ndrtakaさんが投稿したルポンドシエル(大阪/淀屋橋)の口コミ詳細

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美味しいお店の備忘録✨

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ルポンドシエル淀屋橋、大江橋、なにわ橋/フレンチ、洋食、創作料理

1

  • 昼の点数:4.5

    • ¥20,000~¥29,999 / 1人
      • 料理・味 4.5
      • |サービス 5.0
      • |雰囲気 4.5
      • |CP 4.0
      • |酒・ドリンク 4.0
1回目

2025/03 訪問

  • 昼の点数:4.5

    • [ 料理・味4.5
    • | サービス5.0
    • | 雰囲気4.5
    • | CP4.0
    • | 酒・ドリンク4.0
    ¥20,000~¥29,999
    / 1人

アート作品と味わう至高のフレンチ

ルポンドシエルは、大手ゼネコン大林組の子会社が経営するレストランで、1973年大阪大林ビル(現・北浜NEXU BUILD)の最上階にオープンした老舗です。
店名のLe Pont de Cielはフランス語で天架ける橋を意味し、西日本初の超高層ビル最上階で眺望や食事を楽しんで欲しい、お客様との架け橋になりたい、という思いが込められているそうです。2007年大林組本店ビル(現・ルポンドシエルビル)に、2022年日本生命淀屋橋ビルに移転し、現在に至ります。
ミシュラン一つ星です。

総料理長は小楠修シェフ。1994年ルポンドシエルに入店し、ピエール・オルシ、ギィ・マルタン、ギィ・ラソゼなど歴代フランス人シェフに師事し、2020年総料理長に就任されています。


今回は1人でランチに伺いました。
INSPIRATION アンスピラシオンのコースを選択。
ワインのペアリング(シャンパーニュ+4 glasses)を付けました。

まずはシャンパーニュ

◎ Grande Réserve Brut NV Gosset
林檎や蜂蜜、白桃のような香りで、エレガントな酸を感じます。シャルドネ(45%)、ピノ・ノワール(45%)、ピノ・ムニエ(10%)。
ゴッセは1584年に設立されたシャンパーニュで最古の老舗メゾンです。
美味しい。

前菜
目にも美しく、春を感じる一皿。
◎エルダーフラワーのジュース
ゼリーに閉じ込められており、噛むとブシャーっとジュースが弾けます。

○アメリカの何とか芋
里芋のよう。

◎スティックセニョールと白いケール
茎ブロッコリーはグリルしてあり、スモーキーで美味。

◎いちごとスナップエンドウ
スナップエンドウがシャキシャキです。

◎パンの耳で作った薄いビスケットサンド
中にベーコンのペースト?が入っており、めちゃうま。

◎蕗のとう、アプリコット
蕗のとうの苦味がワインと合います。

○魚のフリット

白ワイン
○Thibault Liger Belair Bourgogne Chardonnay Les Charmes
グレープフルーツなど柑橘系の香りで、ミネラルを感じます。シャルドネ100%。

○ヨコワ(クロマグロの幼魚)、玉ねぎ
野菜の苦味が美味しい。
シャルドネと良く合う。

◎20種類以上の野菜やフルーツを使ったサラダ
白い泡とオレンジの飴状の板は木苺。
緑のソースはロメインレタス。
黄色は卵黄。
中にカリカリしたパンが入っており、クルトンのように食べる。
ドラゴンフルーツ、キウイ、グレープフルーツ、マスカット、リンゴ、ブルーベリー、オレンジ、食用花も数種類入っており、見た目も非常に美しい一皿です。

○2022 Chateau Suduiraut Lions de Suduiraut Blanc Sec
グレープフルーツなどの柑橘系やパッションフルーツの香り。最後にやや苦味がある印象。
セミヨン54%、ソーヴィニヨン・ブラン46%。
シャトー・ディケムに隣接し、ソーテルヌ最高峰として知られているシャトー・スデュイローの手掛ける白ワインです。

◎ 帆立貝のスナッケと野菜、フレッシュトマトのソース
北海道のホタテ。
真っ赤なフレッシュトマトのソースと黄色い人参、マイクロトマト、カブなど美しい彩り。

◎パン
塩 イギリス産
バター フランス産
オリーブオイル チリ産

◎2020 Hubert de Boüard Sauvignon Blanc
トロピカルフルーツや桃、グレープフルーツのような香りで上品な酸。
ソーヴィニヨン・ブラン100%。
シャトー・アンジェリュスの当主ユベール・ド・ブアールが手掛ける白ワイン。

○鰆のポワレ、サフラン香るカリフラワー、柑橘のソース
鰆はさっぱり淡白で、こってりしたカリフラワームースと程良く調和。
エシャロット。サフランで色付けしたカリフラワー。下には柑橘系ソース。
白ワインと良く合う。

◎お口直し
スペインのシェリーをつかったシャーベット。
サッパリしているが、アルコールはしっかりある。

○2020 Bourgogne Passetoutgrain l'Exception Domaine Michel Lafarge
ストロベリーやチェリーの香り。酸は強めであり、典型的なパストゥグラン。
ピノ・ノワール50%、ガメイ50%。

◎大和肉鶏のロースト、ちりめんキャベツを添えて
胸肉は濃厚なクリームのソースでいただきます。
弾力のあるマッチョな胸肉です。
編笠茸(モリーユ茸)の中には鶏のムースが入っており、非常に凝った作りです。
ちりめんキャベツの中にも野菜。
もも肉はトリュフとバターのソースによく合います。

○庭園野菜のグラッセ
美しい色彩の季節の野菜が艶を纏って登場です。

お腹に余裕があれば、ということで次の一品をいただきました。

○ハム、バターとオニオンのピラフ
先程出てきた北海道産ホタテの出汁スープをかけていただきます。
ミルクの泡はベーコンで味付けしてあり、ハムを含むピラフと良くマッチします。

デセール
3人のパティシエが目の前で速やかに作製。
料理の鉄人を観ているようである。

◎リンゴをカシスでコンポートにし、カップにしている。中にはババロア状のヨーグルト。
上にはカシス、青リンゴのシャーベット。
仕上げにヨーグルトソースがかかる。
それぞれ個別に食べても一緒に食べても非常に美味しい。

◎苺のタルタルとムースとマスカルポーネ
ミルクのアイスクリームをアーモンドのキャラメリゼにのせて
もはや美しいの一言。
大きな苺に見立てた可愛らしい盛り付け。
味も上品な甘さで美味しかったです。

◎ハーブティー10種のブレンド
カモミール、フェンネル、コリアンダー、ミントなど入っており、落ち着く好みの香り。

○茶菓子
バナナのタルト
ゆず味のマドレーヌ
バニラ味のマカロン

メニューはごく一部の表記にとどまり、沢山の料理が提供されるので、最後は満腹になりました。
支払いも25000円程度と、コスパもまずまずと思います。

料理もさることながら、特筆すべきはおもてなしです。
サービス部の高橋氏には非常に良くしていただき、カウンターでの食事の後、個室の様子やワインセラー、美術品のコレクションなどご案内いただきました。
最後は総料理長の小楠修氏が店の外までご挨拶及びお見送りに来てくださり、とても感動しました。

大阪に来たら必ず再訪したいお店です。
ご馳走様でした。

2025/03/16 更新

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