Mug & Mugさんが投稿したそば玄(静岡/島田)の口コミ詳細

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Mug & Mug (静岡県) 認証済

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そば玄島田、新金谷/そば

1

  • 昼の点数:4.2

    • ¥1,000~¥1,999 / 1人
      • 料理・味 4.2
      • |サービス 3.9
      • |雰囲気 4.0
      • |CP 4.0
      • |酒・ドリンク -
1回目

2025/11 訪問

  • 昼の点数:4.2

    • [ 料理・味4.2
    • | サービス3.9
    • | 雰囲気4.0
    • | CP4.0
    • | 酒・ドリンク-
    ¥1,000~¥1,999
    / 1人

カエシに「焼き」を入れる?伝統技法の蕎麦つゆ♪

「焼き」を入れる?どゆこと?

カエシとは、醤油に砂糖や味醂を加えて煮詰めて作る、蕎麦つゆの素です。そのカエシを出汁で割ったものが蕎麦つゆになります。

そのカエシの鍋に、真っ赤になるまで火で熱した鉄を直接ジューッと入れ、鉄分を加えるのが「焼き」の手法。古くなった農具のカマやナタをコンロで炙って使うそうです。こうすることにより、カエシにまろやかさが生まれるんだとか。
なんでも江戸時代から続く伝統製法なんですって!


ここ、そば玄は島田市博物館からほど近い、大井川の川越(かわごし)遺跡にあります。

「箱根八里は馬でも越すが、越すに越されぬ大井川」

と詠まれたように、江戸時代、大井川は東海道の難所の一つでした。
橋がなく流れが急な川は、川越人足の肩や連台に乗って渡るしかなく、雨で増水ともなれば川留めになり、最高で28日間川留めが続いた記録が残ります。

当時の様子を今に見ることができるのが、旧東海道沿いの「大井川川越遺跡」です。
旅人が川を渡るための「川札」を買った川会所をはじめ、川越人足が待機していた番宿、川札を換金した札場などの街並みなどが復元されています(国指定史跡)。 (島田市HPより)


Mugは島田市博物館も川越遺跡も大好き♪
博物館分館に展示されている海野光弘さんの版画も大好きで、画集も4冊買いました♪
散歩がてらもう何度も来ています(^^)
江戸時代の島田宿の歴史に思いを馳せながら、風情ある街並みを歩く♪

ってことで平日休みのお昼少し前にやってきました♪
車は博物館前の駐車場に停めても怒られません。

お店は川越遺跡のメインストリート沿い、大きな柳の木が目印です。これまでずっと気になっていたのですが、今回が初訪問!
お店の外観が、ぎゃらりぃだの江戸珈琲だの、なんだか古民家風でありながら雑多な感じなので、変わったお店なのかなーなんて思っていました。

お店の入り口にはたくさんの壺などの陶器がずらりと並べられています。なんだか楽しい♪

暖簾をくぐると店内にも焼きものや古い箪笥などが置かれています。ご主人は骨董好きなのかな?

靴をぬいで上がります。
席は掘り炬燵式のカウンター、それから板の間のテーブル席のほか、奥には個室もあるようです。
カウンターに着席、目の前が厨房なので調理する様子が丸見えの特等席♪

店員は大将と女将さん、とっても感じのいいご夫婦です(^^) なんでも大将は元々は寿司職人、30年ほど前には島田駅前で「長谷川寿司」というお店をやっていたそうです。

飲み仲間のMさん曰く、長谷川大将はお金のない若者に安くたくさん食べさせてくれる、とってもありがたいお店だったよ、とのこと(^^) 逆に気取った金持ち客にはツレなかったんだそう、笑

その後、島田市阿知ケ谷あたりでお好み焼きと寿司を出すお店を開き、さらに20数年前に島田市からの依頼を受けて川越遺跡にこのそば玄を構えたようです。

てことで、「焼き」を入れた蕎麦つゆを楽しめるお蕎麦と、大将の寿司、天ぷらなどの小料理が楽しめる、平日限定のランチセットをオーダーしましたよ♪


◾️そば玄ランチ(¥1,480税込)

大将の調理している様子はいかにも料理人!カッコいい♪ 無駄のない動き、丁寧な仕事ぶり。
サポートする女将さんとの阿吽の呼吸も、見ていて気持ちいい♪( ^ω^ )

そうやって待つこと20分ほどで、まずは蕎麦が到着です♪ どうやら懐石のように順番に料理が出てくるようです(^^)


◇蕎麦

北海道幌加内(ほろかない)産の蕎麦粉を使った二八の手打ち蕎麦は、手揉みのような縮れのある薄い切りべら。ふわっと蕎麦の香りが立ちます♪

「焼き」を入れた蕎麦つゆは、甘さを抑えて鰹がキリッとした好みのタイプ♪ でも正直言って「焼き」の効果はMugの舌ではよくわからなかったです^^;
なーんとなく香ばしくてまろやか、かな?

そしてやっぱりなんといっても蕎麦がうまいです♪
('ロ')/'ロ')/'ロ')/'ロ')/うまーイ!!!

薄い切りべらながらしっかりとしたコシがあり、若干の縮れにつゆが絡んで抜群の食感! 喉越しというよりも舌の上で感じる食感が楽しいです♪

ほかの蕎麦屋ではあまり見ないタイプの個性ある蕎麦ですが、とってもおいしい♡


◇天麩羅

続いてやってきたのは野菜の天ぷら。さつまいも、ピーマン、茄子です。
お皿に盛られてきた塩でいただきます♪

ウンウン、薄い衣が上品でウマい♪( •̀ω• )૭✧ウマイ

芋天って普段あまり食べないんだけど、ホクホクしてうまかったなー♡


◇茄子と玉子焼きの煮浸し

次に出てきたコレに驚いた!
めっちゃウマい! ウ,ウマ━━━Ψ(°д°;!)━━━ス!!!!!

お揚げに包まれた茄子と玉子焼きが、お出汁を吸って、口に含むとこれでもか!って旨みがジュンジュンと広がるの♡

これを食べて大将の料理人としての腕がスゴいってことを確信しましたよ!ᕦ(•̀ω•́ )


◇ふろふき大根

そして、コレにはさらに驚いた!!
めちゃくちゃウマいふろふき大根!!!
………( °ω°; )、、、激ウマ〜!!!

なんて上品なんでしょう♡(*´ω`*)
芯まで透明に柔らかく炊かれた大根は出汁をしっかり吸い、上品な薄味の味噌ダレもたまらない♡

これは割烹料理屋の大根です♪
これまで食べた大根の中でも指折りのおいしさ♡


◇サーモン寿司と玉子焼き

最後に出てきた寿司もうまかった♪
さすがは元々は寿司屋をやっていた大将です(^^)

小ぶりで可愛らしくキュッと握られたサーモン寿司。
上にわさびとガリが乗せられています。面白い♪

ガリに醤油をつけて、見るからに脂の乗ったサーモンに塗り、ひと口でパクッといただきまーす♪

おー!めっちゃおいしい〜♡
ウマ━━━ ♪ヽ(゚∀゚)メ(゚∀゚)メ(゚∀゚)ノ━━━イ♪♪

シャリの米粒もシャキッと立っていながら口に入れるとほろっと崩れる、さすがの職人仕事です♪

固めにキュッと巻かれた玉子焼きも寿司屋クオリティ、つまみになる逸品です♪ 車だから飲めないのが残念!


いやいや、この内容の蕎麦ランチセットが1,480円でいただけるなんて、スゴいです♪・:*+.\(( °ω° ))/.:+


*******

島田の街、恐るべし!!
ここにもホンモノの料理人がいました♪ 蕎麦も寿司も小料理も、どれも抜群にうまかった(*´ω`*)

最後の正直な蕎麦湯も粋でいいですね♪
蕎麦つゆの風味がよくわかります。
昨今ではどろりと濃い蕎麦湯がウケるようですが、野暮ったくてあまり好きではないんです^^;

急須の緑茶も静岡クオリティ。
なにからなにまで気持ちのいいお店でした٩(^‿^)۶

また伺います♪

  • 薄い切りべらながらしっかりとしたコシがあり、若干の縮れにつゆが絡んで抜群の食感! 喉越しというよりも舌の上で感じる食感が楽しいです♪

  • そば玄ランチ(¥1,480税込) 蕎麦に寿司、小料理のついたお得すぎるランチセット♪ 温かいそばに変更可能です(^^)

  • 小ぶりで可愛らしくキュッと握られたサーモン寿司。 上にわさびとガリが乗せられています。さすがの職人仕事です♪

  • ふろふき大根 なんて上品なんでしょう♡(*´ω`*) 芯まで透明に柔らかく炊かれた大根は出汁をしっかり吸い、上品な薄味の味噌ダレもたまらない♡

  • 茄子と玉子焼きの煮浸し お揚げに包まれた茄子と玉子焼きが、お出汁を吸って、口に含むとこれでもか!って旨みがジュンジュンと広がるの♡

  • 野菜の天ぷら。さつまいも、ピーマン、茄子です。 薄い衣が上品でウマい♪( •̀ω• )૭✧ウマイ

  • 固めにキュッと巻かれた玉子焼きも寿司屋クオリティ、つまみになる逸品です♪

  • 北海道幌加内(ほろかない)産の蕎麦粉を使った二八の手打ち蕎麦は、手揉みのような縮れのある薄い切りべら。ふわっと蕎麦の香りが立ちます♪

  • 「焼き」を入れた蕎麦つゆは、甘さを抑えて鰹がキリッとした好みのタイプ♪ でも正直言って「焼き」の効果はMugの舌ではよくわからなかったです^^; なーんとなく香ばしくてまろやか、かな?

  • 正直な蕎麦湯も粋でいいですね♪ 蕎麦つゆの風味がよくわかります(^^)

  • 急須の緑茶も静岡クオリティ。 なにからなにまで気持ちのいいお店でした٩(^‿^)۶

  • ほかの蕎麦屋ではあまり見ないタイプの個性ある蕎麦ですが、とってもおいしい♡

  • 大将の調理している様子はいかにも料理人!カッコいい♪ 無駄のない動き、丁寧な仕事ぶり。

  • ランチやドリンク、テイクアウトメニュー2025.11

  • 蕎麦メニュー2025.11

  • 萩焼かな?立派な花器(^^)

  • 可愛い小物もいろいろ♡

  • 徳利に、右のはなんだろう? 左のシーグラスはカメノテかな?

  • 靴をぬいで上がります。 席は掘り炬燵式のカウンター、それから板の間のテーブル席のほか、奥には個室もあるようです。

  • 暖簾をくぐると店内にも焼きものや古い箪笥などが置かれています。ご主人は骨董好きなのかな?

  • お店の入り口にはたくさんの壺などの陶器がずらりと並べられています。なんだか楽しい♪

  • いろいろと手作り感満載で楽しい♪

  • なんとなく入りにくく感じていましたが、そんなことありませんでした(^^)

  • 大きな柳の木が目印です。

  • ぎゃらりぃだの江戸珈琲だの、なんだか古民家風でありながら雑多な感じなので、変わったお店なのかなーなんて思っていました。

  • 川越(かわごし)遺跡のメインストリートにあります。

  • 旧東海道沿いの「大井川川越遺跡」です。 旅人が川を渡るための「川札」を買った川会所をはじめ、川越人足が待機していた番宿、川札を換金した札場などの街並みなどが復元されています。

  • 札場は大井川を渡るための川札を換金する場所です。

  • くつろぐ川越人足(かわごしにんそく) 15歳以上50歳以下の屈強な男が務めました。

  • 当時の大井川の川越の図。

  • 川越の図その2。

  • 川越の手順。

  • 大井川を渡るには、川越人足の肩車のほか、身分の高い人たちは連台と呼ばれる担ぎ台に乗りました。

  • 上流庶民や大名家臣など、そこそこ偉い人が乗った「半高欄連台(はんこうらんれんだい)」

  • 連台の種類。料金も違います。

  • 将軍や大名が乗った大高欄連台。

  • 博物館前駐車場の連台越しフォトスポット♪ 上に乗って撮影できます(^^)

  • 博物館より少し東に行くと、街道の左右に「せぎ跡」があります。河原の石が積まれ、溝に板を挟んで堤防の役目をしました。(島田市HP)

2025/11/20 更新

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