぷりぷりを出すお店が多いので、これはいい。

にしんの甘露煮。
この冬にニシンソバなどを食べましたが、京都は甘さに過ぎる印象で。
甘すぎず、ぽとりと落とした醤油のおろしがいい相棒をしてくれました。

野菜の天ぷら。
大ぶりのオクラが新鮮でした。
万願寺唐辛子かな、あの苦味も毎日みそ汁にするくらい好みなので
美味しくいただきました。
さらっとした揚げ具合でそれぞれの食感も◎。

一通り食べたところで、ミニ天丼。
甘めのタレが絡むとご飯が進みます。
エビの歯触りが好きなもので。

そうして〆は、冷やし梅おろし蕎麦。
汁を口に含めば、あの燻したような香りが口中に拡がります。
これは幸甚だけのこと。
鰹なのかなぁと思いつつ、
そういえば先ほど食べた「いぶりがっこ」と同じ香り。
楢・桜・ケヤキなどの広葉樹でいぶした香り。

細切りの蕎麦はのど越しもよく、おろしや大葉も交じり合って
それはそれは美味しい瞬間でした。
器も凝りすぎず温かみのあるもので落ち着きます。
そば湯をいただいて秋田版真夏の夜の夢・第一夜は終了。

この時の香りが記憶に残ったので、漬物の盛り合わせに出てきた
いぶりがっこ、いぶり人参、などを羽後の道の駅でお土産に。
香りもご馳走と感じた蕎麦でした。

■こちらでは、インスタに営業日などを掲載しています。事前にチェックを。

  • エビ天丼

  • 冷やし梅おろし蕎麦

  • ニシン甘露煮

  • そば豆腐

  • 一品お品書き

  • ノンアルビール

  • 漬物盛り合わせ

  • 野菜の天ぷら

  • 夏のお愉しみ

  • 秋田の漬物

  • そば湯

  • 七味と出汁で

  • いつものお1人様席

  • すっきりとして

  • 木のインテリア

  • 店内1・秋田モダンな印象

  • 店内2

  • 午後17時30分開店

  • お隣りは酒屋さん

  • 駐車スペース

  • 大曲駅

  • 花火の町ですね

  • こまちと同じ線路を走るローカル電車

  • 道の駅・うご

  • 美味しかったもので

  • いぶりがっことみそ漬け

2024/09/09 更新

2回目

2023/08 訪問

  • 昼の点数:5.0

    • [ 料理・味5.0
    • | サービス4.8
    • | 雰囲気4.5
    • | CP4.5
    • | 酒・ドリンク-
    ¥2,000~¥2,999
    / 1人

後ろ髪を引かれて、再訪問してきました

富山県、立山のふもとにある大岩山日石寺。
その門前の階段に沿ってそうめんを供する店が並び夏は多くの人で賑わうらしい。
写真で見る限り、つゆにそうめんが入っているだけの素朴な食べ物。
自宅でも簡単にできるものが、これだけの人を集めている。
出汁の効いたつゆと、茹で加減の良い麺、涼を呼ぶ冷たさ。
来年くらいには足を運んでみたいと思っています。

さて、幸甚です。
初訪問以来、気になっていて、食べたくて、明日はホテルを引き払い盆踊りを観て
そのまま京都へ帰るという前日に盛岡から大曲まで再度でかけました。

今回はお昼時で駐車場は半分ほど埋まっています。開店と同時に入店。
蕎麦と天丼、そば豆腐をお願いします。

味は,初回とほぼ同じでした。
一口目の汁、拡がる香りと旨味、やはりおいしい。
来年は最初に訪れたいと思いました。
Michelinで言う訪れる為だけに旅をしても良いランクのお店。
人から見れば一杯の蕎麦に大袈裟な、かもしれません。
世間ではせいろのコシや香り派が多いのでしょうが、
個人的には汁の蕎麦大好きなもので、奥出雲の一杯、大曲の一杯
このふたつが食べられるなら、そんな評価です。

幸甚の醤油や七味は、器も良いものですが、中身はどちらも底に少量のみ。
新鮮なものに毎日入れ替えているようで、そういうものなのですね。
器も優しい色合で自分には気持ちの良いものでした。

食べ終えて店内を見回せば、入り口の椅子に順番待ちのお客さん。
満足した腹を撫でながらあとにしました。

2023/10/10 更新

1回目

2023/08 訪問

  • 夜の点数:4.5

    • [ 料理・味4.5
    • | サービス4.7
    • | 雰囲気4.0
    • | CP4.7
    • | 酒・ドリンク-
    ¥3,000~¥3,999
    / 1人

至福の一杯・冷やかけ梅おろし蕎麦

毎年8月、お盆の頃に東北を巡っていますが、今年は山形との県境、鳥海山を望む
羽後町、西馬音内(にしもない)の盆踊りを観ました。
そして、この地域では 冷や掛け蕎麦 が良く食べられている名物だと知り、
中心部にある道の駅で食べましたが、これが美味しくて、ありそうであまり
食べることのない冷や掛け蕎麦。郷土料理のような蕎麦でした。

大曲に旨い蕎麦の店があることは以前から聞いていました。
大曲と言えば、新幹線こまちがスイッチバックする駅ということ、初めて東北を
ドライブした時に、夜の角館ではスタンドが一軒も空いておらず、コンビニで聞く
と,大曲なら24時間があったはずと教えてもらって探し回ったことくらいです。
あとは花火ですね。

ネットで調べると店の名前が幸甚であること、夏限定の、冷やかけ梅おろし蕎麦が
あることなどが分かり、ならば西馬音内に行く前に本格的な 冷やかけ蕎麦 を食
べられるかもしれないなと、しかしお盆の季節は不規則な営業になりがちなもので、
しかも遠く京都から行くので、お店に電話を入れて、予定日は営業していること、夜
なら予約ができるそうでお願いをして伺うことに。

ナビを利用して行きましたが、大曲インターを降りたところにあるセブンで時間調整。
前の道を数分走ればもうお店の前にあっさり到着です。

駐車場にはクルマが一台、家族連れのようです。
開店と同時に入ったのは二組のみでした。

カウンターに案内されて冷えた蕎麦茶を一杯。
配膳は女性二名でしたが、付かず離れずの温かい応対は近ごろは珍しい。
寛げました。

車なので酒のあてはうむむなのですが、せっかく訪れたので、蕎麦前のにしん、そば豆腐
と漬物をお願いしました。そば豆腐、香りは淡く舌触りはとろりとして美味しい。
鰊におろしは初めてでした。ふだんは甘く炊いた鰊そばなので、優しい甘さの鰊がおろしで
味か引き締まり、いい組み合わせでした。
そして漬物。東北なので塩が濃いかなと言うのは杞憂、特にほの甘い割り干し大根がいい。
あーあ、酒が飲めたら・・・残念。

というところで、冷やかけ梅おろし蕎麦が到着です。
麺の上にたっぷりの辛味のおろしと大葉。大きな梅干し。
汁のなかには、汁を凍らせた氷が浮かんでいる。
初めて見る 蕎麦 でした。
汁を一口飲みます。
口の中にカツオを燻す時の煙のような香りがふわっと拡がって、その後を旨味が覆い、
思わずもう一口。これはいい。
細打ちの蕎麦、のど越しが抜群にいい。
大葉とおろしを絡めれば夏らしい爽やかな風味。
梅干しは塩抜きをしたものなのか、塩味より酸味が優って蕎麦と汁に和みます。
汁だけ、おろし、梅と、三つの味わいが夏に相応しい。
心引かれる味わいの一杯でした。
何度でも食べたいと思いました。
蕎麦前を頼んだので、少しだけご飯が食べたくてミニ天丼を。
鰊の甘味が残っていたので、漬物を食べつつ海老やナス。
お腹が落ち着きました。

もともとせいろよりも汁の入った蕎麦が好きで、多分に出雲で食べ始めたことが影響
しているのですが、島根で食べられている、釜揚げ蕎麦、十割の釜揚げ蕎麦。
これが好きで、奥出雲にある八川蕎麦(ざいごそば)は地元の具材を載せた一品なのですが、
この蕎麦に次いで、冷やかけ梅おろし蕎麦、舌に残るものでした。

さて、ありのままを究める蕎麦 という短いドキュメントがNHKで放送されました。
数年前のことです。
京都で蕎麦打ちをする職人さんの物語。

2022年の春、昨年です、3月に京都府立植物園にミモザの花が咲いたとニュースがありました。
一度も見たことが無く、週末に訪れて写真撮影。
そのあと、植物園の北側にある門を出ると気になっていたそば屋さんが目の前です。
午後も遅かったのですが入ってみるとかなり本格的な様子で、鴨汁のつけそば、蕎麦掻き、はじめてなので突き出しの先付をお願いしてみました。
(↓の写真参照。)

店の名はじん六。
あのテレビで見た職人さんのお店でした。
どうりで駐車場には神戸ナンバーの車とか遠くからも来ている様子で。

最初に出された先付。400円なのです。
これほどのものが出てくるってと驚き、次いで出された蕎麦掻きは、そのままの蕎麦ですから
香りがたち、わさびを付ければ味わいが増して、こんなに旨い蕎麦があるものだと。
鴨汁のせいろはそばのコシ、汁の味わい、結構なものでした。
さらに器の組み合わせがとても心に残りました。
芯を1つ決めてまわりを柔らかく囲むような、民芸調でこてこてにしたり、モダンで浮いたり
はしていないのですね。

そういう体験をしたもので翌週もう一度。改めて堪能しました。
そうして今年の春、出かける前に調べると、年明けに急逝されたことをしりました。

長くなりましたが、じん六と幸甚、甚つながりであるような不思議な気持ちにさせられました。
帰りがけに買った蕎麦茶、味わっています。

  • 入り口

  • 駐車場

  • 椅子がいいな

  • 落ち着きます

  • カウンター

  • 小上がり

  • 冷かけ梅おろし・天丼

  • そば前

  • そば豆腐

  • にしん

  • 漬物

  • そば湯

  • 京都植物園・ミモザ

  • じん六・先付

  • じん六・そばがき

  • じん六・鴨つけそば

  • じん六・汁と薬味

  • じん六・天ぷらせいろ

  • 幸甚・そば茶

  • 奥出雲・釜揚げそば

  • 奥出雲・ざいごそば

  • 冷やかけ梅おろし

2023/10/10 更新

エリアから探す

すべて

開く

北海道・東北
北海道 青森 秋田 岩手 山形 宮城 福島
関東
東京 神奈川 千葉 埼玉 群馬 栃木 茨城
中部
愛知 三重 岐阜 静岡 山梨 長野 新潟 石川 福井 富山
関西
大阪 京都 兵庫 滋賀 奈良 和歌山
中国・四国
広島 岡山 山口 島根 鳥取 徳島 香川 愛媛 高知
九州・沖縄
福岡 佐賀 長崎 熊本 大分 宮崎 鹿児島 沖縄
アジア
中国 香港 マカオ 韓国 台湾 シンガポール タイ インドネシア ベトナム マレーシア フィリピン スリランカ
北米
アメリカ
ハワイ
ハワイ
グアム
グアム
オセアニア
オーストラリア
ヨーロッパ
イギリス アイルランド フランス ドイツ イタリア スペイン ポルトガル スイス オーストリア オランダ ベルギー ルクセンブルグ デンマーク スウェーデン
中南米
メキシコ ブラジル ペルー
アフリカ
南アフリカ

閉じる

予算

営業時間

ページの先頭へ