3回
2025/07 訪問
二度目の訪問が叶いました!
20250729 夜(omakaseキャンセル枠から予約)
たまたまキャンセル枠に恵まれて二度目の訪問が叶いました。
前回同様、今治の藤本さんをはじめ、三浦の長谷川さんや天草の本間さんと各地の名漁師さん達から届けられる素晴らしい食材と大将の飽くなき探究心から織りなされるお鮨の数々は感動の連続でした!
今回印象に残ったのは、生マグロにこだわったマグロの握り各種と神経〆され完璧な血抜きの施された金目鯛の握りは忘れられません
すし良月にはこれからも通える限り通いたいので、コメントはその席で印象に残ったものを書いていきます。
毎度毎度全部書くと大変なので(感動が多くて書くことがいっぱいなんです)
次回は12月に予約をいただきましたが、それまでの間にキャンセル枠に出会えることを願うばかりです。
2025/08/03 更新
2025/04 訪問
至極のお鮨を体験しました✨
2025/4/20 夜(omakaseから予約)
一月ほど前でしょうか、朝起きてふっと見たらすし良月のキャンセル枠を見つけて念願の予約が取れました
色々な諸先輩方から「良月は美味い」と聞いてはいましたが、それを遥かに超えて美味しかったです✨
先ずはおつまみですが相当の日本料理屋さんと変わらずかそれ以上に美味しく、味わいは万事に優しく繊細な味付けでした✨
握りのシャリは基本は赤酢が多いようですが、ネタに合わせて白い米酢のシャリも登場します。
赤も白もどちらも甘すぎず、酸が立ちすぎる事もなくまろやかでただただ美味しいシャリでした。
そしてこの優しくまろやかなシャリは拘りに拘り抜いたネタ達の為にあったのです。
おつまみにしろ、握りのネタにしろ共通してるキーワードは「神経〆」でした。
愛媛の達人藤本さん、神奈川の長谷川さん、天草の本間さんと名だたる漁師さんが至高の技術で神経〆した魚達が空輸を経て、最高の鮮度で登場しました。
大将の話も神経〆に纏わることも多く、今日の真鯛はお店が17:30開始の中、17:10に到着して急ぎ仕込んで提供などなど探究心と努力に感嘆の言葉しか出ませんでした。
今話した真鯛はそれこそもう衝撃でした
真鯛といえばまぁ、淡白で、それゆえに石鯛や黒鯛などが出たりとする中、激うまの真鯛で感動です。
やはり藤本さんの〆方の技術らしく脂と旨みが共存していました。
それゆえにシャリもその美味さを損なわないようにと米酢の白いシャリが合うなど、一品ごとの拘り探究心は恐るべしです。
魚も死ぬまでにエネルギーを使うからどう〆るかはもっとも大事との事。
それをしないと脂は乗ってるが旨味のない、味の薄い真鯛になるんだとか。
3月に愛媛の虹吉にて藤本漁師とのコラボの時は神経〆した真鯛と氷水で冷やした真鯛との食べ比べ体験もあったとか。
いゃぁ、行ってみたかったです(抽選外れたんですが)
兎にも角にも大将の話からもわかる様に、美味しいお鮨を作るための拘りと熱き思いが伝わる時間でした。
また今回は8席あってご一緒になった方々とも和気藹々と語らって食事をするというとても豊かな食体験ができ、大満足でした。
予約はomakaseから
争奪戦争必至ですが頑張る甲斐はあるお店です✨
次回予約は後ほどショートメールで案内されます。
最短でも半年待ちぐらいらしい
本当に大満足で点数は5.0です
ご馳走様でした!
2025/04/21 更新
2025年10月19日訪問
秋の風が心地よい夜に、今年4度目となる「すし良月」さんへ
暖簾をくぐると、木の香りに包まれたカウンターの向こうで、大将の優しい笑顔とお弟子さん達の真剣な表情。
この空気感だけで、もう「帰ってきたなぁ」と思えるんです✨
最初に登場したのは、神奈川の漁師・長谷川さんが手掛けたカミナリイカ(モンゴウイカ)。
その艶やかさたるや、まるで秋の月を透かして見たよう✨
厚みの中にほのかな弾力、包丁目の細やかさが舌に優しくほどけていく。
後々握りで登場するアオリイカ、スミイカと、白のグラデーションが見事で、“秋の静”を感じさせる三連奏
おつまみでは、白子の椀が印象的。
やわらかく舌にとける白子に、柚子の香りがふわりと寄り添い、
「この季節が来たなぁ」としみじみ思いました
出汁の旨みが身体に沁みるようで、まさに秋の夜の一服。
そして、旨みの大河を感じさせたのが蒸し鮑と肝ソース。
口の中で広がる肝のコクとほろ苦さ、そこに「廣戸川」の柔らかな純米が寄り添って
一口で“海と山の会話”を聴いているような幸福感✨
この日の主役は間違いなく、厚岸のマグロ。
赤身は清らかな酸味と香りで、まるで風が通り抜けるよう。
中トロは舌の上でふんわりと脂が溶け、赤酢の香りと一体に。
口の中で温度と香りが重なり、思わず目を閉じてしまうほど美しかったです
そして感動の一幕——
立派な籠に盛られた車海老と赤座海老✨
車海老はぷりっと弾けるような食感と香ばしさ、
赤座海老はねっとりと濃厚で、まるで“甘さが生きている”かのよう。
どちらも海老の持つ生命力と繊細さを伝えてくれる逸品でした
そのあとは、素敵な握りが続々登場と続く流れ
どの一貫も、まるで舞台の一場面のよう。
「食べる」というより、“感じる”時間です✨
カウンター越しに見る大将とお弟子さん達のやり取りがまた良くて、
静かな緊張の中に笑顔が交わる瞬間が、なんともあたたかい。
ああ、この店の温度は“人の温度”なんだなぁと改めて思いました☺️
終盤にはふっくらと焼かれた穴子が登場。
香ばしい香りとともに口の中でとろけ、山椒がふんわりと香る。
そこへ続くトロたく巻きの完成度の高さたるや!
海苔の香り、沢庵の歯ざわり、トロのまろやかさが渾然一体✨
そして、最後を飾ったのは手渡しでいただく干瓢の手巻き。
「熱いうちにどうぞ」と大将が微笑む。
口に運ぶと、干瓢の甘みと赤酢のシャリがふんわりと溶け合い、心の中まで温かくなるようでした
食後のお椀は淡く白濁した出汁で、まるで夜霧のような静けさ。
その一口が、この夜の余韻をゆるやかに締めくくってくれました
何度訪れても、新しい発見とぬくもりがある。
「良月」さんは、鮨を食べる場所ではなく、人と季節の物語を味わう場所なんだと思います。
この夜もまた、心の奥まで満たされた素晴らしい時間でした✨
ご馳走様でした