1回
2024/05 訪問
わたしの表現力ではうまく伝えきることが難しく、ただただ美味しいとしか言えないので実際に食べて欲しい。
2025/02/18 更新
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食べログのピザ部門で全国ランキング１位、「ミシュランガイド京都・大阪＋岡山2021」でビブグルマンの評価を得ている、岡山に本店を構えるピザ専門店が東京の神楽坂の地に、2024年3月に新店舗をオープンしました。
お店は飯田橋駅や牛込神楽坂駅から徒歩10分程度の、神楽坂から少し離れた飲食店と住宅が混在する静かな場所にお店はありました。
開店当初は長蛇の列ができていて、とてもじゃないが参戦はできないと断念していたのですが、予約制になったとことを知り参戦してみました。
TableCheckで2日前から予約が取れる仕組みなのです。
70分制で時間帯ごとに区切られているのですが、席数は多くなくこの人気です。
ちょっと躊躇しているうちにあっという間に満席になってしまいます。
まさに、秒です（笑）
5回目の挑戦でようやく予約を勝ち取れたので、休日の17:00に訪れることができました。
注意事項としては、1人につき1ピザ＋1ドリンクのオーダーがマストとなることぐらいです。
半地下になっている広々とした店内は、コンクリート打ちっぱなしの壁面、オープンキッチンを囲むカウンター席。
席間隔も広くゆったりと食事が取れる居心地の良い空間となっています。
ドリンクをオーダーした後、『サルシッチャ（いのしし）』『ポパイ』『FNT』を頼みました。
ゆったりと食事を楽しんでいると、このオーダーでちょうど70分くらいになりました。
『サルシッチャ（いのしし）』
ラタトゥーユが添えられた岡山県北部のいのししを使用した腸詰です。
ナイフを入れても肉汁が溢れることはなかったですが、野生の力強さが伝わる肉々しさを感じる一品。
しっかりとした味なので付け合わせのラタトゥーユの野菜の甘味と相性がいい。
また、臭みはほとんど感じさせないのでジビエが苦手な人でも食べられるかもしれません。
見た目以上にボリュームがあるので、ピザに集中したいなら２人で1本で十分かも。
『ポパイ』
具材は、ほうれん草とリコッタチーズのペースト、ピカンテサラミ、モッツァレラ。
リコッタが持つ酸味や乳製品の香りと、ほうれん草の香りが心地よいピザ。
ベルトコンベア式のガス焼いてるのとは思えない軽くてもちもちの生地で、程よい塩味と生地自体の美味さがずば抜けてて他のどの店のものとも違う感じがしました。
『FNT』
ミシュランでも紹介されたスペシャリテのピザ。
ブルーチーズとマスカルポーネが溢れるほどトッピングされ、その上から「有機アカシアハチミツ」をたっぷりかけて食べます。
とろとろに溶けたチーズは、スプーンですくいあげて食べないと生地からこぼれ落ちる、まさに飲めるピザ状態です。
ブルーチーズの独特な強い香りや塩味とハチミツの甘さが絡み合い、頭の中が混乱するくらい美味しかったです。
どちらのピザもそれぞれ美味しかったのですが、わたしはリコッタとほうれん草の香りが絡み合い、生地の程よい塩味の組み合わせがいい『ポパイ』が好みでした。
6月いっぱいまでは岡山の本店を休業して店主が東京で頑張るそうです。
さすがに少し疲れているようで、時々イライラされていたので心配です。
オーナーが岡山に帰っても、この焼き方だとクオリティーは保たれるので安心ですが、やはりオーナー自身が薪鎌で焼くピザを本店で食べてみたい！！との気持ちはより強くなってしまいました（笑）