いけずな京男さんが投稿した茶館きっかわ 嘉門亭(新潟/村上)の口コミ詳細

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京都・奈良、時々四国・山陰・九州、夏は東北、気分で東京・名古屋、沖縄&南の島が好き

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  • 昼の点数:4.7

    • ¥5,000~¥5,999 / 1人
      • 料理・味 4.7
      • |サービス 4.0
      • |雰囲気 4.6
      • |CP 3.7
      • |酒・ドリンク 4.3
2回目

2025/11 訪問

  • 昼の点数:4.7

    • [ 料理・味4.7
    • | サービス4.0
    • | 雰囲気4.6
    • | CP3.7
    • | 酒・ドリンク4.3
    ¥5,000~¥5,999
    / 1人

秋色の村上で、ゆったりとお茶の時間・土地の上煎茶、焙じ茶をお菓子と共に

8月、東北から京都までお盆の帰り道に立ち寄った新潟、村上、嘉門亭。
その時の冷茶が、印象深く記憶に残りました。
11月、秋の東北旅からの帰路、再びの訪問です。

前回は暑さ厳しき折、頂いた美味しい冷茶で心身ともに涼しみ、寛げました。
なので、今回は秋、温かい煎茶と焙じ茶を楽しめるスペシャルコース、
あらかじめ予約をして出かけました。

ただし、11月ともなれば、鮭が遡上し、お店も忙しくなるはずですから、平日を選び、
11時から井筒屋さんで早めの食事。
正午から、つまり皆さんが食事を摂り始める時間ならば空いているはず、と時間に余裕を持たせてのリザーヴではありました。

食事が終わり、12時過ぎ、少しずらせての訪問です。

予約を告げて室内に入れば・・・・
貸切状態で、一番前、内庭に面したテーブルにリザーヴのお印が。

こちらでは、地酒の飲み比べ、スイーツ、アフタヌーンティーなどが楽しめるのですが、お茶の北限とも言われる村上茶、日本茶とお菓子が味わえるコースにしました。


◼︎[村上茶セット]         ・ 煎茶と一口菓子二つ       1,700円(税込)

◼︎亭主の茶(上煎茶)        ・煎茶四煎と一口菓子二つ     3,500円(税込)
                  ・煎茶四煎と一口菓子五つ     4,600円(税込)
           
※要予約 亭主の茶(煎りたて焙じ茶)・焙じ茶四煎と一口菓子二つ    3,500円(税込)
                  ・焙じ茶四煎と一口菓子五つ    4,600円(税込)
※お急ぎのお客様には        ・35分の特別コース(3,500円)もございます。

◼︎亭主の茶 スペシャルコース    ・上煎茶四煎・焙じ茶二煎と一口菓子五つ 5,700円(税込)


所要時間は1時間程。

担当のお姉さんが上煎茶と焙じ茶を数煎、目の前で淹れてくれ茶菓と共に楽しむコースです。
静かに時間を味わうように淡々と淹れてもらいます。
色々なお話もしてもらえるので、緊張したりすることもなく安堵。

最初は上煎茶。
同じ茶葉で、数回、いただきます。
濃いお茶から爽やかな香りまで、その違いを楽しみます。
その後、その茶葉をポン酢でいただくと、これもまた乙な味でした。

そうして新潟の鬼ゆず、ラ・フランス、みかん、生姜、昆布、リンゴの中から好きなものを1点選んで、茶葉と共に煎じて飲む、香りのお茶。
鬼ゆずという、かぼちゃ大の柚子は初めて見ましたが、この柚子の皮を一杯の茶のために使ってもらうのは恐縮というのか、自宅用に欲しくなりました。

さて、お茶の相棒、お茶菓子。
大切なお客様を亭主がもてなす、という趣旨で、干したものを出すのが流儀のようです。
本日の5種はこのような内容でした。

・佐渡産の干し柿
・赤えんどう豆と枝豆餡のブーレット
・焼き鱈の子のブーレット   (クリームチーズに焼き鱈の子を練り込み、餡も入っている)
・栗山椒           (栗餡の中に山椒を練り込んだもの)
・干し無花果のクリームチーズ (きっかわ本店の庭でもいだもの)

これらがふた皿に分けられ、タイミングよく提供されます。
それにしても、おまえさん、こんなことまでよく覚えているな?

ですよね。
オッサンですから、認知症も入り始め、記憶力は下がりがちです。
こういう場合はお姉さんにお願いをして、スマホのビデオ撮影をオン。
それをお話ししてくれる間、傍に置いておきました。
後日、自宅で見ながら聴きながら、あぁそぅだった、と思い出しております。
哀しいというのか、便利な世の中になったものです。

この後は焙じ茶。

鉄瓶に湯を沸かし、専用の器で茎茶を煎り始めれば穏やかなほうじ茶の香り。
落ち着くものですね。
別の急須にそのまま入れて湯を足し、しばらく待つと芳しいお茶に。

こちらには、鮭の酒浸し、葡萄羹が添えられます。
これで一通り済んだ気分になり余韻に浸り始めていると・・

カクテルグラスが置かれました。
前回は氷の器にサプライズでしたが、
カクテル????

お茶を使って仕上げの一杯。
面白い演出でした。


煎茶の器は有田かな、染め付けかな、
急須は萬古焼かも、
鉄瓶は南部のものを買ったけど、細かいうち型が付いて
何処だろう?
次から次へと変わる道具や器も楽しめました。

たぶん、茶菓も季節ごとに移り変わるのでしょうね。
忙しく旅をした最後に、こうした時間を過ごせるのは今の時代には贅沢。

雪の季節とか桜の季節とか、またお邪魔したいと思います。

今回は美味しかった地元の上煎茶と
習作のような一輪挿し。
形が可愛らしかったので求めてきました。

  • 上煎茶

  • 干し菓子5種

  • 煎茶柚子入り

  • カクテルも

  • 秋の店頭

  • 室内

  • 本日のお席

  • 和風の中庭

  • この辺りはまだ苔が育つ様子

  • 和風バーカウターのよう

  • リザーブ席・おひとり様

  • 最初にお冷とおしぼり

  • 茶道具

  • 村上茶・上煎茶

  • 低い温度の湯を

  • ゆっくりと

  • 最後の一雫まで

  • 一煎目・甘く個性のある味

  • 二煎目・すっきりとした香りがたって

  • 干し菓子・五種→

  • 2回に分けて

  • 器も楽しみながら

  • 茶を淹れた後の茶葉を味わいます

  • 特製のポン酢で→

  • 食べる茶葉

  • 好きなものをひとつ選びます

  • 大きな鬼ゆずを選択

  • 茶葉に加え

  • ゆず風味の一杯

  • 茎の入った茶葉で焙じ茶

  • 鉄瓶で沸かして

  • これで茶葉を煎ります

  • 火の上で炒って

  • ほうじ茶の急須

  • 鮭の酒浸し&ぶどう羹

  • ほうじ茶

  • 〆はカクテル

  • トマト&ほうじ茶、シロップ

  • ゆったりと楽しんで1時間

  • お土産・村上上煎茶

  • お土産・名もない一輪挿し

  • 向かい側にはきっかわの鮭

2025/11/29 更新

1回目

2025/08 訪問

  • 昼の点数:4.5

    • [ 料理・味4.5
    • | サービス4.0
    • | 雰囲気4.6
    • | CP3.7
    • | 酒・ドリンク4.3
    ¥3,000~¥3,999
    / 1人

夏旅・新潟 鮭専門店が営むお茶のサロン 食後に、夏限定の冷茶を愉しみました

村上の「きっかわ」のある通りには、

・きっかわ本店 塩引き鮭が買えるお店です、吊るした鮭や昔ながらの住居を見学もできます
・井筒屋    きっかわの塩引き鮭が食べられる料理屋さん
・嘉門亭    地元の村上茶を楽しむサロンとカフェがあります

この3軒があります。
その本店の正面にある大きな建物が、嘉門亭。

昨年訪れたときに、煎茶をコースで楽しめる、アフタヌーンティもある、ことを知りました。
前回は東北に行く途中でしたが、本日はこの後京都に帰るだけ、時間も余裕がある。

食事を済ませたところなので、お茶もいいかなと。
外は激アツです。
夏の期間限定、冷茶のコースで涼しんでから、京都までドライブすることにしました。

暖簾をくぐり、中に入ると、広い木造の空間で、右奥に受付のカウンターがあります。
その間には漆器やガラスの器など、お茶のテーブルウェアが展示されて購入可能。
その一部は今回、提供された飲み物などに使われていました。
かなりの高級感です。

受付のお姉さんに冷茶のコースをお願いすると、用意できるか確認しますということで、結果OKでした。一品の飲み物と異なり、コースは予め予約を、とサイトにもあったので、今回はラッキーだったのかも、でしたね。

そうして、こちらへどうぞとお姉さんの案内で、サロンの入り口で履き物を脱ぎ、持って中に入り、壁側の扉の中にしまいます。
先客は二組、庭に面した席でかき氷やらお茶を楽しんでいて、サロンの真ん中には大テーブル。
こちらのお好きな場所にどうぞ。またまた貸切状態。
重厚なインテリアの中に、アロハとビーチサンダルで来てしまったおっさんがポツン。

はじめに、サロン担当のお姉さんが、お冷と竹筒を置いてくれました。
この竹筒、触れてみると、中からはお絞り。
茶道で使われるような本格的なもので、ほほぅ、いい感じでの始まりです。

一杯目はフルートグラス、シャンパンのようにゆっくりと目の前で注いでくれました。
お菓子は何かの花の・・・という説明でしたが失念。
ほの甘い大きな甘納豆のような。

この一杯目は味わいからすると玉露かなぁ。
あの甘味や独特の癖はそのように感じます。

そしてそして、しばらくして登場した2杯目の器。
真ん中をグラス状にくり抜いた氷でした。
なるほど、この器がないと・・・なので受付のお姉さんが確認をしていたのかな。

そこにまた一杯目とは違うガラスの急須から注ぎます。
ストローが付いてきて、なぜかホッとする私。
見た目以上にヒンヤリとして、癖がなくコクのある味わい。
濃いのですが、舌に感じるのは爽やかな風味。

お菓子が代わり、イチヂクの赤ワイン煮です。
甘過ぎず、ソースが優しく果実を演出している印象。

飲み終えたところで、最後の3杯目、ガラスの急須も変わって透明なものに。
ゆっくりと味わって、終了です。
こういう飲み方をすると、緑茶の味わい、いいものでした。

席を立つと、フロントのお姉さんが、2階などご覧いただけますよ、とご案内がありましたが、まだまだ京都は遠いので今回は早めに立つことに。
次回は秋か春、暖かいお茶をいただこうとかなと、と思いを巡らせつつ後にしました。

観光客に阿った和カフェではなく、村上のお茶文化を味わってくださいね。どこかに気骨を感じるお店です。

いい場所、見つけた。
そんな気分になりました。

ご馳走様でした。

◯お会計

 3,500円也


  • 玉露かな?

  • 2杯目・煎茶

  • 無花果の赤ワイン煮

  • 3杯目・煎茶

  • 工芸品のような外観

  • 入り口

  • ↑ こちらから入ります

  • 中が垣間見えます

  • 昔ながらの出入り口

  • 入ったところ

  • 右奥が受付カウンター

  • 落ち着いた器たち

  • 村上の特徴的な漆器

  • サロンで使用しているガラスの器

  • 受付の後、ここからサロンへ

  • 受付まで長い間合いです

  • 外から見えていたのはこちら

  • レセプション・受付

  • 履き物を脱ぎ、持って中へ

  • サロンのカウンター

  • 四方を建物が囲む中庭

  • とても静かでした

  • 木造の室内は安らぎます

  • この大きなテーブルを独り占め

  • 大きな梁と天井

  • シャンデリア

  • これは?

  • お絞りでした

  • お品書き

  • 最初の冷茶

  • 目の前でゆっくりと

  • 玉露かな?

  • 大きな豆菓子

  • 旨みと甘みとかすかな苦味

  • 器がサプライズでした!!!

  • 濃い上煎茶

  • 2つ目の甘味

  • イチヂクの赤ワイン煮

  • 2杯目・見た目もヒンヤリ

  • ストローで

  • 3杯目・ガラス器が変わります

  • 爽やかにコクもあり

  • ペットボトルとは別の世界でした

2025/08/25 更新

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